
皆様如何お過ごしでしょうか?
私は元気です(笑)
掲示板を先日覗いていましたら「消費税増税」についての
大企業陰謀説が出ていました。
2日間ほど議論して見ました。
乙は大変数字が弱く、税金は取られっぱなしの模範的市民であります。
が、この機会のお勉強と思い・・・いろいろ討論の中から
消費税について考えて見たわけであります。
最初にお断りいたしますが、乙にとりまして「温泉サーキット」ブログはお遊びです。
乙のこのブログ内での発言には政治的意図は全くございません。
ちなみに投票にもこの15年行ってません(^^;
暇つぶしの物語としてご覧ください。
■ 消費税のからくりを利用した輸出大企業の陰謀
一部でささやかれているようです。
輸出の割合の多い企業(自動車産業など)は
輸出時の「消費税払い戻し制度」を悪用して「消費税を着服」しているそうです。
■ そのからくりとは?
『A自動車は、国内で3兆5千億円もの売上を誇りながら、消費税を1円も納付しない どころか、「輸出戻し税」制度に拠り1600億円もの還付を受けている。 A社が計上している1兆円の経常利益にはこの1600億円も含まれている。 』
事実ならまったくケシカラン話であります。(#ノ`皿´)ノ~┻━┻ドガシャン☆!!
乙としてはナイショにするのでA社に「レクサス」頂戴ですが・・・
本当か?と言う素朴な疑問に駆られた乙は両手を広げ足し算掛け算してみました。
A自動車会社 国内販売400 輸出販売600
人件費200 仕入400 経費200 営業利益200
この様な会社が消費税確定申告を行ったとしましょう。
消費税申告書A
① 課税対象売上(国内販売) 400(税20)
②非課税対象売上(輸出販売) 600(税0)
③受取消費税 20(①x5%)
④控除対象税額 30(経費+仕入れ)x5%
企業の納税額の計算は基本的に簡単で
③-④=▲10 になります。
このA社は税務署から10の消費税を還付されることになります。
なるほど・・儲けていると聞いていましたが消費税は払い戻しを受けています。
(こりゃ、、乙が株主総会にカチコンでレクサスをゲットも夢ではないかも?)
単位が億なら10億になり・・・単位を変えれば100億1000億と膨大になります。
やはり輸出巨大企業は消費税の還付を受け、潤っていたのでしょうか?
我々がスーパーで払う消費税を着服していたのでしょうか?
(ちなみに乙の母親はスーパーで消費税なんか払いません!と宣言してましたけど・・)
■バランス的にはプラマイゼロ
この企業は上の申告書の③仕入れや経費を払うとき「間接的」に消費税を30納めています。
そして、売り上げ時に幾ら消費税を「預かった」かと申しますと②の20になります。
要するに、20もらって30払って10足らないので10還付されただけです。
多く払っていたので返して貰っただけですね。
(レクサス遠のく・・・・涙)
■ 新たなる疑問
A社は20の消費税を受け取り仕入れ時に30払い10返してもらった訳ですから
A社自身は消費税を払っていないことになります。
支払い30―還付10―預かり20=0
それでは消費税に限り納税において貢献していないことになります。
取られっぱなしの乙としては非常にムカツキます!
何故?大企業なのに消費税を払っていないのか!
(クラウンくらいなら ゲットー できるかしら?)
で、、足の指も動員して計算しました。
ちょっと損益計算書ぽくしておきます。
A自動車会社 国内販売400 輸出販売600
人件費200 仕入400 経費200 営業利益200
①売上 1000
②仕入 400
③経費 200
④人件費 200(福利厚生費を含む)
営業利益 200
200の利益が出ています。
乙はここで言葉を思い出しました。
海外では消費税のことを「Value Added Tax」と呼びます。
すみません思い出したのは外国の売店でよく見かけるVATと書いた文字で
内容は辞書で調べますた(^^;
付加価値の付いた税金・・・
消費税の別名を付加価値税と解釈しても良いかと考えました。
(そう言えばテレビで聞いたことがある・・・です)
そうすると付加価値に5%の消費税を課せられているのかと
想像しました。
企業にとっての「付加価値」とはなんでしょうか・・・??????
要するに儲かってる企業ですね。豊な企業かな??
んで、、「人件費 営業利益 福利厚生費」 だと仮定した場合
その合計はA社の場合200+200=400になります。
付加価値に5%掛けると・・・
400x5%=20の筈ですが・・・・(^^;
20を納税せずに10の還付金を得ている!
上下30計算が違うぞ!!
