置かれたところで咲きなさい。

前のブログに、たくさんのイイね！、コメント、ありがとうございます

あの記事の続きを書いてから、皆さんへのお返事をしたいと思います

相変わらずのゆっくり返信でごめんなさい










3人の子供に囲まれて

専業主婦の毎日を送ることができるだけでも

とても幸せなことだと



そしてそれは、自分で選んだ道なんだと

頭では分かっていても



今ある幸せに、素直に心から感謝できず

諦めきれない夢に溜め息をついていた自分に



玄関先で眠ってしまった息子と

お孫さんを乗せて颯爽と、インプレッサを楽しむおばあちゃんと

その二つの出来事が、自分の夢の方向転換を助けてくれました



ただ、それを「諦め」とは言いたくなくて

なんとなくもやもやと

心は最後のところで葛藤したまま・・・


























子供たちを連れて、実家へ新年のあいさつに行ったとき

今の胸の内を、育ての母の背中に向かい

ぶつぶつぼやいていたところ


子供たちの相手をしながら、母がぽつり



「人のために自分の時間を使うということは、尊いことよ」


























そういえば、育ての母が自分のためだけに

自分の時間を使えるようになったのは

彼女が60歳を過ぎてからのこと



奉公、という名のもとに東京から茨城へ

茨城から栃木へと居場所を転々とさせられ

それでも、どんな環境に置かれても、何にも負けず

仕事の傍ら、血の繋がらない私を育てて



人生の大半を、人のために時間を使うことを余儀なくされてきて

やっと自分の時間を手に入れて

穏やかな毎日を送りながら

今でも彼女は、私や子供達のために時間を使ってくれる



子供への、無償の愛とはそういうものだと

体を張って、教えてくれる


























育ての母の言葉に、自分の心を抱いてもらいながら

それをひとつのカタチにしたくて



何かないかな？と、ヒントを探し

先日、少しだけ家族に時間をもらい、一人きり

ふらり立ち寄った本屋で見つけたタイトル



その一言に惹かれ、中身もろくに読まずに

レジへと持って行った本があります



「置かれた場所で咲きなさい」










今の環境を、そうそう簡単に変えることはできない

ならば、その環境を嘆き悲しみ、諦めるよりも

今自分が置かれた環境、そこで精一杯、咲く努力をするということ



環境は選べなくても

そこでの生き方を選ぶことはできる





仕方がない、と諦めるのではなく

笑顔で生きるということ

その努力をすること



それは、自分を幸せへと導くだけでなく

周囲の人も幸せにすることができる、ということ



もしも咲けないときは

下へ下へと根っこを張らせればいいのだと



そうやって、今を大切に、精一杯に生きること

それが、咲くということ、と・・・



本に書かれた短い言葉を手に、一人車のなか

ひとつの思いをお腹の中に抱きました

そのカタチは、小さな花のつぼみのよう

春の陽だまりのように、とてもとても温かいもの

























今、私が子供達のために自分の時間を使う、とうことは


置かれた場所で咲く、ということ


それは、とても尊いことなんだと


























諦める、という言葉の代わり・・・代わりではなく

改めて自分を見つめなおしたとき

自分は人生を諦めるためにここにいるのではない

今を輝くためにここにいるんだ、と



過ぎた過去は今に繋がり

今は未来に繋がっている

そのどれもが、かけがえのない時間なのだと





雪の下で静かに、したたかに咲く花

この花のように、置かれた場所で咲いていきたい



ここに置かれたことと、自分をとりまく全ての人に

子供達に

素直に感謝を思える、言えるように

それが、私の「子育てに咲く今」、ということ



























愚痴も言えば、迷うこともあるけれど

支えることも、支えられることもあって、それが人間

だから、人間はやめられない

人間であることを諦めない





泣き虫で弱虫の自分は、今日もここで笑うんだ

今日にくじけても、明日には笑おうって思うんだ

今を一生懸命、咲きたいんだ