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ハチロックのブログ一覧

2012年12月08日 イイね!

心を、軽く。

心を、軽く。たくさんあった書きたいこと、あれほど

ふとした時でさえも

頭の中に言葉が廻り、心は重かった



少しばかり、書くことを止めようと思って以来

嘘のように心が軽くなった









軽くなった心で見る世の中は

気付けば、もう秋も終わりのころで


夏の終わりから、秋の始まりにかけて起こった

身の回りの様々な出来事に、どれだけ気を取られていただろう





















書く、ということは

「自分の思い」を、言葉に置き換える作業のことで


書いているうちに、自分の中にもう一人の自分が出来上がっていく


それは、

「この世にたった一人の、かけがえのない自分」だ





自分の思いを言葉にする作業を繰り返すうち

この、かけがえのない自分が放つ言葉たちは

自分が意識するよりはるかに大切な存在となり


自分でも気付かないまま、まるで自分の分身のように

心の奥底に、静かに、したたかに、息づく

ほんの少しの、自分は特別なんだ、という意識と共に





















その、かけがえのない自分が発動されるとき

人は「意見する」


それを相手に伝える、伝えないは別としても

心の中に、自分なりの思いを抱えることとなり


思いが言葉になった時、相手に「気付かせる」という名目で

自分、を意見することになる





たとえば、

大切と思う誰かを救うため、自分の持てる知識や経験から

言葉を掛けることがある


少しの喜びと、その裏の偽りと裏切りに怯え

迷い悩み、それでも一人前を向く、大切な人の姿に

ぜひ、手を貸してあげたいと思う


自分が、その人の抱える暗闇の、一筋の光になれたなら


でも、

互いを思い、思いあうからこそ溢れ出る言葉が

端から見れば、単なる言い争いにしか見えないことに気付く


それが、自分の周りの誰かの心を傷付けてしまうことになるとは

少しも考えたことがなかった

自分は、正しいことをしていると思っていたから





相手を思う気持ちを言葉に置き換えた時

どうしてか、最後は「自分のため」になってしまうことがある


ただ、相手に気付いてほしいだけ

ありとあらゆる言葉を駆使して、気持ちを伝えたい


でも、もし少しでも、かけがえのない自分が傷つこうものならば

穏やかな言葉で隠しつつ、死に物狂いで反論する


どうしてこうも、思いは伝わらないのだろう?

こんなにあなたを大切に思っているのに・・・





















人はなぜ、言い争うのだろう

なぜ、自分自身を認めたい、認めさせたい気持ちになるのか


なぜなら、

この世にたった一人の、かけがえのない自分、が可哀想だから


いろいろな経験をして、少しだけ特別な自分、をかばうために

言葉は次から次へと、溢れ出る





人のため、誰かのため、あなたのため


そうやって相手を思い遣るような言葉を並べて

自分を「意見する」ことは、結局のところ

かけがえのない自分のためでしかないこと


そんな自分をかばうことは

「恥」、というのだと教えてもらうことになる





















この世にたった一人の、かけがえのない自分、でいることを

少しばかり、止めてみる



自分は特別でも何でもない

ただの人である



そう思うことは、簡単なようでいて

案外と難しい


それに慣れてくると、何を見ても、聞いても、読んでも

あまり心が動揺しないことに気付く


「意見しよう」、という気持ちが薄れてくると同時に

心が楽になる



事実だけを受け止め、整理整頓して、不必要なものは捨てる


「意見しないこと」


それだけで、大分心は軽くなる



意見をする、ということは

自分自身を認めたい、認めさせたい


「かけがえのない自分、でありたい」気持ちの表れなのかもしれない





















もしも思いを言葉に置き換えるのであれば

毒にも、薬にもならないようなものがいい


本当に大切なことは、言葉には出来ないものかもしれない


だから、

ただそこに自分は存在するだけでいいのかもしれない


と、思った





ふと、沈黙は金、雄弁は銀、という言葉を思い出す



遠く昔は、金より銀の方が価値があったという

時として、沈黙を守るよりも、勇気を出して雄弁であることの方が価値がある

そういう意味も含まれるこの言葉だけれども


今の自分は、何をも語れるほどではなく

やはり、人に意見する前に、黙って自分のすべきことに

全力で向かおう、と思う





















流れの底で、美しさを保ったまま

そこに、ただ存在する紅葉に思う


特別に自分を飾らなくても

本当にきれいなものは、地に落ちてもなお

どこまでもきれいなんだと


そんなものには、自分、という意識はなく

だからこそ、不必要な摩擦も生まれない


流れに勝つこと負けることなく

流れに共存する姿は、ただただ美しく

人の心を奪う















Posted at 2012/12/08 06:19:40 | ヒトリゴト絵日記 | 日記

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