
第2次阿蘇航空隊岡山遠征作戦
6月某日、
RYU搭乗員から6月7日飛来するとのこと
前日になりGPZ搭乗員からも入電。
オセロコンビがオカ国にリベンジに来るらしい
しかし、関西航空隊の戦力も増強されていたのである。
その中でも増強著しいのは
「よっちゃん」エレガント1号・・・・
秘密裏に増強計画が進められていた!!
ここでエレガント1号のこの一年の改装記録を説明してみようと思う。
先ず、クラッシュした解体27万円10万キロの機体をベースに
必要なもの必要でないものを見境なく取り外し
1台の車にでっち上げた。
もちろん新品パーツはオイルとブレーキパットくらいであり
後は全て産業廃棄物をリサイクルしたものであった。
おかげで標準より70キロ程度軽く出来たそうである。
彼が言うには自分のS2000は快適性を損なわないデートにも使用できる・・
エレガントな仕様ということで、「エレガント1号」と呼称されるに至ったのである。
また彼は自分の車を初めの頃「中期型」と称していた。
S2000乗りなら分かると思うが、初期・中期・後期とライトの作りが違う。
初期型に乗る乙に対して彼は密かにセコイ優越感に浸って居た訳であるが・・・
そしてこれは間違いであるが
「中期型からリヤのメンバーが変更されて乙2000よりコーナー速いねん!」と
言っていたのを思い出す。
しかし・・・
よく見ると・・・・
中期型にメッキライトは右側だけで、
クラッシュしていない左側は初期ライトであった・・・(ばく
理由は格安中古パーツをオークションでGETしたが、買った右ライトが中期だったらしい・・・
流石エレガント1号である(^^)
だから、それを隠蔽するため現在のエレガント1号はライトを黒く塗っている(ばく
もちろん、この車でデートしてくれる奇特な彼女を現在でも募集中で
あることは言うまでも無い(^^;
6月6日夜・・・
九州からの遠征組みと待ち合わせ
いつものピザ屋へ・・・
「よっちゃん」余裕すら感じさせる自信が漲っている。
明日は・・・47秒出すらしい・・
そして湖畔のバンガローに面した温泉へ・・・
よっちゃんは早めに上がり、足マッサージ機でリラックスしていた。
これが彼を三途の川の渡し場まで、連れて行く原因になるとは誰も想像できなかったのである。
バンガローで酒を飲み、わいわい雑談。
もちろん話題は「ドラテク談義」、
大方の場合・・・
全員ライバル心を隠しながら、表面上紳士的に
相手の自尊心を傷つけないよう配慮しながら
あくまで自分は相手に恨まれないよう・・
出過ぎないように・・・話す(^^;
そして自分が如何に上手で物知りなドライバーかを・・・
表現したがるものである(^^)
もし同じタイムであったとしても・・
相手より遅いタイムだったとしても・・
何時確認していたのか・・・
タイヤのミリ数や気温まで的確に覚えていて
「だから・・・同じタイヤなら・・・・だったりすれば・・・」と
相手の気持ちを配慮しつつ、、、
遠回しに自分が速いか表現するのである(^^)
昔聞いた話に
「女が腐って出来たのが男」とあったが
女性の皆さんには迷惑な話だが・・・
もしかすると間違いでは無いかも知れない。
しかし「今夜のよっちゃん」はセコクなかった。
頭ごなしに・・
自己顕示欲丸出しの「上から目線で」・・・・・
よ:「明日俺さまが、どれほど素晴らしいドライバーか・・見せ付けてやる・・」
しかし、これでは雰囲気が悪くなるので、乙がよっちゃんをタシナメルが・・
よっちゃんは聞かない・・・
よっちゃんは・・・
自分の速さを認めない全員に・・・・
「お前ら・・・素人のくせに・・なめとんか!俺は岡山チャレンジカップAE86クラス。。エントリー130台の頂点に立った漢(オトコ)や! 初代シリーズチャンピオンやぞ・・・頭が高い!!!
