
3月22日~23日
休みをとり阿蘇へ小旅行
目的は言わずと知れた「温泉サーキット」・・・・
煩雑で貧乏暇無しは筆者故、
ご報告が遅れたことをお詫びすると共に
ご一笑頂ければ幸いであります。
また当日の撮影部隊マロさんの写真を拝借させていただき
ありがたく思う次第であります。
3月某日・・・・
九州阿蘇航空隊が演習飛行する計画をキャッチした。
いつものように邪魔しに行くことにする。
僚機はエレガント1号を駆る「よっちゃん」
いつもボロカスいっているので温泉宿を接待することにした。
1週間前に出発が決まり
到着日のビジネスホテルと翌日の旅館の予約を取る。
予約表は「よっちゃん」あてFAX済みという念の入れよう。
出発時間は深夜割引が使える現地12時過ぎにあわせることにする。
出発日よっちゃんレーシング(ピグモンランド)に迎えに行く。
しかしよっちゃんの舎弟も同行するらしい。
その確認を乙に求めてくる。
よ:「一人増えてもいいですか?」
乙:「オデに聞いても知らない。宿泊先の確保を先にしたら?FAXしてるでしょ?」
よ:「あっ!忘れてました」
乙は面倒が嫌いなので、途中でよっちゃんを捨てていくことにする。
加古川バイパスから比較的空いた中国道へ・・・
途中で休憩するよっちゃんを捨てて一路西へ・・・・・
経過時間2時間・・・広島市北方・・高度3000m上空
よっちゃんに無電を発信
乙:「よっちゃん、、いまどこ? 乙は今熊本インター手前です(嘘)」
舎弟が出た・・・
舎:「よっちゃん、助手席で爆睡してます。現在位置。。出発点より200キロ・・乙かれさん・・もう熊本着いたのですか?速いですね!」
乙:「アホか! 熊本まで700キロ 時速220キロで飛ばせば3時間ちょっとで着くやろ!」
「直線は240だしてコーナーは200で抜けろ!」
舎:「はい!分かりました!」
1時間後・・・・
小倉上空より無電・・・
乙:「いまどこ? 」
舎:「燃料が少なくなり・・・途中PAで停車しています。もう数リッターしかありません(涙)」
乙:「あほ! とりあえず走れ! ゴラァ!ガソリンなくなったら小便入れんかい!!」
1時間後・・・ホテルにチャックイン
フロントの人が丁寧に・・・・
「お連れ様は事故でキャンセルされました」とのこと・・・(^^v
仕方ないので無電を発信・・・・
舎:「ガス欠でPA3キロ手前でとまっています。明日朝にはAP行きます」
「2人で1キロ押しましたが限界です(号泣)」
「山の中で真っ暗で・・・ここがどこかもわかりましぇん(滝涙)」
乙:「ご苦労さん。今から寝るから朝まで電話しないでね!」
エレガント1号と編隊飛行を組まなくて正解だった。
乙2000は今回の長距離飛行でトイレも我慢して
退屈しのぎに「一人尻取り」で耐え忍び・・・
700キロの行程を途中一回のガソリン休憩で済ませた。
休憩を多く取り遅れを速度で取り戻そうとすると・・・
疲労が溜まるし燃費も悪い。
3月22日日曜日・・・阿蘇の山々はどんより雲が掛かる。
本日は個人的な所要で大分の日田に向かう。
途中APゲート前のTMR松浦さんに表敬訪問(缶ビール1ケースお土産)
このお土産が後日効果を発揮した。
よっちゃんは殆ど徹夜状態でAPのライセンス講習を受講できたようだ。
よっちゃん一行とは九重の温泉宿で4時に待ち合わせする。
所要を済ませ九重のひなびた宿に4時15分到着
よっちゃんは先に部屋に居るようだ。
誰がこんな山奥の湯治場に来るのだろう?と素朴に思うが
前日までは結構宿泊客が居たようである。
何より宿の横に渓流が流れて気持ちが良い。
待ってましたとばかりに2人は珍道中の話題で話が弾むが
乙は馬耳東風で聞き流し・・・
おもむろにお風呂に向かう乙・・・
弥二喜多も追従する。
その晩はよっちゃんと焼酎1本あけて早く寝る。
翌日3月23日 6時半起床
顔を洗う前に露天風呂に浸かる。
「あぁlっぁああああ~~~タマリャン!」
至福の時である。
この温泉の湯は黄土色をしていて「炭酸が多く含まれているらしい」
体によく沁みて疲れを癒してくれる。
温泉の効能書きには
「神経痛・リュウマチ・五十肩・腰痛・・・などなど」
効能書きを見て・・・思わず納得する乙であった(^^;
まだかすかに霞んだ山道をナビを頼りにオートポリスに向かう
1時間足らずで付くはずである。
やまなみハイウェイーから阿蘇スカイラインへ・・・
視界が開けると同時に晴れ間が広がり周囲は絶景!!!!!
思わず屋根を明けオープンエアーを楽しむ。
早起きして宿からオートポリスに向かう道中が最高なのは言うまでもない。
サーキットを走るより爽快、、、
山の稜線上の整備されたワイディングをオープンで走っていると
空を飛んでるような錯覚を覚える。
何かしら理由もなく「生きてて良かった」と実感してしまう。
ゲートオープンより1時間前に到着したようだ。
宿で頼んだ朝食代わりの「握り飯」を食べて待つことにする。
15分するとみん友のマロ2000号がやってきた。
(よっちゃんを見て変な集団と勘違いされなければ良いが・・・)
マロさんとは初対面だし、、
よっちゃんを見て乙の事まで変な人だと
思われたらどうしようと???・・・・・とモジモジしていたら・・・
マロさんはエレガント1号の腸エレガントな風貌に驚き・・・
奇怪面妖なよっちゃんには興味がなさそうで助かった。

