2014年08月16日
ある日 乙の元にメールが届いた。
門弟どもの1人 GT-R君からだ
『どうしても果汁移動をマスターしてコーナーリングをカッコよくしたい』そうだ
彼は人一倍真面目で実直な人
そして自動車が好きで 34GT-Rをコヨナク大事にしている。
ただ 問題は 腕がない・・・
同時期 始めた 彼の同僚 エボⅩ君と 最近 差が広がりつつあるのを
憂慮して 特訓である。
1人じゃ 経費が掛かるので 会社の後輩を拉致し
2名での参加
同時期入門の同僚 エボⅩ君を誘わず
会社の後輩 タカ目君を誘うのがミソであるのは言うまでも無い(^^;
普通なら 1人で良いのだが
暑いので 乙だけでは心許なく師範代 高名な うつぼ先生 別名『鈴鹿のトラ先生』に電話して来てもらう。
齢108歳の老人 乙1人では 面倒見切れないのは当然であった。
こんなクソ暑いのに 現場でタイヤ交換なんかしたら 心臓止まるわい・・・・(^^;
当日朝 4時起き
道具を助手席まで満載した『ミラたん』に打ち跨り
老人らしく高速道路を時速80キロで爆走
車内での荷崩れを片手で受け止めながら7時ゲート前到着
速くも 『鈴鹿のトラ先生』と
遠く温泉県より 『とーりょう君』が着ていた。
ゲートオープンと同時に ピット移動
荷物を降ろして 門弟どもを待つ・・・
門弟2名が 黒いタカ目インプでやってきた。
トラ先生が呟く・・・
虎:『門弟さん達 みな良い車乗ってますよね~ なんで下手なんでしょう?』
乙:『シランガナ そんな事まで心配してたら オデ クビククラナあかんわw』
走行初期
トラ先生には門弟どもの『人間ロガー』 ようするに助手席に乗ってもらう。
走行後 トラ先生のコメント・・・
『メチャ こわい~w』らしい・・・(爆
ガクガクブルブルしているトラ先生
このために トラ先生を呼んだのは言うまでも無い(^^v
GT-R君は まだ減速&シフトダウンがしっかり出来ず
早期にブレーキングを終了してしまうので コーナー入り口の肝心なときに
フロントに果汁が掛かっていないし失速しまくり
失速するからアクセル踏みまくりで コーナー飛び出しそう・・・
(以前は本当に飛び出してたのだけど・・・)
インプ君は 果汁移動することすら知らないみたい・・・
自動車の運転は簡単で
簡単に説明すれば タイヤに荷重が掛かると 滑りにくくなり
荷重が抜けると 滑りやすくなる
荷重は 減速すれば前に行き
加速すれば 後ろに移動する。
バスや電車の車内で吊革に捕まっていれば理解できる。
例えば 車両重量が1000キロあれば その車重を4輪に分散していて
それを アクセル踏んだりブレーキ踏んだりしながら 都合よく 荷重配分を変えて
ステアリングの補助とし
行きたい方向に走るだけである。
コーナー進入(ハンドル切り込む初期)は 前に荷重がある方が都合がよく
コーナー後半(アクセル踏むとき)は アウト側に向かうのだから
後方に荷重があるのが自然であろう・・・
そして行きたい方向に ハンドルを素直に向けていれば それでよい
それだけの事である。
なぜ こんな簡単なことが出来ないのだと・・・(激怒
朝一番からコンマ1秒決戦でトラ先生に4000円取られた乙は・・・
取られた乙は・・・
乙は・・・・(涙目
『乙は怒った!!! もう寝る』と そのままフテ寝して
タイヤが擦り切れても ガソリンが無くなっても
ミラのロアアームボルト折れて キャンパー45度くらいになっても
ドライブシャフトが抜けてレッカーで帰ってきても知らん顔・・・
そんな整備を みな トラ先生に任せて オトナシの構えの
乙であるのは言うまでも無い(^^;
気が向いたら
次号『乙かれ!さんはヘタクソ!?』に続く・・・・(号泣
Posted at 2014/08/16 16:07:08 | |
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