まずはじめに。
大変なことになったのは既報の通りです。
起こったこと自体もそうですが、その後のことがその後のことだけにどこまで書いて良いものか、すごく判断に困りました。
まぁ良いことではありませんのでこのまま「書かない」という選択肢もありましたが、
でも、ここは今まで僕「まさやん」がレースを通じてあったこと、思ったことをありのままに書いてきたし、
ブログでの報告をもってレポートとかえさせて頂いているサポートの皆さんもいらっしゃることもあり、
それを今更崩すこともないし、良かれ悪かれこれを読んだ方々がそんなことがあるんやなと、1つの事実を感じて欲しいと思い、
時間はかなりかかってしまいましたが、出来るだけ書くことにしました。
-----
ヴィッツでのベストグリッド、しかも苦手意識のある岡山で。
昨年のやはり最終戦の岡山のような明らかな惨敗っぷりだけは避けたかった。
周りでは相変わらず、田ヶ原選手が「雨が降らない」とぼやいている・・・。(笑)
グリッドはこれまた何の因果か昨年の最終戦以来のアウト(左側)グリッド。
スタート!
タイミングは良く、ミートが甘かったが、いつもよりうまくいった。
正面のグリッドの車両を右側からパス。
そのままコースの中央から1コーナーにアプローチ。
そしてここで、事は起こる。
前でスピンした車両に別の車両が接触。
この2台が横を向いてコースを塞ぐ。
しかも2台はアウトからイン側へ移動している!
このまま行けばイン側にスペースはなくなるしイン側に車両が居るのを確認していたので、ほぼコース中央にいた僕はそれを見て減速しながらアウト側へ避けようとした。
そこへ後方から某ネッツY車が僕に接触、押し出された形になり僕はコース上の2台のうち1台の後方に接触しアウト側へ。
先のストップ車両ですでに黄旗も振られていた所へ、Y車のさらにアウト側から抜いて別の某ネッツT車が僕に追突。ドアミラーが衝撃で引きちぎられて飛んでいくのが見えた。
そのままグラベルへ。コースアウト。リタイア。
その後もコース上は大混乱。レースはもちろん赤旗中断。
合計9台がリタイア。
車から降りコース脇へ、当然
この時点で後ろで起こったことは全く分からないし、誰と接触したかも分からない。
一人同じ場所に来たドライバーへお互いヘルメットを被ったままで、まず身体のことを気遣う。「あれは避けられない」とだけ彼。
※後で分かるが実は彼が某ネッツT車ドライバー
再スタートする中、歩いてパドックに帰る。
問題はここから。
「誰も事情を説明に来ない。」
こちらは誰に追突されたかも分からないし聞きに行きようもない。
今回たまたま後ろ向け車載カメラを積んでいたが、車両保管で確かめられず。
身体の違和感も感じだしたのでメディカルセンターに行く。帰っても、誰も来ていないとチームの皆。
戻ってきた車からカメラを取り出して確認したところそこで初めて相手が分かる。
しかし何と
両者とももうパドックには居ない・・・。
じわじわ来る身体の痛みとともに何も状況を掴めぬまま虚無感満載で帰路につく。
---
と、以上当日のレポートはこんなところです。
ここまでは、前述の通り、事情の確認が出来ないために意図的に想像を排除して事実のみ書いています。
※幸い、今のところ身体には異常はありませんが、翌日に首が、腕は2週間ほど痛みがありました。以前からかかっている接骨院には「あとから影響はあるかも知れない」ということでしばらく完治とは宣言出来ないそうです・・・。
まず、どちらかならまだしも二人とも説明がないというのは何とも悲しいことです。
もちろんレース中のことですから、車を弁償してくれとか言うつもりはありませんが、起こったことはしょうがないと思ってますし、リスクを理解してレースに臨んでいるつもりです。
僕の取った動きも100%完璧だとは到底思っていませんから、接触した相手と取っ組み合って「何やってんだよコノヤロー!」って喧嘩したい訳じゃありません。
僕はただ、なぜこういう事が起こったか?なぜ僕は負傷したのか?を知りたいだけ。
それを元に今後気をつけるべき点、反省すべき点をしっかりと見直したいのです。
でも、何も分からない・・・。
こんな、訳の分からん状態のまま、後ろで何が起こってたかが分からないまま、なぜ痛みを受けたから分からないまま、何ら次への奮起も出来ないまま、安い軽自動車の新車が一台買えるだけの修理代を誰が払おうと思いますか?
アマチュアであってもレースの楽しさ、意味、それを分かち合える一緒に走る仲間。が全て揃っているからこそ、そういういいことも悪いこともコミュニケーションをはかることで「次もがんばってみよう」と思えるのではないでしょうか?
聞けば二人のうち一人は他のカテゴリーでも走っておられ、なんとスーパー耐久にも出場経験のある方。
そんな方こそ「こうするんですよ」と見本を見せるべき状況ではないのですか?たとえ当時パニクって覚えてなくても、まず車載を見れば分かることでは?
仮に本人がどうも思わなくても両人ディーラーチームにも関わらず、周りの人は何も言わなかったのでしょうか?
と何を言っても以上の文章通り「?マーク」の連続で本当のところは全く分かりません。
後ろの事情が全く分からないこともあって前で接触した車両への説明が十分には出来ず、後日エントラントへ電話をかけ改めて説明しました。
さて、こんなことで「ヴィッツ関西シリーズに皆さんもどんどん参戦してください!」って誰に言えますか?どこに書けますか?
関西シリーズに参戦してネッツトヨタ京都のチームメイト・メカニックの皆さんはもちろん、本当に本当に嬉しいことに、中にはチームを越えていつも声をかけて下さる、ネッツ中部の#59さん、#81さん、今回はエントリーされてはいませんでしたが#969 黒岩唯一さんら、ヴィッツに参戦したからこそ出会えた方々も増え、またみんなと一緒に走れるレースウィークが待ち遠しくてなりませんでした。
なのに、なのにほんの一握りでもそういう方がいると言うことだけで正直、一緒に走ることに抵抗を感じます。本当に残念でなりません。
思ったことを書いてしまっているので、醜い文章になってしまっておりもし不快に感じられましたら申し訳ありません。
ヴィッツレースで起こったことぐらいで何ガタガタ言うてんねん!と思われるかも知れません。
ただ、言葉にするには難しいのですが、何かこうずーっともやもやした重ーい気持ちとなぜか分からぬ身体の痛みがのしかかったまま長い間を過ごしてしまう。
こんな僕と同じような思いをする参加者がこれ以上出て欲しくないのです。
もし同じようなことが別の参加者にも起こってしまい、下手をすればもう二度とレースで走る気もそがれてしまうようなそんなことが、日本のモータースポーツの入門カテゴリーとして非常に有意義であるヴィッツレースにおいてこれ以上続いて欲しくないのです。
この件は、車載カメラ映像に書面を添えて「こういう事がありました」とだけ協会へ報告しています。
-----
とりあえず車は直しますが、今後に関しては全くの白紙状態です。
今後の活動としては色々考えて、出来るだけベストな方法を選びたいと思っています。
今シーズン、超棚ぼただったとは言え目標とした「ポイントゲット」を達成出来たことは僕的にはこれまでやってきたことが結果として形になり大きな自信になりました。
最後にネッツトヨタ京都の皆さん、スポンサーの方々、田ヶ原章蔵さん、#24 山口選手、#42 樺田選手、チームメイトサポートの皆さん、そして「仲間たち」。
今シーズンも応援、ご声援、サポート本当にありがとうございました!!