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BLAZE WD Gen-2のブログ一覧

2016年03月02日 イイね!

P90ハイサイクル化 その⑫ 最終回

いよいよ最終回です(`・∀・´)

まずはじめに、今回私のP90はトリガーを移設しているので、
通常の部品配置とはちょっと異なります。
外観を崩さず使用する場合のFET収納場所や
純正トリガーへの配線方法はご説明出来ませんので、
ご了承ください。(m´・ω・`)m

それと、動画は今しばらくお待ち下さい('A`)
夜に動かすには音が大きすぎるので・・・


それではFETの紹介から

FETとは、Field effect transistor
トランジスタの事です。

詳細な説明はボロがでると恥ずかしいので、
ウィキペディアをご参照下さい。:((´゙゚'ω゚')):

要は、小さな電流で大きな電流を制御できる部品です。
役割的には車についているリレーと似ています。

ではなぜFETを使うのかといいますと、
純正のトリガーは接点金具を使用した物理接点なのですが、
この接点が付いたり離れたりする事で、
モーターのON/OFFを制御しています。
※リレーも電磁力を利用した物理接点です。



しかし大電圧・大電流が流れる直流回路の場合、
接点が接触する寸前に絶縁破壊を起こし、電気が空気中を飛び越えます。
つまり、雷と同じ現象が起きるワケです。



スパークプラグはこの現象を利用して点火していますが、
規模が小さいなれど、電動ガンのトリガーでも同じ事が起きています。

その為、純正の8.4Vバッテリーを使用していたとしても
接点は徐々に摩耗し、性能が落ちていきます。

今回は16V以上での駆動を考えている為、
純正のトリガースイッチではひとたまりもありません。
最悪の場合、接点が溶けて溶接されてしまいます。


そこで登場するのがFET m9っ`Д´)



Xcortech製 XET304μ FETデバイス

FETは半導体部品なので物理接点はありません。
回路上は常にバッテリーが繋がった状態です。

つまり、大電圧を掛けても摩耗しませんし、接触抵抗も無い為
効率よく電力をモーターへ供給できるワケです。

FETにも上限はありますが、純正の接点よりも
遥かに耐電圧性・耐久性に優れた部品なんです( ゚Д゚ノノ"☆


弱点はバッテリーが少なくなって供給電圧が下がった場合や、
熱を持ってオーバーヒートした際に
暴走して電気を垂れ流す事くらいでしょうか・・・・(||´Д`)←


車にも言えますが、性能と安全性はトレードオフです。
FETの取り付けに「はんだ付け」が必要という事もありますが、
どちらかと言うと銃口管理の徹底が必要な点が
上級者向きと言われる理由ではないでしょうか。

FETが暴走した場合、弾がずっと発射され続けるので、
速やかにバッテリーを引っこ抜く必要があります。

FETを搭載した場合は暴走の可能性を常に念頭に置き、
不用意に銃口を人に向けないよう、ご注意ください。


それでは配線していきます(`・∀・´)

下図のように配線します。



そして、出来上がりΣ(゚Д゚;)←
※今回はヒューズレス仕様
  モーターは消耗品です・・・



FETの取付は基板へのはんだ付けが必要です。

このはんだ付けですが、苦手意識を持っておられる方、
結構いらっしゃると思います。

ですが正直な話、はんだ付けは道具7:経験3だと思います。( ゚д゚)ウム

はんだ付けでよく失敗するのが、
はんだ付け中にはんだごてがくっついてしまう
または、熱を掛け過ぎて部品を溶かしてしまう
だと思います。

これらの原因ははんだごての性能が低いからなんです。
※もちろん腕も多少はありますが、弘法筆を選ばずなんて嘘っぱちです。
  ベテランほど、道具を吟味すると思います。


