リバース連動ミラーは、使用していると徐々にズレていきますが、これを無段階で調整してズレをほぼゼロにする方法をご紹介します。
方法としては、ミラーのモーターは直流モーターなので、「直流モーターの回転速度は電圧にほぼ比例する」という特性を利用します。具体的には、ミラーへの配線の間に下図のような接続で可変抵抗器とダイオードを割り込ませます。原理としては、右から左へ電流が流れる場合はダイオードでスルーして、左から右へ電流が流れる場合は可変抵抗器を効かせて回転速度を遅くするというものです。つまり、回転速度の速い回転方向を可変抵抗器を効かせることにより遅くして、回転速度の遅い回転方向と回転速度を合わせるということです。
ミラーへの配線は2本ありますが、どちらに割り込ませても構いません。ただし、ダイオードの方向は、回転速度の速い回転方向を遅くする必要がありますので、回転速度が遅い回転方向の時に電流が右から左に流れるようにダイオードの方向を合わせて接続する必要があります。ただ、ダイオードの方向を間違えたとしても、ダイオードを引っくり返せばいいだけの話ですが。私が使用した部品は、
・可変抵抗器:RA30Y20S B500 (50Ω)
・ダイオード:日立 U15B
ミラーのズレの調整後の可変抵抗器の抵抗値については、ミラーに使われている直流モーターはどんな車も似たような物だと思いますので、0~30Ωの範囲内になるのではないかと思います。ちなみに私の場合、抵抗値は20Ω強になりました。
調整が決まれば、ズレをほぼゼロにできると思います。
ただし、諸要因によりどうしてもズレが発生して抵抗値を時々微調整する事になると思いますので、可変抵抗器は調整しやすい場所に設置したほうが良いです。
この方法は、面倒くさい調整をすることなくダイヤル1つで調整できるので非常に楽です。
Posted at 2019/04/10 20:10:54 | |
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