2012年11月17日
2012年温泉耐久総集編 最終Lap♪
遅れていたレース進行が始まる。
暴風のグリッド・・・
スタート10分前に 霧が晴れだす・・・(^^;
スタート5分前表示で ピットに引き上げる乙
無線のスイッチを入れ ヘッドホンの片耳はヘッドホンをずらし
外の音が聞こえるように・・・
『フォーメーションラップ1分前~~~♪』 アナウンスの声・・・
乙:『えっ!?? フォーメーションラップ?』
横にいた 39号Cドラ U様(現役GTドライバー)が・・・
U:『フォーメーションやから・・・1周回ってから計測やろ???
そやから 39号車は 計測ラインを通過してからPITINやで~~~
GTでもそうやんねからwwww』
えっ・・・ツツイ先輩 1周回る前にPITINしてくるけどwwwww
一瞬ウロタエル『乙監督』・・・・(^^;
手伝いに着てくれた naminocoonさんに
『ゴメェン・・・・・もう一回 タワーに確認してきて・・・涙』とお願いする。
やっぱり 車が動いた瞬間からレースが始まるとの事で
打ち合わせ通り PITINさせる。
ほとんどの車両がPITINして1回目 ドラチェンを済ませる中
39号はそのまま周回していたのは 言うまでも無い(^^;
SC中のPITINの勝負は簡単だ。
速く交代を済ませ ピットアウトしたものが 順位を上げる・・・
緊張した空気の中
S耐シリーズチャンピオン2度 通算10勝目を挙げる
『優勝請負人』ツツイ隊長がPITIN
ドアが開いたが 足が絡まり 出て来れない 優勝請負人・・・・(^^;
転げるように出てきて RYU君が搭乗
練習どおり コモリさん エンジンスタート早回しの合図と同時に発進合図!!
隣のPITで先に発進した339号を見送る339監督権エンジニアの
『F3屋のオオタさん』が作業エリアに立ち尽くし・・
邪魔して轢きそうになって急停車するRYU君・・・・(^^;
『轢かんかい~~~~ゴラァ~~~~』の殺意満点なヲーラに気が付いた
僚友339号担当の『F3屋のオオタさん』は身を捩じらせて交わす・・・・(^^;
あぁ~~~~ 339 95 116 18 38や・・・・
ボケェ~~~ 18どころか 116にまで先行されたのであった。

380513_228291803902308_100001644706625_612169_160756783_n posted by (C)乙かれ!
偵察に出向いていた dp相談役が
『18号 ストップ&ゴー 17秒やでぇ~~~』と帰ってくる。
ストップ&ゴーで17なら DOOR TO DOOR は 12秒やね?と思う乙・・・
『完敗や』・・・
昨日もっと練習すればよかったと思う
乙であるのは言うまでも無い====ToT
PITスタップ全員 持ち場に戻る と言っても
らぼくにさんとコモリさんと乙の3人だけど・・・
モニターで順位確認 無線通信確認 状況確認報告
そんな感じで数週SC周回
霧は晴れそうに無い・・・(^^;
あまりに冷えるので 朝からコーヒーを何杯も飲み
トイレに行きたくなる乙・・・
ちょこっと 中座して トイレへ・・・
すると無線・・・『 監督 すぐ ピットに戻って来てください』・・・・
ナニかあったのかと思い
『なんやなんやなんや~~~ゴラァ~~』ともどって来た乙に
生暖かい目で らぼくに君が話しかける・・(- -;
ら:『RSオガワさんの20号車が このSC中 2回PITINしています』
『70%ルールを皆考えていて 120分x70%=84分でレースが終わると推測するチームが出てきています。』