詳しく言えば、はんだごてのW(ワット)値が低い程、はんだ付けは難しくなります。

はんだごてのWの値は、はんだごてのパワーを表します。
温度が同じでも、Wが高い方が冷えに強いんです。

はんだを溶かす際、はんだごての熱がはんだに奪われ、
はんだごての温度が下がります。

W値が高ければすぐ復帰するのですが、低い場合は熱を奪われ続け
はんだが冷えて固まってしまいます。

この状態でこてを当て続けても、温度が上がる前に
部品に熱が伝導し、部品が溶けてしまうワケです。

対してW値が高い場合、部品に熱が伝導する前に
はんだを充分な温度まで温める事ができるので、
スパッと決まります。

つまり、はんだごてはなるべくW値の高い物を選ぶと
成功する可能性が上がります。ъ(゚Д゚)
※値段も上がります。



ちょっと脱線してしまいましたが、
バッテリーラインにはテフロンコードを使用しました。
電気がよく流れるらしいです( ・∀・)ノ
ミニコネクタはトリガーラインに使用しています。

バッテリーラインのコネクタについてですが、
いくら効率の良いケーブルを選んでも、
効率が悪いコネクタを使ってしまうとボトルネックで台無しなので、
なるべく許容量の大きいコネクタを使います。

※今回は間に合わせでギボシ端子を使用・・・
  理想はラジコンのT型コネクタです。


ここまで来たら、あとはメカボックスを組み込んで
ハイサイクルカスタム終了です。

お疲れさまでした。Σb( `・ω・´)



後半はちょっと駆け足気味でしたが、
以上がハイサイクルカスタムの大まかな流れでした。

もしご覧になられた方で、ハイサイクル化に興味が御座いましたら
参考にしてみて下さい。

ただし注意点として、ハイサイクルはパーツ寿命が著しく低下しますし、
破損の可能性も飛躍的に上昇します。
メカボックスを分解した場合はメーカー保証外にもなる為、
分解・改造は自己責任にてお願い致します。

また、本ブログに記載された内容を元に改造を行い
不具合の発生・怪我等をされても、私は一切の責任を負えませんので
何卒ご理解下さい。

安全第一・法令遵守でエアガンライフを楽しみましょう!(・∀・)

それではっ


P90ハイサイクル化 完
Posted at 2016/03/02 18:43:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | エアガン | 日記
2016年02月29日 イイね!

P90ハイサイクル化 その⑪

それではいよいよ組立に入って行きます( `д´)b


が!゜д゜)・・・
今回は作業に夢中&手がグリスまみれにて、写真少ないです・・・・
ご了承ください・・・・



では、まずグリスを塗布していきます。
グリスは基本的にすべての摺動部に対し塗布します。



今回はサラサラしたグリスとカタいグリスの2種類を使用(`・ω・´)



サラサラしたグリスはピストンやタペットプレート等、移動量が多い箇所に、
カタめのグリスは、ギアや軸受け等のグリスが飛びやすい箇所に使用します。
※ZERO23バトルフィールド 武器屋さんから頂いたグリスを早速使わせて頂きました!
  粘度も絶妙でGoodな感じです( ´∀`)b
  ありがとうございますっ

グリスを塗ったパーツから順に組込んで行きます



そして、ここで登場メカボックスの重鎮 メインスプリングなのですが、
今回はピストンをショートストローク化しています。
ピストンの移動量が短くなっている為、スプリングの縮み量も少なく
実は初速(銃口から出た直後の弾の速度)が下がっているんです。



そこで失った初速を取り戻す為に、通常よりも
レートの高いスプリングを使用します。

※スプリング交換はエアガンの初速規定を超えない範囲で調整して下さい。
  0.20g弾で98.48m/s この値を超えるエアガンは準空気銃扱いとなり、
  許可無く所持することは認められていません。
  銃刀法違反となります。

今回は大幅な6枚カットである為、M120スプリングを使用



次にスプリングガイドですが、本来であれば金属製に
交換する事が望ましいです。



スプリングを強化すると折れる事がある為です。

しかし、貧乏な私は純正を[気持ち」強化して使いました。



純正スプリングガイドの穴を金属パテで塞いでいます。
しかし、一番肝心な部分があまり強化されていない為、
壊れる可能性大です・・・ヽ(;´Д`)ノ

壊れた時は、あきらめて強化品を買います。⊂⌒~⊃。Д。)⊃アウアウアー


写真が無いのですが、いよいよ蓋をしていきます。
ところが、M120スプリングのカタい事カタい事・・・(;´Д`)
指や爪が剥がれそうになりながら10回以上トライし、ようやく成功しました。
作業するときは周囲の物に注意して下さい。
失敗時に部品が飛び散るので、テレビやガラスに当たると本当に割れます。


そしてネジを閉めて完成!