よっちゃんはこんな感じの人~~~
みん友の阿蘇航空隊のメンバーが集まる。
GPZさん・峠の親父さん・POPさん・RYUさん・・・
そして本日お初のお目見え
黄色いワイドバージョンに乗るヒロヒロさん
彼は物珍しのかエレガント1号に近寄りよっちゃん相手に
車談義を仕掛けるが・・・
あまりの人生観・趣味性の違いから
途中閉口されていたのは言うまでも無い(^^;
(よっちゃんに餌与えないように・・・・ご注意)
1回目走行
AP初めてのよっちゃんを先行して引っ張る・・・
乙2000はいつも最初から全開なのでよっちゃんが一瞬遅れ
その間にRYUさんの52型が・・・
乙2000は4.3デフに変えて初APなので少し今までと勝手が違う。
立体手前の複合コーナーへ向け4速全開で突入したらいつもとスピードが違い
ブレーキングで外側が脱輪・・・(^^;
コースに復帰したが最終進入でRYU52型に道を譲るが・・
最終で後ろに張り付く乙2000である。
RYU:「チョコザイナ!おんぼろ11型・・・」
と、つぶやかれたことはいうまでもない(^^;
仕返しに・・・
乙:「ふっふっふっ・・ミーの多角形コーナーリングを喰らえ!」
とばかりに躊躇なくスリップから抜け出て1コーナーインに飛び込んだ!!!
(些細な出来事でつが・・・・乙2000のAPでの見せ場はここだけでありまつ)
しかし1コーナーを抜け4速へシフト
「パキッ」とドライブシャフトの砕け散る音が聞こえた。
そのまま駆動の掛からない右側へハンドルが取られ一瞬壁が見えたが
思いっきり左に交わし・・・・
後続の52型に・・・・「よけておくれ」と祈りながら
アウト側いっぱいで何とかまっすぐ走る。
乙2000の第3次阿蘇遠征はわずか1周で終わった。
ガタゴト言わせながらピットへ・・・・
よっちゃんはお約束で
途中脱輪して砂利をいっぱい積んで帰ってきた。
「ぼんくら戦闘隊」に甚大は被害発生である ToT=3
ついでによっちゃんの体は胆石なのか盲腸なのか・・・
原因不明の腹痛で体調最悪の様子。
そのまま地べたに倒れこむ2人であった。

ところ構わずお昼寝の図
無理やり気を取り直し・・・
2回目のセッションは乙がエレガント号に搭乗する。
ファイナル4.4の練習・・・
なんとなくこうかな?見たいな感じで走る。
エレガント号は後輪が前輪より1インチ外に出ている。
その影響かリヤにGが掛かったとき落ち着きがない。
ブッシュがたわむのか前後のバネのバランスが悪いのか?
目いっぱい横Gが掛かると・・・・グニャ!
どこに出て行くか分からない・・・・(^^;
Sタイヤ装着のエレガント号
ベストラップ2分11秒2
(リヤのグニャグニャ治すと10秒切れるでしょう・・・)
4本目乙2000の寝叔母&前後揃ったホイールをはずし
エレガント号に装着すると
後輪が腰砕けする症状は起こらず、いい感じであった。
新ネオバ装着のエレガント号
ベストラップ2分13秒2
(もうひとつのタイムであります)
エレガント号 今のホイールなら後輪のバネレートを上げたほうが
良くはないか?と思うです。
それがだめならブッシュかな?
どちらにしても外に出っ張ったリヤタイヤの入力を
足回りが受け止められないと様子・・・
でも寝叔母で走ったエレガント号はなかなか快調で
楽しかったです。

激走エレガント1号
当日お会いした「みんとも」ともっとお話したかったが
乙2000の修理復旧のため、TMRさんへ向かう。
また快くドライブシャフトを貸していただいた
レイラさん「ありがとうございます」

戦い破れ日は暮れて・・・烏は山に帰ります
部品の到着に時間が掛かり、、APを出発したのは夜10時
途中ナビが迷い熊本インターから九州道へ
途中2機変態を組一路東へ・・・
上空が朝焼けに染まるころ何とか兵庫県上空に到達した。
ハザードを数回焚いて別れの挨拶を交わす
乙2000とエレガント1号・・・・
よくこのおんぼろで走りきれたものである。
毎回・・・・狭い車で700キロはきついと感じる乙であるが
阿蘇の緑深い山々と新鮮な空気
数知れず点在する温泉郷・・・・
穏やかで陽気な人々との交流・・
乙は今、
九州への旅が「マイブーム」であるのは言うまでもないのである。