コ:『レースがこのままSCだったら 先にPITINして隊列の順番先な方が有利だね~~
84分にちょっと余裕を持って考えてみょうか?』
同意する乙・・・
ようするに 2回目PITINはST4クラスに先駆けてPITINして
それがPITINに有利なSC中(周回ラップタイムが遅い)なら良いわけである。
先行された18号を揺さぶる意味も含めて 2時間のレースを考えずに
早期に こちらから動くのも手だ・・・・・(^^;
RYU君に無線・・・
乙:『えぇ~~~作戦変更するかも知れません ので 路面状況 霧の状況をツブサニ連絡せよ』
R:『がぁがLLLL gaLL』
乙:『えぇ~~~RYU君 このSCを利用して 交代するかも??知れません・・・』
R:『PITの指示に従います どうぞ・・:』
山間部なのか 無線が聞き取り難い・・・
そんな事 言ってたら 霧が晴れた・・・
RYU君は 乙との聞き取り難い無線会話に気を取られたのか
前走車との距離を開けすぎ 真後ろに ライバル達が ウヨウヨいる・・・
防戦体勢を整えることなく SCがピットへ・・・
最終コーナーを 58号にベタ付けされ 立ち上がる・・・
あぁ~~~なんか やばそうな展開であるのは言うまでも無い・・・
なんとか 抑えて 前を走る 18号と116号に迫る
116号が18号の猛攻撃を受けて フラフラしていると無線連絡・・・
バトルが出来るRYU君の声が
嬉しそうにはしゃいでいるのが良くわかるのであった。

376563_228280713903417_100001644706625_612004_1124497726_n posted by (C)乙かれ!
そうこう していると 混戦の中 シリーズ3位 38号とは3.5ポイント差の
58号に抜かれたと 無線・・・・
ライバルも必死だな・・・
霧が出てきたようだ・・
乙は霧の状況を無線で詳しく知らせるように もう一度連絡
ピットロードに出て遠い空に注目する。
最終コーナーの先が真っ白だった・・・・
コモリさんに SCが出そうだから PITIN準備を知らせる。
乙:『ピットイン準備!!!ガッガッ・・・ガソリン足りるのぉ~~??』
コ:『7秒準備するよ・・・・』
アタフタする乙に対して 端的でクールなコモリさん・・・(^^;
コンクリートウォールで濡れたまま見守るらぼくにさんに
『入れる準備するでぇ~』と目で合図
目で合図を送るまでも無く らぼくにさんの足が動き
隣ピットの39号車クルーへ
PITIN場所取りの打ち合わせに向かっていたのは言うまでも無い。
キタ=====(^^) チャンス到来や!!
RYU君から無線
R:『 霧が凄いです 何も見えません 』
乙:『現在位置を知らせよ・・・』
R:『 現在 ガァ~~%#$%&’()==’%』
乙:『RYU君 大丈夫か!? 現在位置を知らせよっ』
R:「現在(&$#)#!!・・・SCまだですか???怒 」
乙:『もうちょっと我慢してください』
R:『ガァ~ガァ~ もう前が ガァ~ピィ~%$&ええかげに・・アアタマリャン』
怒っているRYU君の声を始めて聞いて ひるむ乙・・・(^^;
モニターに 『SC準備』のテロップ
ピットロード先端のセーフティーカーを凝視
SCは、いつでも出れる状態
えぇ~~~~い メンドウジャ~~~~
乙:『38号~~今何処じゃ! この周 PITIN PITIN ピットに飛び込め!!』
R:『 立体交差下 もうすぐピットロード PITINしますよ~~』
乙:『了解 PIT準備完了』
もし PITINタイミング間違ってたら!!!?
