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イイね!
2016年10月02日

スピーカーが先か、アンプが先か。

スピーカーが先か、アンプが先か。 今年の夏もまとまった休みがなく、ほとんど都内でダラダラと過ごしていました。久しぶりに天気が良くなった先週の日曜日、少しだけお出かけをしてきました。
訪れたのは宇都宮美術館です。スターウォーズ世代ではないので、それが目的だったわけはありませんが、こちらは自然に囲まれたとても気持ちのいい美術館でランチやカフェも良く、たまに足を運びます。といってもPaul Klee展以来なのでもう1年以上たっていますが。







当日は栃木県立美術館もハシゴするつもりでいましたが、最近私のD5にはある警告が頻繁に点き、青山に持ち込むことになっていたため、また次回となりました。
この日のクルマのことを記しておきますと、走行距離300㎞、燃費16㎞/L(高速道路7割、COMFORTモード、エコランまったく心がけず)でした。


さて本題ですが、以前はコントローラー(DRC)の取り付けについてのみでaudison Prima 8.9bit本体のことは何も触れていませんでした。
このプロセッサアンプを導入した経緯や導入後に思ったことなどを書きますが、元から専門的な知識がない上に、個人的な好みが強い内容ですので、ほとんど参考にならないと思います。適当に読み流していただけたら幸いです。

私のALPINA D5はオーディオに関してはまったくの素の状態で日本にやってきました。ツイーターもなければセンタースピーカーもなく。
初めからカーオーディオにそれほどお金をかけるつもりはなかったのですが、BMW(特に構造的にF10)はそのままだと我慢ならないレベルだと想像できたので、納車前にNicoleさんを通じてa/tackのprofoundスピーカーへ交換(ツイーターの追加とフロントスピーカーの交換)を依頼しました。








*こちらは純正スピーカーです(大陸製)。 なんと言ったらいいのか・・・。


カーオーディオはそもそも2本のスピーカーで聴く自宅のオーディオとは同じにはなりません。自分の位置とスピーカーの位置がバラバラでそのままでは定位を求めることが難しいからです。
そのため、どうしても車内全体で音が鳴るセッティングになりがちだと思います。
ただ私は昔からサラウンド的なものはあまり好まず、映像より音重視で自宅のAV機器を組み(たいした機器ではありません)、できるだけしっかりした定位感とバランスの取れた音を志向してきました。それが冒頭のカーオーディオにあまり手をかけるつもりがなかった一番の理由です。

そう思いながらも…。スピーカー交換によって純正に比べればだいぶ良くなったはずですが、依然として輪郭がはっきりせず、ぼんやりとした音が車内に漂っていました。
そのため、やっぱりもう少しなんとかならないものかとなってしまいました。オプションにもあるh/kシステムやその他BMW車用の各オーディオメーカーの製品も検討しましたが、それぞれのメーカーならではの特徴の強い音色だったら後悔するかもとかグダグダ考えながら、何をどうするか決めきれずにいました。

そこで出会ったのがaudison Prima 8.9bitです。やはりa/tackさんから提案を受け、最終的に決め手となったのは、プロセッサ機能(DSP)が備わり、純正ユニットをそのままにアンプの充実が図れ(純正ヘッドユニットと既設のスピーカーの間に割り込ませて接続するため)、今のスピーカーの性能を本来あるべき姿で発揮させられることが期待できたからです。考えてみたら自宅のオーディオのプリメインアンプも古くて特別なものではないですが、一応質量があり電源部がそれなりに強化されています。これでなければ、今では絶滅寸前となってしまった大型ブックシェルフ型3WAYをしっかり駆動されられないと改めて気づいたことが、アンプ導入に踏み切ったきっかけでもあります。