BLAZE WD謹製ハイサイクルメカボックスです。

※今回はセミオート機能を棄ててハイサイクルを極めたかった為、
  カットオフレバーを取り除いています。


ようやくここまで来ました・・・
あとはスイッチをFET化して終わりとなります。
次回がおそらく最終回になりますm9(・∀・)ビシッ!!

今手元にサイクルと初速を計れる装置が無いので、
データは取得できないんですが、動画をUPできればいいなと思っています。

それでは次回もお楽しみに且⊂(゚∀゚*)ウマー

その⑫へつづく
Posted at 2016/02/29 09:35:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | エアガン | 日記
2016年02月25日 イイね!

P90ハイサイクル化 その⑩

ギアの調整が終わったら、次はピストンを入れて
実際に手で動かしてみましょう。(・∀・)

ピストン
シリンダー
シリンダーヘッド
タペットプレート
セクターギア
シム
を組みこんだところ



この状態でセクターギアを回して動きをチェックします。

実際にはピストンとタペットプレートはバネで前側に押される為、
その動きを手で再現してあげる必要があります。

要はパーツの最終確認なワケです(`・ω・´)ゞ
ここで問題がなければ、組立が出来ます。

し (゚ж゚) か (゚⊿゚) し (;゚д゚)

うまく決まりませんでした。←


問題はタペットプレート
セクターギアがタペットプレートに引っ掛かり、
これ以上回りません。
(´゚ω゚`)ショボッーーーン



マワラナイ(´・ω・`)
ドラゲn(ry・・・

原因を確認する為、覗いてみると・・・
|д゚)チラッ



セクターチップが・・・
でかすぎる



('A`)ヴァー



その⑤でご紹介したセクターディレイヤーが大きすぎて
タペットプレートに引っ掛かっていました。
タペットプレートはこれ以上後ろに下がれないので、
削る必要があります。

こんな感じに・・・



タペットプレートはプラスチック製なので、
ギアを削った経験のある人間にとって それは空気でしかありません。
むしろうっかり削りすぎに注意する必要があります。
※削りすぎた場合、給弾がうまくいかなくなるので・・・・




そして削り終わったのがコチラ



ヒジョーにスムーズになりました。



確認せずに組みこんでいたら、タペットプレートが破損していたと思います。
やはり社外パーツの寄せ集めなので、細かいところで差が出てくるんですね。
(´ω`)

今回は調整出来る範囲内で良かったです。
削るのは簡単ですが、盛るのはちょっと厳しいので・・・



その⑪へつづく
Posted at 2016/02/25 14:41:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | エアガン | 日記
2016年02月24日 イイね!

P90ハイサイクル化 その⑨

それではいよいよギアを仕込んでいきます。|・ω・)

ギアで一番面倒なのがシム調整ですが、
今回はちょっとくらい余裕があった方がいいので、
適当にやっていきます。
※しっかりやる技量も部材もありません・・・・

まずはスパーギア( `・ω・´)ノ
メカBOXにセットして回してみます。



ここで引っ掛かるようであれば、薄いシムから順番に入れていき、
スパーギアが引っ掛かり無くスムースに回る厚みを探します。

後々の調整幅をなくさないように、まずはなるべく薄いシムを選びます。


次はセクターギアかベベルギア
私はセクターギアからやりました。

セクターも同様に、スムースに回り、かつなるべく薄いシムを探します。

とくに、ギア同士の隙間が無く擦れている事が多い為、
確認しながら作業していきます。
Σb( `・ω・´)



