晴れた週末に

晴れた週末のカフェで愛車を眺めながらコーヒーを飲むようなシチュエーションはなかなか実現しない。今日は珍しく店舗に面したスペースに駐車して外が見える席に座れた。
店内から自分の車と通りすがりの人達を眺めていると、カウンタックをしげしげと見ていく人とチラッとも視線を当てない人の両極に分かれることがわかる。比率は半々というところだ。車に乗り込むところで、若いお父さんから子供と車を一緒に写真撮りたい言われる。写真を撮った後で男の子がありがとうございましたとお礼を言ってくれる。嬉しいものである。もっとも、お父さんに言わされてる感がいっぱいだったが。
カウンタックに乗っていると、最低でも1日１回は知らない人から話しかけられる。モーガンに乗っていた時もよく声をかけられたが、みんなおじさんばかりだった。子供を車の前に立たせて写真を撮りたいというのはカウンタックならではである。
ちなみに、フェラーリ、ポルシェ、ロータスの時は、滅多に話しかけられない。
モーガンやカウンタックを見て話しかけてくる人は、例外なく好意的である。これに対して、フェラーリに乗っていると羨望と嫉妬と軽蔑が入り混じったようななんとも言えない視線を受けることがある。好意的な目で見られることはない。しかし、車に乗っていなければ人から見られることも皆無なのだから、悪意のこもった目で見られるのもひとつの経験である。