   ※トランク脇に設置され姿は見えません


プロセッサ機能に関しては、一般的に「音を不自然にいじる」と捉えられがちですが、前に触れたとおり、そもそも両脇のスピーカーと等距離に自らの身を置けない以上、定位感を求めようとすれば左右そして車内に点在する各スピーカーの距離と時間差を意図的に補正する必要があります。その意味では、タイムアライメント機能を備えたDSPが自分が目指すセッティングには必須だったわけです。
このDSPを備えたアンプと合わせセンタースピーカーを追加した結果、音像定位が飛躍的に向上するとともに、十分な電流が各スピーカーに適正に送り込まれ(DSPにクロスオーバー調整機能あり)、今まで完全に不足していた中低音の厚みと高音の明瞭さが大幅に増しました。*もう少し伸びやかでクリアな高音だとなおいいのですが。

また、当初このアンプを視聴した際に、「いかにも的なインパクトのある音」ではないことに最も好感し、その印象は今もまったく変わることはありません。とりわけ、私がよく聴くJAZZ(系)と相性が良いようです。
このデジタルくささやクセがなく柔らかで耳当たりのよい音は、自宅で慣れ親しんだオーディオのそれに近く、ALPINA D5の持つ雰囲気にふさわしい車内空間をもたらしてくれました。これからも長く付き合っていける音色と感じています。

<一つだけ気づいたことを付け加えますと、自分一人で聴いている時と同乗者がいるときでは印象が変わり定位感も変化します。恐らく同乗者の髪や衣服に音が吸収されてしまうからでしょう。こういった現象をどう評価するかだと思いますが、この点は音量を上げることである程度は解決できると思います。普段からあまり音量を上げないことがそもそもの原因なのかもしれません(笑)>

その他の利点としては、最近はマツコネのように国産車でも純正ユニット以外に交換できない車種があり、このアンプであればクルマを換える際にも次のクルマに載せ替えることができますし、付属の専用ソフトで好みに合わせて細かな設定が可能なイコライザー機能も備えています。これは自分でやってみるとけっこう難しく、なかなか納得のいくものが完成しません(笑)。みん友さんには音について一家言お持ちの方が多いと思いますので、音作りを通じて新たな交流が生まれたら幸いです。




※うまく決まりません。音の世界はやはり奥が深いです(笑) 



※トランク脇に設置されたアンプ本体からPCにつなぐUSBコネクタは、リアシートのこんなところから顔を出しています


そして最後に表題の件です。
この一連のインストールを通じて感じたのは、まず最初にスピーカーを交換しても期待したほどの成果は得られず、アンプによって大幅なレベルアップがもたらされたことから、純正ユニットに根本的な不満がある場合は、まずは良質のアンプを導入し、その効果を見極めてからスピーカー交換を検討する方が、グレードアップの近道ではないかということです。
確かにアンプ単体で音が鳴るわけではないので判断が難しく、費用対効果の面で不安はあります。ただしオーディオ自体が電気信号で成り立つ以上、送り手側にできるだけクリーンで大きな電流を供給する能力がなければ、いいスピーカーも宝の持ち腐れになってしまいます。もちろん、既設ユニットの性能・性質や予算の関係で答えは変わると思いますが、今回の経験だけを踏まえれば、スピーカーとアンプどちらが先?と問われれば、「まずはアンプから」が私の結論となりました。

ちなみに、今回施工前に見積書をちゃんとチェックしておけば…と後悔したことがひとつありました。アンプ本体には直接関係のないことで、多くの方にとっては「それほどのことではないでしょう」の内容かもしれませんが、それはまた今度触れたいと思います。



美術館の周りにはたくさんの赤トンボが飛んでいました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/10/02 09:25:52

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この記事へのコメント

2016年10月2日 21:38
久しぶりのブログアップですね(^ー^)

お気に入りのオーディオで何よりです。
もっとたくさん乗ってあげて下さいね😁

コメントへの返答
2016年10月2日 22:00
自宅のオーディオまで気になり始めてしまいました。危ない誘惑です(^_^*)
でも今はクルマの中くらいしか時間がないので、音楽聴くためにはもっと乗らないといけませんね😃

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