自分は若い頃といってもまだ30代前半ですが、
沖縄に8年くらい住んでいました。
大学が沖縄でそのまま沖縄で就職して
18歳のころからの8年間でした。
テレビで取り上げられるように、
沖縄の人はやさしく、時間がゆっくり流れる土地で
忘れていた日本のような感じでした。
大学生のころからでしたから、
当然沖縄の友人も多く出来て、
学校にも行かず毎日朝方まで遊んでいました。
沖縄の夜は本当に長くて、
カラオケやボーリング場は朝方までやっていましたし、
毎日のように夜の海岸で朝まで飲んで語ったりしてすごした
人生で一番遊んでいた時間でした。
今でも宝物のような時間です。
テレビでもとりあげられない沖縄もたくさん体験しました。
米軍基地の中のレストランでアメリカ兵にまじって飲んだり、
基地の中のテニスコートでアメリカ兵のカップルとテニスしたり。
アメリカ兵の運転する車と友人の車が事故をおこして泣き寝入りしたり。
今までの生活にない暗い部分(あえてここではかきませんが)も
仕事の都合や友人に教えてもらったりしていろいろ体験しました。
日本人にとっては沖縄は観光地なんです。
それが悪いことではありません。
でも沖縄は外国でもないのに、一部の町では日本人以上に
アメリカ兵の数が多いなんて事は普通で、
国道の上を最新鋭の戦闘機が、今まで聞いたことがないくらいの
本当に大きな音をたててすぐ近くに着陸する。
軍用車両が演習のため一般道路を走り、演習場の射撃練習の音がひびく。
本当はアメリカじゃないかって良く考えました。
沖縄の人たちの所得水準は低く、東京は沖縄の1.5倍です。
そういった経済状況では当然国の振興策が必要で、
典型的なアメとムチ。
確かに今日本はアメリカの核の傘が必要なのかもしれません。
米軍の前線基地としても基地は必要でしょう。
ただ沖縄だけが日本の米軍基地の8割近くを負担しています。
そういった現実をもっと世の中のかたがたに知っていただきたいと思います。
沖縄戦を戦ったご老人が言っていた事を思い出します。
『沖縄は本土に見捨てられた…』
同じ日本という国に住む人たちから、
まだ許されてないことを知ってほしいと思います。
ブログ一覧 |
わたくしごと | 日記
Posted at
2007/02/15 23:56:24