どうしよう?と思う乙なのは
言うまでも無い・・・・(^^;
真っ白な ピットロード入り口から
『ニョキッ』と 38号車が視界に入ってきた。
なりふり構わず 全員ピットストップ体勢
乙は停車車両を一周して ホローに入る。
練習通り ジェロ君に交代
即 コース復帰
モニターを見る限り SCがレース車両を押さえに掛かっているようだ。
また 多くのPITIN車両があり
モニターが混乱してナニがナンやらわからない・・
もう数週すると どうなってるか 判る・・・
しかし 今回は実感するのであった・・・
PITINの順番とSC導入のタイミングから
38号車はポジションを確実に上げている
そしてライバル18号は SC導入2週目にPITIN
PITOUTと同時に SCが最終コーナーに近づき
ピットロード出口封鎖・・・
18号は1周遅れで隊列の最後尾に付いた・・・
先行していた18号はピットインのタイミングを外し
また38号はドンピシャに決め
その差 ほとんど1Lapである。
その間に何台のST4クラスが居るか・・・
テントに陣取り あやめちゃんとnamincomさんに 状況説明をするdp相談役に対して
『PITIN車両の確認と モニターの順位確認して~~~~~』と大声で叫ぶ
38号は339号に続いて クラス2位のイチにジャンプアップ
後は 18号の順位だが ピットインを済ませていない車両があり(95号)
確実な順位がわからない・・・・
いったい どないなんねん と思う乙なのは言うまでも無い・・・
モニターに映る 実質トップ339から カイツマンデ 38の位置を見ると2位は確定
そして18号は4位に映る・・・(あかん 負けや====号泣)
そんな事を考えていると・・・
背後に トップ確定の339号 Cドライバー 「ハシモトさん」が乙に声を掛ける。
ハ;『わぁ~~凄いですやん♪ 38号2位ですやん♪』
乙:『18号が4着やから 1ポイント負けて シリーズが逃げるねん 激怒』
ハ:『・・・・無言』
乙:『あっ~~ そうや!! 小唄に言うてえなぁ~~ トップ譲れって・・・』
踵を返し どこかへ遁走するハシモトさんなのは言うまでも無い・・・
クソォ~~ こうなったら トップ339にネジ込むか??と思う乙・・・
テントに向かった・・・
dpさんが ポイント計算
d:「あぁ~~~~~ポイント足らんで~~~足らんで~~~1ポイント」
顔をゆがめる 乙・・・
乙が叫ぶ・・
『もう一回 順位集計だしてくでやぁ===』
あやめちゃんが集計する。
『339 38 86 40 18 ・・・』
38号 2位 18号 5位??
乙:『あれ? 3位の86って3位なの???』
『ピットイン済ませてないやろぁ~~~~?』
いつもオトナシイ あやめちゃんが興奮して 鼻の穴を大きく膨らませ
あ:『86 ピットインしてますよ~~~~』と大きな声で乙に怒鳴り返す・・(^^;
あやめちゃんのこんな怖い顔は初めてみた 乙・・・(^^;
乙:『順位にあわせてポイント集計して~~~~』叫ぶ
d:『2位と5位なら 1ポイント差で38が勝利やでぇ~~ 嬉』
乙が 無線でピットクルーとドライバーに無線
今のままなら なんとかシリーズ取れる
全員で モニターの前で 手を合わせ 『竜神様』をあがめ奉り
大雨と霧で レースが70%きっちりで終了することを
願うのは言うまでも無い・・・・
罰当たりな メンバーで祈願したのが悪かったのか・・・
祈りも虚しく・・・
霧が晴れてきた・・・・(^^;
『アァ~~~レースや! 絶対負けるわ・・・・自信あるわ』と思う乙・・・(^^;
弱気になった乙が コモリさんに このSC中 もう一度戻して RYU君に変える?と・・
隊列の状況は確認していないが
1Lap 近く先行してることになるので
もう一度隊列後方についても 戦える状況を作りたい・・・
そのくらい ウロタエルマクル 乙監督・・・(^^;
初オートポリスで 雨のレースをFFマイスターや
現役GTドライバーと
ジェロ君が戦えると 思えないのであった。
また 開発車両である 86は トヨタワークスと言って良いほどの
バリバリのドライバー編成である・・・・(^^;
開発中で直線は遅いが 雨なら プロの意地を見せそうだ・・・
そんなウロタエタ 乙を尻目に
SCがPITIN レースが再開された・・・
後は 祈るしかない。
86に最終コーナーで合わされ ストレート立ち上がりで抜かれ
モニターでは 2位 86 3位 38号・・・・・
ピット内は大混乱!!!
