こんにちは、元お水関係に勤務してたことを少しでも生かして、水回りのあんなことやこんなことをネタにしてこうというコーナーです。
今日はちょっと技術的なことから離れて、何をしたら詰まるか、詰まらないかをお話してこうと思います。
まず、トイレ。
トイレの構造は洋便器、和便器共、臭気防止などのためにサイフォン方式を用いられています。
なので、便器の穴の中に物体Xは消えていったとしても、実際は奥で詰まることも多々あります。
そこで、水に良く溶けて流れやすいティッシュを使うことが一番です。
ちり紙や鼻紙なんかは確実に詰まり易いので、トイレ用のトイレットペーパーを使って下さい。
ダブルよりシングルが詰まりにくいです。
固いトイレットペーパーより柔らかいトイレットペーパーがいいです。
けど、ウェットなティッシュは詰まり易いので、ウェットなものが使いたい人は、ウェットなトイレットペーパーを使ってください。<ちぃと割高ですが。
でもあのウェットなティッシュは気持ちイイよね~w
うっかり便器の中に物を落っことしたときには、流さずにすぐさま取り除きましょう。
まーいっか、なんて流すと詰まってめんどくさいことになりますよ?
とある学校でこんな件がありました。
女子トイレの水が流れないとのことだったので、行ってみると、タンクに水は溜まっているのだけど、水が便器に流れてこないのでした。
そんなわけでタンクの蓋をはぐって見ると、そこには煙草の吸殻が…。
トイレの個室で煙草を吸って、火を消すにしてもそのまま便器に流したんじゃ、クルクル回って流れない、そこでタンクに入れれば火も消えて証拠隠滅にもなると、考えたんでしょう。
それは
大きな間違いです。
タンクの中に煙草の吸殻でもティッシュの切れ端でも、とにかく大きさが5mm以上のものは確実に便器の水が流れてくる穴が詰まります。
煙草は水に溶けてバラバラになりますが、フィルターやら巻紙やらは水だけでは分解されません。
何度も何度も流すうちに流れる穴に煙草のカスが詰まって行った結果といえるでしょう。
なので、中・高生のみなさん、トイレで煙草を吸ったなら、煙草の火を消して、ティッシュでくるんでトイレに流しましょう。
それか、携帯灰皿持ってね。<マナーらしいです。
結局、そのときは手持ちの番線やら針金で、便器の穴をほじくって水が流れるようにしました。
すげー孤独な作業でした。
つーかね、事務の先生に「タンクの中に煙草を入れてたみたいで…」って説明するときが一番ドキドキした。
言っていいのかな…とか、余計な気を回したりしてたんですよ。
で、次に台所。
シンクの排水口には神秘が隠されています。
詰まらないようにいろんな工夫がなされてるのです。
排水口の中に細長いザルみたいな残飯をキャッチするカゴがありますよね?<まー最新のシンクにはついてないかもですが。
あのカゴの上にも下にもなにやら色々ついてますよね。
それぞれにちゃんと役目と意味があるのです。
そしてその下を辿ってゆくと、排水管にもトラップ(Uの字に曲がってる箇所)がついてます。
これも臭気が上がってこないための工夫です。
シンク周りのお手入れ方法については此処を参考にしてください。→TOTO:
シンク回りのお手入れ
そういうことでシンクの排水口はこまめに手入れするようにしてください。
最後に浴室。
昔の浴室には洗い場の真ん中に小さい排水口があって、小さい頃はその穴から何か出てきそうで怖かったものです。
そこにはよく物が詰まります。
うんこだったり、シャンプー・リンスの蓋だったり、石鹸だったり…。
今ではユニットバスになってきて、そういう排水口のお宅は昔ながらの住居でしか見られなくなってきましたが、ユニットバスの排水口も良し悪しです。
ユニットバスは一体式なので、色々するのもめんどくさいのですよね。
まー詰まらないように工夫されてますが、詰まる可能性があるものはいつか詰まるもので…。
なので髪の毛やらこまめに掃除しておくのがいいです。
そんなわけで、詰まらないためには常日頃から気をつけて、お手入れをこまめにするってことですね。
Posted at 2007/04/26 09:27:03 |
水まわりメモ | 暮らし/家族