おまいらチンカスと一緒にすんなや!!!ゴラァ!!!」・・と言い出す始末。。。(原文そのまま) (^^;
そして・・・・・
「お前らみたいな素人の作った車と俺の車は違うんぢゃ!明日証拠見せたるわぁ~~~ボケェ~!」
乙が、それ以上言うと、よっちゃんが本気で怒り出しそうだったので
乙もそれ以上言わなかった。
しかし・・
よっちゃんのビッグマウスには理由が有った。
この一年間、乙2000に後塵を浴びるたびに・・・
エレガント1号はモデファイを繰り返し現在に至ったわけであるが・・・
また乙の温泉サーキットブログを見るみんカラ友達の友達にまで
「よっちゃん」とエレガント1号の間抜け振りが印象付けられ・・
よっちゃんは内心憤慨しつつ・・
押さえに押さえたストレスが。。。爆発寸前であったのである。
そして,みん友から「かる~く見られる」ことを嫌ったよっちゃんは
秘密裏にエレガント1号をバージョンUPさせ・・・
今回の仕様は、実は・・
ぼろい外観にそぐわぬ可也大人げない仕様である。
■ カーボンドア左右(ぶん捕り)
■ エンジン換装(走行距離小・・ぶん捕り)
■ ミッション換装(1次減速比増大・・ぶん捕り)
■ デフファイナル換装(4.4・・ぶん捕り)
■ 後期メンバー(ぶん捕り)
■ フルピロ (自社オリジナルパーツとして売り出すためフロント周りは自作したが途中面倒になりリヤは既製品を購入・・・自爆)
■ ワイドボディーにF8.5-17 R9.5-17
■ 新品ネオバ08
■ ついでに下取り車からぶんどりの格好良いロールバーもつけている。
下取りおよび買い取り車両からの「ぶんどり」パーツを満載して
ウェーバースポーツの皮をかぶった、
J‘Sレーシングのエッセンス満載の
「エレガント1号」がここに誕生した!!(大爆笑
乙も今までウスウス気づいてはいたが・・・
彼のチューニングショップ社長という立場上
秘密にしていたが、
サーキット議論で熱くなった「よっちゃん」が
思わず・・・
全員にバラシテしまった・・・・(よっちゃんは正直な人です)
試運転中のエレガント1号の図・左右のライトに注目(^^v
よっちゃんも、酒が回ったのか、しゃべり疲れたのか?
全員がよっちゃんのドライビングを認めないのに腹がたったのか「気分が悪い」と寝てしまう。
そして消灯・・・
高地の夜は冷える。
布団に入って目を瞑る・・・・
深夜3時ごろ・・・突然の物音で目が覚めた。
よっちゃんが便所で吐いているようである。
そして、地獄のうめき声・・・・・・
「あぁ~~~苦しい、、、死にそうや・・・胸が痛い、、、痛い、、、、」
「早く病院連れて行ってくれ・・・・」
心配して起きた、よっちゃんの舎弟メカニックが病院に連れて行った。
乙も何かあれば電話するよう伝える。
朝方、とりあえず収まったと2人が帰ってくる。
全員でかんたんな朝食時の会話・・・・
よ:「昨晩は胸が痛くなり・・・本当に死にそうになった・・・(汗)」
全:「よっちゃんの食生活・・今週は火曜から金曜まで4日連続で焼肉食べてたらしいけど・・・」
「温泉で急に血行が良くなり、足マッサージ機がポンプの役割をして
ドロドロの血液が体をめぐり胸の血管に血栓が出来たのでは?」
「不摂生しすぎると・・・・・本当に死ぬよ・・・・」
そんなこんなで湖畔のバンガローをあとにして・・・
走行1回目・・・・
昨夜死にそうになったが、よっちゃんは朝から元気である。
昨夜のビッグマウスを証明しなくてはならない・・・
グリーンシグナルで各機一斉に滑走路を飛び立った・・・・
順番は・・・・
乙2000(一応案内のため先頭を走る)
RYU2000(少しでも走りを頭の中に叩き込みたいから2番手)
エレガント1号(段取りが悪く・・・で遅れた)
GPZ2000(控えめに最後尾に付く・・・)
各機アウトラップを慎重に周ったが・・・
実力を見せ付けたいエレガント1号がRYU2000に並びかける、、そしてパス
計測ラインを全開で抜け1コーナーへ各機急降下!!!