やっぱりレクサス ゲットー ((o(^∇^)o))わくわく・・・・
■この付加価値400と還付されたマイナス10の消費税について紐解いて見ようかと
愚妻の手の指も動員しました。
付加価値税(消費税)これは世界各国で国内消費に限定されて適応されている事に気がつきました。
そうすると日本国内で得た付加価値だけ計算することにします。
A自動車会社 国内販売400 輸出販売600
人件費200 仕入400 経費200 営業利益200
■ 国内向けだけを数字を抜粋して消費税の申告を行って見ます。
単純に輸出60% 国内販売40%です。
消費税申告書B
課税対象税額 20(1000x40%x5%)
控除対象仕入経費税額 12(600x40%x5%)
消費税納税 20-12=8
そして、消費税の預かれない輸出分の消費税の申告書を作って見ました。
消費税申告書C
課税対象税額 0(輸出は消費税免税)
控除対象仕入経費税額 18(600x60%x5%)
消費税納税 0-18=▲18
輸出分と国内分の消費税納税額を合計しますと
8-18=▲10になります。
これは一番最初に表した消費税申告書Aの還付10と一致します。
では本題の付加価値の話に戻ります。
企業にとっての付加価値は 営業利益+人件費+福利厚生費
たくさん利益を出し従業員にたくさん給料を出せる会社ですね。
付加価値って・・・いいですね。
国内で利益を得るため
人件費 80(福利厚生費含)
営業利益 80
ですから付加価値合計160 それに5%の消費税を掛けると8(※1)になります。
消費税申告書Bの納税額と合致します。
また輸出向けも同じように数字を抜き出すと
人件費 120 (福利厚生費含)
営業利益 120
合計の240に5%を掛けると12(※2)
申告書Cの納税額は▲18ですから 12と合致しません。
やっぱりレクサス・・・アカンか?
国内と輸出で得られた付加価値の160+240=400に5%を掛けて20どこかで見た数字です。
A社の付加価値400x5%=20ですね。
当然このことで、国内と国外に関わる数字を6対4で
割っただけですからその和は同じです。
そこで輸出売り上げが600あり
受け取り不可能な消費税が30ある訳ですから
A社の付加価値x5%から預かれなかった消費税を引いて見ることにしました。
20-30=マイナス10
(A社の付加価値x5% - 非課税売上x5%)
付加価値に5%を掛けたものから受け取れなかった消費税を差し引いたものと
A社の消費税申告額▲10は合致するのです。
消費税の申告書は通常下のフォームで計算します。
課税売り上げ - 控除対象対象税額=税額
売り上げで得た消費税-営業活動で払った消費税=税額です。
また今回付加価値(営業利益+人件費+福利厚費)x5%-(非課税売上x5%)=税額ということが概ね言えそうな気がします。
消費者から見れば売値に5%を加算され間接納税させられている消費税ですが、
企業から見れば・・・・
企業の創造した付加価値に税率5%を掛けそこから非課税取引分を差し引いたものが消費税といっても過言ではないでしょう・・・・
(^^; レクサスどこ行った???
■ 海外旅行する企業の付加価値
A社の得た企業としての付加価値400は国内で40%消費され5%の消費税と製品の対価と合わせて消費者から「間接的」に支払われ企業によって確定申告によって直接的に国庫に収まります。
輸出された60%は受け入れ国の付加価値税が加算され消費者の手元に渡り
同じく製品の対価とともに消費者から支払われその国の国庫に収まる訳です。
企業の創造した付加価値を乗せた製品がそれを求める国へ旅して
付加価値に見合った税金が・・・・
その地域の人の手から支払われていく・・・・
付加価値税は支払われた地域の人のために使われてると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・願います。
税務署でもエエからレクサス頼みます(^^;
■終わりに
毎日コンビニで支払う料金の中に含まれている消費税
然るべき時期に増税される見通しです。
また昨今経済情勢の不安から庶民である乙かれ!も先行き不安に思えてなりません
。
消費税は我々消費者にとって5%上乗せと簡単で腹立たしく思えて
実は徴収システム(直接・間接納税)・還付 いろいろ私たちには判らない事ばかりです。
本来私たちが間接的に納めた消費税は企業が確定申告と行う事により直接納税します。
(受け入れ消費税) - (控除対象仕入れx5%)=納税
の簡単な計算式で執り行われる訳ではありますが・・
今回 付加価値(企業の持つ本当の魅力&豊かさ)に課税されていると置き換えて
考えて見ました。
どうせ払うものなら・・・・
その方が少しロマンがあるかも知れません。
本職の税理士さん会計士さんまたまた大企業CEO様には
大変お恥ずかしい拙い知識能力ではありますが、
頭の悪い乙なりの独り言であります。
また記述に間違い等ありましたら訂正しますのでご指導下さい。
仕事中一気に書き上げたので自信がありません・・・・(^^;
また巨大自動車会社A社様&所轄の税務署様に置かれましては
24日深夜レクサスを納車の際物音がすると
ご近所の苦情も考えれれますので
速やかに・・お静かに願います。m(_)m
駄文にお付き合い頂きありがとうございます。