伯母谷を覗いてきました

先週末になりますが
ずっと行ってみたかった伯母谷覗へ行ってきました。
 フォトギャラ
その１
その２
その３
その４
その５
その６
その７
その８
 

ここは伯母谷を切り立った断崖絶壁から覗くことができる場所です。
山上が岳（大峰山）へ登る柏木道の途中にあります。
この柏木道は昔は賑わったそうですが、今では通る人も希な道になっています。
この日もだれ一人出会いませんでした。
柏木の集落は国道169沿いにあり、いつも通り抜けますが、この辺の集落では比較的大きいので、その昔は賑わっていた面影のある町並みです。宿もたくさんあったようです。
ここから大峰山まで10km弱の道のりです。

この日はピストンで戻らなくてはいけないので、すこしショートカットしました。
柏木より山奥の上谷（こうだに）という集落から尾根へ直登し、柏木道へ合流するコースです。

この上谷という集落は、まあ山奥で、よくもこんなところへ住んだものだと思われるようなところでしたが
やはり、南朝の末裔が住み着いたところのようです。今でも、京の様式に則って、祭礼も行われているらしく、500年以上の歴史があるということです。吉野の山奥は南朝の末裔が落ち延びている集落が多く、まあよくもここまでと言うような山奥にいろんな伝説や墓が残っています。

 
さて、伯母谷覗までは、この上谷から、3時間近く山道を登りますが、普段通っている国道169の柏木から栗の木トンネル、大獄トンネルなど大台ヶ原へ登る前の長いループトンネル橋と平行して尾根沿いに歩く道です。クルマだとあっという間ですが、歩くとけっこう長いです。途中あのループ橋が遙か下にちらっと見えました。

 
伯母谷の覗自体は切り立った垂直の絶壁の連続なんですが、その上はなんとも穏やかなユートピアのような森です。あたかもテーブルマウンテンにのっている感覚でした。

伯母谷覗からの眺めはそれは圧巻で圧倒されました。

大台の大蛇グラより手すりがないのと、垂直降下な分怖いです。
 
雄大な台高や大峯の山脈も視界180度にパノラミックに広がってました。