ベベルギアも同様



3つのギアの下側のシム調整が終わったら、次は反対側のシム調整です。

まずメカBOXを合わせて、ギアの軸をドライバー等を使って下側から押します。
この時ギアが上下にカタカタ動く量を確認して、シムを選んでいきます。



このシム調整は感覚が大事ですが、要はすんなり回ってくれればOKなので
あまり神経質にならなくても大丈夫です。
※1発の精度が要求される場合は、ノギスをつかいながら
  痩せちゃうくらいシム調整を頑張る必要がありますが・・・(;゚д゚)ェ・・・



シムの選定が終わったら、一旦メカBOXのネジを締め、
ギアの動きを裏表の方向で確認します。

この時点でギアがスムースに動けば次へ進めますが、
動きが渋い場合、再度シム調整を行います。
(´・ω`・)エッ?



場合によってはメカBOXを削る事もあります。
※私はセクターチップが干渉する箇所があったので削りました・・・



この後、本来であればピストンとセクターギアの位置も確認するんですが、
私の技量ではズレていても調整の施しようがないので、
噛み合う事を確認した程度でシム調整を終えました。

選定したシムは、場所が分からなくならないよう
このような感じで保管しておきます。



無くすと最初からやり直しです・・・。゚(゚´Д`゚)゚。

調整していて思ったのが、シムの種類は豊富にあった方が
上手に調整できるという事です。

今回はシム代をケチって種類が少なかったので、
丁度いい配置を探すのに苦労しました( ;∀;) イイハナシダナー

シムは安価な部品ですので、内部カスタムをする人は
豊富にそろえて置いて損はないと思います。( ・∀・)ノ

その⑩へつづく
Posted at 2016/02/24 13:41:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | エアガン | 日記
2016年02月23日 イイね!

P90ハイサイクル化 その⑧

お次はギア・・・と行きたいところですが、
忘れていました( ̄◇ ̄;)←

メカBOXの加工をしていきます。

メカBOXの内部では、ピストンがすごい勢いで
行ったり来たりしています。

特にピストンが前進した時は、シリンダーヘッドにピストンがぶつかって止まる為、
バネの荷重がダイレクトにメカBOXへ伝わります。



そして、その衝撃をモロに受けるのがこの首の部分です。



純正ではあまりありませんが、カスタムを施した個体で負荷を掛け過ぎた場合、
亀裂が入り割れてしまう事があります。



割れたメカボはもう二度と蘇りません。

ギアと同じで、純正メカBOXは柔らかいという事もありますが、
直角に曲がった形状の為、角部に負荷が集中し小さな亀裂が入ります。



一度亀裂が入ってしまうと、なし崩し的に被害が拡大→メカボ真っ二つとなります。

強化メカBOXを購入する手もありますが、海外製品が多く精度に不安があります。
左右で軸穴がずれている場合もあるそうです。

精度の高い製品は値段も高く、エアガンがもう一挺買えちゃう程、高額なものも・・・


今回はそこまで予算を掛けずに改造したい為、純正メカBOXを改造して
対処します。

そこでこの方法↓



直角な部分を削って、R(円)をかけます。
Rをかける事で負荷が分散され、ほんの少しだとは思いますが、
耐久性が向上します。  と思われます。←

材質を硬くする事はできないので、負荷を分散させる方法でチャレンジです。

Rが大きいほど負荷は分散されますが、あまり削りすぎると肉薄になり
本末転倒になる為、程々に削ります。


柔らかいので、半月ダイヤモンドヤスリでサクサクっと削ったのがコチラ



ギアを削るのに比べたら大したことありません。
豆腐のように柔らかく感じられる事でしょう・・・・

削るとバリがでるので除去します。
柔金属はカッターナイフでもバリ取りできますが、
仮にも金属ですので、刃が折れないよう注意しながら行います。



この作業を左右共行います。



削った後は、鉄粉を確実に除去して下さい。
そのままにした場合、ギアやピストンに詰まり思わぬトラブルを招くことがあります。
※本当は軸受けを接着する前に行うべき作業でした・・・



その⑨へつづく
Posted at 2016/02/23 17:15:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | エアガン | 日記

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