
タイトルのように、食わず嫌いも意外と食べてみたら美味しかった。
逆に、見た目素敵な店なのに、入って食べてみたら・・・・・?
↑そんな残念な気持ちになるとこが、年間数回はあります・・・(@_@;)
なんだか話が変な方向に逝ってしましましたが、ちゃんと車の話ですよ(^^ゞ
今回は『日産LEAF』の話です。
リーフに興味のある方に参考になれば良いかな・・・と。
ガソリンに代わる次世代自動車として、
EVや
PHEVが登場して、
今月にはFCVが登場して選択肢も増えてきていますが、それぞれのジャンルについては過去ブログにも書いていますので、ソチラを参考にして頂いて・・・
↓過去ブログ↓
アウトランダーPHEVというクルマ
FCV(燃料電池自動車)は本当に次世代を担えるのか?
EV・PHEVは普及していくのか?
今回の『日産LEAF』は数あるEVの選択肢の中で、価格と航続可能距離などを考えると・・・
ちょうど真ん中辺りのポジションなのではと思っています。
一番、お手頃な価格には
三菱『i-MiEV』は、航続可能距離的に、
ご近所での使用がメインの方や、官公庁や企業が営業所(支店)間での使用がメインになるのかな・・・?と。(ヒートポンプ式になったり、バッテリー容量などが変わってからのモデルは乗った事がないので、以前のイメージが強いのかも知れませんが)
一番高級な
Tesla Motorsは、アメリカ生まれと云うだけあって、航続可能距離が500kmを越えますがお値段も高級(^_^;)
そういった意味で、丁度バランスよく?真ん中辺りにいるモデルなのかなと。
とはいっても、補助金を考慮しても200万~300万はしますけど・・・(~_~;)
では、早速カタログ値で航続距離228km(JC08モード)の実力を試した結果を(笑)
CUBEの整備に預けた時などにも、何度か借りた事はありますが、今回は2週間の長期モニター期間でも借りれたので、LEAFでの走行距離は2000km以上は乗ったので色々と新しい発見もありました。
バッテリー容量 24kw/h
モーター出力 80kw トルク254N’m
実際の走行可能距離 140km前後
加速感はミッションがCVTというのもありますが、モーター特有のリニアな加速特性です。
最高速度は日産HPにも記載されていますが、140km/h以上
(実際には155kmだとか!?(笑))
個人的な普段使いの中でECOモードでの走行では、高速道路を30kmを含む往復80~90kmの走行で、エアコン&シートヒーターを常にONの状態でも問題ない感じです。
気になる電費ですが、高速や地形的に登っている道を走行する場合は、思っている以上に航続可能距離が短くなっていくのが初めの印象です(^_^;)
とはいえ、そこは表示されている電費とほぼ同じ感じの走行距離ですけどね(^^ゞ
おそらく普段ガソリン車に乗っている感覚で満タンで400~500kmは走る(中にはもっと走るクルマもあるでしょう)のに慣れてしまっていると、満充電から数十kmを走っただけで電費計の目盛がドンドンと減る感覚で、遠出できない車といった印象が勝るのかな?と思います。
それを実際に感じるのは、普段使いでの使用で、いつもの同じ道を往復する分には移動距離と残りの航続可能距離を見て、安心して乗れましたから。
ただ、普段とは違う場所に寄り道したり、遠出をする時はまた違った工夫というか、慣れが必要なのもたしかです。
今回の長期モニターでは、その辺りもガンガン試していこうと思ってEVには比較的厳しい山間部や街乗りよりも平均速度の速い環境で試してみました。
主な徘徊エリアは岐阜県でしたが、高山方面に出掛ける往路と復路でかなりの燃費の違いが(^^ゞ
これは、同じワインディングを走っていても、往路が名古屋エリアから標高を登っているというのが原因なのかなと思います。
この辺りは、同じ道を走っているのに、充電するタイミングが違ってくるので実感も出来ます。
また、遠出をしたらどんな感じなのかな?と思って、モニター後半に約600km弱の長距離ドライブにも出掛けてみました。
LEAFでのラストラン 前編
LEAFでのラストラン 後篇
結局、2週間のモニター期間に走行距離は2000kmを越え、色々な事が分かった気がします。
プラスポイント
多くは金銭面でのメリットになるのかなと思います。
税制優遇されていて、新車購入後5年は税金面で得
Dで上手く充電する事で、実質の燃料費はかなり抑えることができる
モーターでの加速感は、、大排気量車の様な余裕があり、軽やコンパクトカーで定員が多い場合などに感じる加速感への不満は感じない。
バッテリー搭載位置の低重心化により、思った以上にコーナーなどでも爽快に走る事が出来る
マイナスポイント
往復120~140km程度の距離ならば一回の充電で行動できると思うが、山間部や高速での使用が多くなるともう少し航続可能距離が短くなる
個人的に、フラッと200kmくらいは走る事があるので、そういった行動派にはLEAF1台での生活はツライ
ナビがとにかくおバカさん(-_-;) DVDの再生もできないし、ミュージックサーバーなどの機能もない。(どうやら、充電スポットや走行情報などを飛ばしている機能に能力を使い過ぎているらしいです)
総合評価
モニター申込み時には、レギュラーガソリンが160円台だったので、毎月の燃料代に対してのランニングコストにメリットを感じていたが、12月末現在では、レギュラーガソリンが130円台になっているので、モニターをする時期としてはメーカ側に分が悪かったと言える(^^ゞ
そして、モニターを開始した時期に、日産から数年以内に航続可能距離400kmのEVを登場させるといったニュースが発表されたのも、タイミングとしては最悪だったのかもしれない。
とはいえ、毎日の通勤距離が80kmを超える状況で、燃料代が月に数千円程度(オイルなどの油脂代0円)というのは魅力的ですし、運転していて航続可能距離以外に不満を感じる場面は無かった。(ただし、最近の様な雪が降りそうな程の冷え込みの中での電費に関しては、検証してみたい部分がある)
補助金を使って、約250~300万円と言うと、それなりに高価であるし、使用用途にもよるが航続可能距離の制約という面で、どれだけライフスタイルを含め受け入れることができるかで、満足度はかなり変わってくるのではないかと思う。
先程も書いたように、モニター期間に色々な情報やガソリン代の変化があったので、それも踏まえると、現状の価格程度で400kmの航続可能距離を実現したモデルが登場すれば、かなり欲しい1台になると思う。(ただし、エコカー減税の見直しが議論されている今、その時に今と同じ補助金か?、ガソリン代はいくらか?と不確定要素が多いのもまた事実)
最後に、充電設備の普及面からEVを買うならLEAFする。
その理由は、日本全国に展開している日産Dでの充電が一律料金ででき、その充電スポットの数が、他のメーカーと比べても断トツで多いから。(ただし、金銭面に余裕があるなら、航続可能距離が最長のTesla Motorsが、質感を含めての満足度が高いし、今月発表された、これまでの充電という概念から、バッテリー交換によって数分でチャージができるというコンセプトに最も魅力を感じてしまいます)