唸るエンジン音・・・「ボロボロボロボロ~~~~ロロッ~~~~」
乙2000が1コーナーを立ち上がるとエレガント1号が
香ばしいオーラを醸し出しながら・・・・背後に付く・・・
よっちゃんの眼中には乙2000しかない・・・
2コーナーで乙2000にプレッシャーを掛け・・・
アトウッド立ち上がりでエレガント1号の軽量&ローギアーを生かし
乙2000のスリップに付き・・・抜き去るつもりだ・・・・
しかし、、、エレガント1号・・・
2コーナーで姿勢を乱し・・・
派手にコースアウト・・・
クラッシュパットを割って、、、そのまま昇天!
ピットに戻るとクラッシュパットの弁償に頭を悩ませ
よっちゃんは寝込んでしまった・・・
流石に乙も声を掛け辛かったのは、言うまでも無い・・・・
こうして第2次阿蘇航空隊岡山遠征は・・・・・
遠く九州から来た遠征組みを無視した・・・
支離滅裂言動・無謀運転・暴飲暴食の
「よっちゃん」のクラッシュから始まったのである。。。。
「始まった」と書いて気がついたが・・・
昨夜からの「よっちゃん」のお陰で・・・
隊員の疲れはこのとき実はピークだったかも知れない。
それは、、猛暑の中で
この後の死闘をかいくぐった者だけにしか分からない・・
エンジンが・・・デフが・・・タイヤが・・ブレーキが・・・
水温が油温がピークを過ぎても言い訳できない・・・
しかし諦めず・・
気力だけで戦ったゼロ戦隊員の
「ご苦労な物語」の序曲であった。
★戦闘シーン省略★(各隊員の動画をご参考に・・・)
戦い済んで・・・・日が暮れて・・・
片付けが済み全員一箇所に車座になり
暫し雑談・・・・
各自タイム計測表を見ながら順位をつける。
6月7日オカ国に集まったラジアル装着ゼロ戦は
乙2000・エレガント1号・RYU2000・GPZ2000・S2000J
番外としてSタイヤ装着のイトケン2000(チューニング2.2搭載)
合計6機であった。
イトケン号を除外してのタイム競争は・・・・
一番手、乙2000・・・・(かろうじて首の皮一枚で・・)
二番手、S2000J・・・(よくがんばりました。)
三番手、RYU2000・・・(だいぶん・・・なれましたね)
四番手、エレガント1号・・・(次回ホウキとチリトリもってきてください。あなたが走るとコースが汚れて迷惑です)
五番手、GPZ2000・・・(タイヤがネオバならエレガント号の強敵になると思う)
寝叔母やNEWタイヤを豆乳した機体が
1~4番でありその差はコンマ5秒の接戦であった。
GPZ搭乗員・・・次回ネオバ投入しましょう。
全員のタイムを比べ
昨夜三途の川の渡し場を彷徨ったよっちゃんには言いたくないが・・
乙から苦言・・・
乙:「よっちゃん、、、S2000JさんやRYUさんに負けてるぞ・・・恥ずかしいぞ・・まじめにやれよ・・・」
すかさず言い返す「よっちゃん」・・・
よ:「でも、あのRYU君の車エンジン2.2やんか!俺の車2Lやし13万キロやろ!S2000J号は後期型メンバーやし・・・・」
全員:「阿保か!?・・お前・・・」と心の中で呟き解散。
こうしてご苦労な搭乗員により今回の大演習も終了したわけであるが・・
今回も得るものが多く、、今後激闘が予想される真夏の航空作戦で
真意を発揮できればと考える乙である。
追記
本作戦に参加した各搭乗員諸君に告ぐ、
今回の作戦は大変困難な状況でありましたが
技量向上に於いて大変有意義な作戦でありました。
また死線を彷徨った「よっちゃん」は・・・
朝電話したところ・・・・・
・ ・・・・・
・ ・・・・・
「普通に元気」でした(笑
「もう悪役に徹して、容赦なく逝てまう!!」らしいです(^^;
強気の発言を続ける彼を各搭乗員・・・・
「生暖かい目で」見てやってくださるよう、
乙からお願い致します。
それでは諸君・・・・・<(`^´)ケイレー