2012年11月17日
日曜日朝 雨・・・・
阿蘇の空はどんより曇る・・
標高800mのオートポリスには霧が掛かると思われる。
オートポリスを知らない人は、ここが温暖な九州とは思えないだろう。。
旅館でご飯お代わりして 車に乗り込み 現場へ
先に記したように なぎ倒されたテントの片付け
予備のテントをつなぎ合わせ なんとか雨風をシノグ場所を確保
もうカラダが冷えてきて 腰が痛い乙・・・
こりゃ レース無理じゃないの?とみんな空を見上げる
決勝前夜 コモリさん らぼくにさん 乙の3人でミーティングがあった。
ここで少し説明を入れよう
温泉耐久の場合 ドライバー交代を含むピットイン回数が2回と義務付けされている
「ドライバー交代を含む」であるから ドライバーを交代しなくてはならない
降りてきてドライバーが また乗り込めないのである。
また一人のドライバーが最大レース時間の2分の3を越えて運転しては逝けない。
そのルールの中で 金曜日 土曜日の走行データーを下に
一番有利な展開を妄想しながらドライバー編成を決める。

DSCN0577 posted by (C)乙かれ!
38号車のドライバー編成はこうだ
第1ドライバー ツツイ隊長
スーパー耐久 10勝目 シリーズチャンピオン2度の栄冠に輝く
「優勝請負人」 今回は コンディション最悪でナニがあるか予測が立たないので
先鋒として斬り込んでもらう。
第2ドライバー RYU君
3人の中では一番乗れていて ここオートポリスは地元ホームコースだから
今回の主力になってもらう。
第3ドライバー ジェロ君
いつもスロースターターなマイペース型ドライバー
シリーズ前半戦は異常な前向きさで 勝利を呼び込んでいたが
流石にオートポリスは元気ないが いつものペースで右肩上がりに調子を上げる
期待値から 抑えになってもらう。
スタート進行が迫るが いっこうに霧は晴れない・・・・
全員・・・・
『このまま 戦わずして負けるのは嫌だ~~~~~~~~』
その思いを胸に 午前中から ドライバー交代練習をこなす・・・
目標12秒に届かないが14秒が数回出て終了
同じく隣でドラチェン練習を終えた40号監督『倉さん』にタイムを訪ねる乙・・
乙:『こっち14秒だけど 40号車は何秒だった??』
倉:『26秒・・・・』
乙:『はぁ~~アホちゃうの? 予選3番手が14秒やのに~~~』
倉:『ウチはドライバーが太りすぎてコレが限界なの!!(怒)』
クソ~~ このままでは40号が38号の援護射撃に使えんやんけ・・・
と思う乙であるのは言うまでも無い。。

DSCN0578 posted by (C)乙かれ!
ピットスタッフとドライバーを交えたMTGでは
乙から一言・・・
『ゴラァ~ 今回は作戦はナシ!!
ドライバーは ナニがあるか判らんから
いつでも発進できるように構えとけよ~~~』 である。
しかし レース進行が 霧の為 ディレイ
本当にレースするのか・・・・(^^;
緊急 プリンシバルMTGの召集が掛かる
コントロールタワー付近で聞き耳を立てていた339号のマネージャーが・・・
『みなさん~~~レースは行われます♪』と大声で叫びながら
満面の笑みで 各チームに MTG召集を知らせる。
競技委員長から 2時間レースに短縮して
スタートは セーフティーカー導入で
スタート後 霧が晴れても最低2週SC周回すると知らされた。
また 状況の変った(レース時間の短縮)内容から
スタートドライバー申告の変更を受け付ける こと・・・
スタートドライバーを変更できると聞いて ホッとした顔のライバルチーム関係者の
顔を数名 見逃さないのは 言うまでも無い。
乙は相変わらず 無表情・・・・
会場の 顔や質問の内容から
みんな 『70%ルール』を想定しているなと
感じ取れるのは言うまでも無い。
☆ 70%ルール
ようするにレース時間の70%を消化した段階で
赤旗中止を主催者は宣言できるのである。
例えば 2時間にレースを例にすると
最初からセーフティーカー(SC)導入してレーススタート
そのまま 2時間(120分)の70%(84分)をSC先導で周回させレースを成立させることも合法なのだ。
主催者とサーキットは 11月の10度以下の霧と雨の中でレースをさせること
怖がっているのは 言うまでも無い。
鉄火場の胴元の魂胆がわかった今、、、
そこへツケイルのが ばくち打ちのイロハであるのは言うまでも無い・・・
そう思って 黙ってみていた。
スタート進行が始った。
各車グリッドへ
dp相談役が ライバルとなる車両のスタートドライバーを偵察
38号の横に立つ 乙に伝えてくれる
そうして スタートドライバーを見れば
なんとなく 手の内が読めるような気がするのであった。
2ピットイン
2時間の70%でレースは中止に出来る
一人のドライバの最大搭乗時間はレース時間の3分の2以下
2時間の場合は 80分である。
この3つの要因を組み合わせると・・・・
レースは最大でも2時間(120分)で終了
PITIN義務は2回で
一人のドライバーは最大80分乗れるわけだから
各チーム スタートドライバーが レーススタートした週に
ピットイン>>第二ドライバーに交代>>コース復帰で
PITIN義務1回を消化すると思われる。
また レースが70%きっちりで中止になれば 70%=84分だから
SCで最低2週回る間に 2回のPITINを済ませ4分程度消化
最後のドライバーが80分走ることも可能だが
もし レースが90分 行われたら あとの10分は 別のドライバーが乗らなくては
ならない。そうすると3度目のPITINが必要であり 最後列に並ぶことになる。
そんな事を思いながら スタート5分前アナウンス
急いでPITに戻る・・・

38号 posted by (C)乙かれ!
みんなどんな作戦だろう?
38号の取った作戦はこうだ・・・
1ドラ ツツイ隊長
SCスタートとなる最初の週に そのままPITIN
次のドライバーに交代
2ドラ RYU君
ツツイ隊長と素早くチェンジ後 隊列の後ろへ
その後 霧が晴れて レースになれば80分近く乗せる
3ドラ ジェロ君
RYU君の搭乗時間80分を超えないために 控えさせ
残り時間80分以内になれば もし其の時がSC中なら
交代させる。
天気がどうなるか予測が付かないので フレキシブルに
状況に応じて適応できる布陣としたのであった。
敢えて 取りこぼしたく無いのでヤマは張らない・・・・
ようするに 最初のSCスタート(最低2週)を利用して
1回目ドラチェン
2回目のドラチェンは 『出るであろう』 2回目SCにタイミングにあわせるか・・
または 継続してSCが出た場合 残り80分で交代する。
そして 18号の動きを注目していれば レースコントロールできると踏んだ。
複雑な展開を読むのは 至難の業だ
なるべく 単純に考えることが肝要なのは言うまでも無い。
Posted at 2012/11/17 12:00:38 | |
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