今回はまたまたセクターギアのお話´ω`)ノ
その③でご紹介したセクターギアの加工ですが、
もうひとつ追加工が必要です。
それがコレ
セクターディレイヤー
別名セクターチップ
こっちの名前の方が一般的だと思います。(*'ω')
材質もアルミ・樹脂と様々売られているのですが、
ギアと違って、このパーツは材質にこだわらなくても
しっかり仕事をしてくれます。
(粗悪品でさえなければ・・・・)
今回は安かったので真鍮製をチョイス
これを方向性に注意しながら、セクターギアのピンに固定します
※今回はゆるゆるだったので、瞬間接着剤にて固定
キツイ場合は削り等が必要です。
取付けは簡単です(*・ω・*)b
それでは、このパーツがどんな働きをしてくれるのかご説明します。
電動ガンには、タペットプレートと呼ばれるパーツと
タペットプレートにセットされたエアシールノズルというパーツがあります。
これらはBB弾の供給と気密取りを担う重要なパーツで、
その制御をセクターギアが行っています。
タペットプレートの動作ですが、
タペットプレートは①バネにより、常に前方にテンションが掛けられています。
セクターギアが回る事で、②セクターギアのピンが
タペットプレートを後退させます。
このとき③BB弾が上に押し上げられ、その後戻ってきたエアシールノズルにより
チャンバー(弾の発射前待機室)に押し込まれます。
同時にノズルによってチャンバーが塞がれ、空気の逃げ道を無くします。
その後ピストンによって圧縮された空気がBB弾を押し、
弾が発射されます。
この動作をモーターが動いている間、④繰り返し行います。
セクターギアのピンが重要なワケですが、これがハイサイクルになると
ギアの回転に合わせてタペットプレートの後退時間が短くなり、
BB弾がうまく供給されなくなってしまいます。(いわゆる給弾不良)
そこでこのセクターディレイヤーを装着する事で
ピンの径を太くし、タペットプレートの後退量と後退時間を延長、
→給弾不良が改善するというわけです。
ちっちゃいパーツですが、とても重要な縁の下の力持ちなんですね(*´∀`).。o○
※ちなみにセクターギアの歯を削る位置やディレイヤーの
セット方向を間違えた場合、BB弾の給弾→気密→発射のタイミングが狂います。
タイミングが狂うと気密が取れなくなり、空気量が不安定になってしまう為
現物を見ながら各パーツの動作タイミング確認して調整する必要があります。
その⑥へつづく
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エアガン | 日記
Posted at
2016/02/19 10:05:56