『ゴラァ~~~なんで直線で86に抜かれ豚じゃ‘’%$“』
どうなってんねん と思う乙・・・
あわてて無線を焚くが 上手く通話が出来ない。
次の週 2位 38号 3位 86号で計測ライン通過・・・・(^^;
その後 すぐ またSCが入り イエローコーションで周回
テントの中を見ると 38号のタイム管理 dpさんが興奮のあまりPIT内に
入ってきた。
呼び戻して 即 集計を取るように お願いした。
そうして 95号が最終ピットインして 隊列に加わり
最終的には
1位 339
2位 38号
3位 86号
4位 95号
5位 40号
6位 18号 に落ち着いた。
らぼくにさんが無線を焚く
ら:『現在 SC SC SC 注意して走れよ~~
絶対 スピンとか アホなことするなよ~~このままチェッカーになると
思うから 絶対 帰ってこいよ~~』
それは 幼稚園の子供を心配する父親のような口調だ・・・・(^^;
ジ:『はい・・・』
ら:『 オマエ 86 どこで抜いたんじゃ! まさか イエローで抜いてないやろな?』
ジ:『 普通に抜きましたけど・・・』
ら:『どうやって抜いたか 聞いトンじゃ~~ はっきりモノ言え ボケェ~~~~』
『自称理論派エンジニア』のらぼくにさんが 興奮と極度の緊張感のため
ドライバーに 暴言罵倒を浴びせまくる・・・(^^;
何も悪いことしてないのに カワイそうな ジェロ君・・・
あぁ~~~もうPITは緊張感 限界じゃ~~~~~と思う乙・・(^^;
ピット内を走りまくり 『わぁわぁ~~』言って 86の確定順位を確認した・・・
ただ 『わぁわぁ~~』言っているだけで ゼンゼン 役に立たない
乙監督とdp相談役であるのは言うまでも無い(^^;
応援に来てくれて九州のS2000乗りの人たちが
『レースラップのストレートエンドで抜いたみたいですよ』と
教えてくれて ・・・・
やっと 安心する 乙監督とdp相談役であった(銃殺刑

DSCN0581 posted by (C)乙かれ!

DSCN0584 posted by (C)乙かれ!
レースが終わり ピット内は歓喜で包まれた。
まだシリーズを獲ったという実感は湧かない・・・
ドライバーを迎えに行き喜んでる暇もなく
撤収準備を手際よく行う コモリさんとらぼくにさんに話しかけた乙・・・
乙:『ご苦労様でした。しかし作戦上手く回ったね♪』
ファーストドラ 1周 セカンド 13週 サードが11週
これが今回のレースの法則だったようだ・・・
コ:『うちのドライバーは 素直で良く言うことを聞いてくれるから
シリーズ勝てたんだよ~~』
無言で頷く らぼくんさんと乙・・・
今年のチームは 速くも無いし 強くも無いし それでいて
粘り強く 勝負に強い不思議なチームであった。
なんか みんなの気持ちがひとつになり
忌憚の無い意見が出し合える
そんな環境が今回の結果を生んだのかと乙は思う、、
こんな不思議なチームは もう経験出来ないかも?と思うと 少し寂しい
乙であるのは言うまでも無い。
最後に
応援してくれた 皆様
チームに参加してくれた ジェロ君 RYU君 ツツイ隊長
そしてスタッフ諸君
いつも自弁で駆けつけてくれて手伝ってくれた
dpさんとあやめちゃん かげでいつも支えるRYU君の専属カメラマン嬢・・
そしてオートポリスで拉致され手伝ってくれたnamincoonさん
そしてブラブラしていた私を
3年前 S2000組の監督に引っ張ってくれた
トレーシースポーツ 代表 兵頭さん
皆さんのおかげで、なんとか結果が出せました。
正直 嬉しいと言うより ほっとしています。
ここに謹んで
2012年 スーパー耐久 ST4クラス シリーズ獲得出来ましたことを
報告いたします。
ありがとうございました。
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Posted at
2012/11/17 12:22:52
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