
知らないこと
知ろうとしないこと
知らせないこと
もしも知らずに失敗しても
またそこから
やり直せばいい
23で免許を取ってから
MTのサニー、ATのサニーと乗り継ぎ
25で初めて、新車でラシーンを買いました
可愛くって、嬉しくて
通勤だけでなく、意味無く街乗りしてたっけ
一生乗ってあげる、って誓ったんだけど
納車から、あと数日で1年という、ある雨の夜
当時の彼を助手席に乗せていたときのこと
右折の為に、交差点内に居た自分
信号が黄色に変わり、発進
と、止まらなかった対向車のトラックが
ラシーンの左側面、後部座席に突っ込む
という事故を起こしました
あの時、思い切りアクセルを踏み込んでいなければ
雨で多少すべる路面、もしも4駆のラシーンでなければ
今ここに、自分は居なかったよ
と、事故処理に来たおまわりさんに
現場に残っていた無傷の彼は言われたそうで
その頃、救急車で病院に運ばれ、ケガの処置を受けていたものの
自分が気がかりだったのは、彼とラシーン
事故の連絡を受け、病院に母と、母の彼氏が来てくれ
ラシーンは既に解体屋に運ばれたことを教えてくれました
「あれは、もう廃車にするしかないね」
そう母の彼氏に言われ
病院からの帰り道、そのまま解体屋に向かい
雨の降りしきる真夜中
潰れたラシーンの姿をずっと見ていました
自分と、自分の彼の命を守ってくれた、ラシーン
一生乗ると誓ったのに・・・
解体屋を後にして、彼と別れ、自分も自宅に戻ったときのこと
母の彼氏に、ラシーンは廃車にすることと
今後の車をどうするか、聞かれました
何を話したのか、今でも思い出せないのですが
その事故からたったの一週間後
同じ型、同じ色の新車のラシーンが、私の前にいました
複雑な気持ちだったけれども、今度こそ、大切に乗ろう
前のコの分まで、大切に・・・
と、思ってはみたものの、不思議ですね
気持ちが伝わるのかな?
二代目は、調子が悪いワケでもないのに、何となくふけないEg
2速から3速に変わるとき、ガツっと繋がる感じ
一代目の時は、そんなことは一切無かったのにな・・・
二代目がヤキモチ妬いてるのかな?
そんなことを思いながらも、大切なラシーンだもん
二代目も、同じように可愛がっていました
とね
余計な話を聞いてしまったんです
あの時のラシーン、事故車専門の業者に○○万で売れたって
え?
廃車にするんじゃなかったの?
母の彼氏、某ディーラーの所長さんでね
ラシーンは二台とも、その人から買いました
その人、とは言っても、自分が1歳になる前からの付き合いで
ずっとね、「パパ」と思っていた人なんですが(笑
「パパ」が廃車にすると言って解体屋に持って行ったラシーンは
実は、業者に売られ、そのお金は「パパ」の懐に入っていたんですね
母もそれを知っていた、というか、承知していたわけで
二重のショック
娘のローンが、3年から5年に変わってしまうことよりも
付き合う彼氏の懐具合の方が心配だった、のかな・・・母は
そう言えば、もう一つ
事故後、一週間で納車になった、新しいラシーン
周りからは、「塗装も乾かないうちに買ってきたの?」
なんて、からかわれたりもしましたが
当時の人気車種、人気色、たったの一週間で納車になる?
実は、他に納車予定だったのが、どうもダメになった車だったらしく
まわりまわって、私の元へ
事故で真っ白の頭、ドコでどう書類を書いたかも、覚えていないはず・・・
そのラシーンにしてみれば、無理やり決まった嫁ぎ先
どうりで、少し機嫌を損ねていたわけですよね
ついでに、保険のお話しもいろいろとあって
黄色信号の交差点では、直進車より、右折車が優先
ということで、過失割合が少なかったのに
あっという間に逆転で、自分の過失が8割に・・・
相手の保険の担当者が、「パパ」のお友達だったから
そんな理由を言われましたが、もう何も言い返す気力も無く
これまた、母と、「パパ」とで話が決まっていたようで
もう過ぎてしまったことなのでね、忘れてしまえばいいのですが
先日のブログ、大破した車を再生させる板金屋さんのこと
あれを見た瞬間に、当時の事がはっきりと蘇ってきて
もしも、自分が、あのようなところを知っていたら
新車を買うお金を用意してでも、きっとね
自分たちを守ってくれた、あの一代目を直したと思うんです
誰になんと言われようと、解体屋になんて渡さなかった
なぜ、当時の自分がそこまで調べたりしなかったのか
悔やんでも、悔やみきれませんが
何かあった時には自分の力で、自分の判断で
今度こそ、「再生」のために努力する
それは、車に限ったことではなく
カタチの在るもの、カタチの無いもの
どんなものでも、どんなことでも、諦めない
知らないこと
知ろうとしないこと
知らせないこと
それらを、善し、とは思えない
そんな反省を踏まえて
「再生」への思いが詰まった、あのサイト
私のような思いをする人が、一人でも減るようにと
ご紹介させていただきました
ちなみに、ラシーンに同乗していた、当時の彼
今では私の旦那様です
あんな経験をさせられても、こうして一緒に居てくれるんだから
彼も相当根性の据わった?!人ですわ~
(;´∀`)
あの事故の時
アレくらいの破損なら、直せるんじゃね?
アレ、業者に売られちゃうんじゃね?
と、彼は思ったそうなんですが
当時は付き合い始めて、まだ間もなく
しかも、「パパ」はヤ●ザのような風貌のいかついオヤジ・・・
人の家庭の事情に口を挟めるわけもなく
ただ成り行きを見守るしかなかった、と
そう言われれば、仕方の無いことだったんですが
もしもひと言教えてくれていたら・・・
と、失敗をしたら、またそこからやり直せばいいのだ!!!
そんな過去、いつまでも引きずってるから
「ちっちぇ~やつ」
って、言われちゃうんだもんね
( `д´) ケッ!
あの時の母の気持ち・・・
自分は女として、理解は出来なくても
いつか、許せるときがくるといいな
許せるかな
許せるよね
唯一の肉親だもの
離れてしまった心の距離
これにも、再生の思いがあったりします
Posted at 2011/12/03 02:17:53 |
ハート絵日記 | 日記