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ハチロックのブログ一覧

2013年12月10日 イイね!

信念。

信念。 
小さい時から、それこそ幼稚園に入る前から

朝はなかなか起きられなかった長女


確かに我が家はよそのお宅より少しばかり

お布団に入る時間も遅かったかもしれない

けど


それにしても、耳の傍でけたたましく鳴り響く

四つの目覚まし時計にも負けない眠気って、どれだけ?





彼女が幼稚園に入ったころから、ずっと

長女を起こすのが夫婦の日課で

園の制服に着替えさせるのも

髪の毛を結んであげるのも

おにぎりやサンドイッチを口に入れるのも

なにもかもやってきてあげて



今更、「どうしてこの子は自分で起きられないんだろう?」

って

それって、ある意味無責任な親だよな、と





「自分で起きられない子ども」にしてしまったのは

ほかならぬ自分たち夫婦であって

子どものせいじゃない



忙しい朝の時間帯、子ども自身に支度をさせるよりも

親がアレコレ手伝った方が早く済む

・・・済むけれども

子どもがひとりでできるまで待ってあげることが

親の本来の役目と気付いたのは

つい最近のことで



自分のやってきたことは、子どもの手伝いではなく

むしろ、彼女の邪魔だったんだなぁ、と





















そんなこんなで、小学生になってからも

自分では起きられない長女に

朝から何度となく声をかけては、イライラし

小言を言いながら子供を送り出す毎日に

いい加減、自分の怒った顔が嫌になり



ご近所のお友達に聞いてみれば

中学生になっても、高校生になっても

未だに親が起こしているというお宅ばかりで

朝から子どもを怒る風景は、どこも同じなんだと



いやいや、それじゃ~ダメなんだよ、と

ちょっとネットを覗いて見つけた言葉

「朝、ひとりで起きられない子供は

いくつになっても、起きられないことを親のせいにする」

゚(∀) ゚ エッ?



ままま、わが子はそんなにアホじゃないだろう

そんな気持ちで見送ったその言葉だったけれども





















この11月から始まりました、我が家の一大プロジェクト

題して

「小学校を卒業するまでに、早起きのできる子どもになる」



四つの目覚まし時計を駆使して、なんとか自分で起きる

親は、どれだけ時間が過ぎようとも、声をかけない

登校班の時間に間に合わなくても、車で送らない

自分の足で学校まで行くこと



そう決めてはみたものの

最初のうちは時計が気になって

イライラが増すばかり・・・

遅刻スレスレの時間に、つい夫婦のどちらかが

布団をまくったり、カーテンを開けたり、声をかけたり

結果、今までと変わらない毎日で



でも、子どもにとってみれば

「どうせ起こしてくれるんでしょ」とのんきなもので

「もう起こさない」と言った親は

結局、ただの「嘘つき」になってしまったワケで





「朝陽を浴びると自然と起きられる」ハズの

「明け方にカーテンを開けてあげる作戦」

それでも、ぜ~んぜん起きられない子ども

これもダメだったか、とカーテン作戦を止めた朝

やっぱり起きてこられない子どもに

「どうして今日も起きられないの?」と聞いてみると

「だって、ママがカーテンを開けてくれないんだもん」

゚(∀) ゚ エッ?



「起きられないことを親のせいにする」

ってのは、本当なんだな・・・





















起きられない理由はいろいろあって

一番の理由は、時間の使い方が下手

一日のスケジュールを立てて、それを実行する

ってことができない



それは、小さいころから親が時間割を決めて

子どもはそれに従うだけだったから

きっと自分ではどうやって時間を使っていいのか

未だにわからない、ということなのだろう



やっぱり親が手を出しすぎることは

子どものためにはならない



早寝早起き、ではなくて

早起き早寝、なんですよ、と保健の先生に教えてもらった

朝、早く起きれば、夜遅くまでは起きていられませんから、と



9時には部屋に戻る長女・・・だけど

実はコッソリと遅くまで本を読んでいるらしく

だから早起きができないのだろう

時間の使い方も、彼女は学ばなければならない





















と、いうわけで

頭で理解しても、体で覚えなきゃ~ダメ

親も、子も



夫婦で相談して、どれだけ時間が過ぎようとも

絶対に起こさないことに決めて



身支度だけで精いっぱいで

朝ごはんも食べられない日が続き

保健室から心配の手紙が届いたり

泣きながら一人で登校する姿に

ご近所から電話やメールがきたり

お友達が玄関まで迎えに来てくれたりもするけれども

絶対に起こさない、起さない・・・



この一カ月の間で、朝の会には

二度ほど間に合わなかった

登校班において行かれたことも、たびたびあった

それでも一時間目までには、なんとか間に合っていて

ここ最近は、朝ごはんも食べられる時間に起きてきて

ちょっとほっとしていたのだけど





















月曜日、ついに八時半を過ぎ、九時を過ぎ

九時半

もしかして熱でも出したのかな?と

さすがに心配になって部屋を覗いてみると

ドアの開く音で値を覚ました長女



時計を見て、最初の言葉が

「なんで?どうして?」

いやいや、それはコッチのせりふ



やっと現実に気付いて、泣き出す長女

「どうしよう、どうしよう」と部屋をおろおろ

それでも服を着替え、ランドセルを背負い

体操着の入ったバッグを手に取る

「今日は休む!」と言わないところが

彼女のいいところだとは思うんだけど←馬鹿な親



「落ち着いて、遅刻くらいなんてことは無い!大丈夫!!」

普段、遅刻は厳禁!!と言っているくせに

遅刻しても大丈夫!!だなんて

ちょっと矛盾してるなぁと思いながらも

パニくる長女をなだめる自分























トイレ、歯磨き、髪をとかして

泣きながら「行ってきます」と、力のない声



学校の決まりは、「ひとりで登校させないこと」

なんだけど

車で学校まで送らない、と長女と約束しているので

家の庭先から彼女の背中を見送ることに



家から学校が近いので、校門まで行く姿を

ここでずっと見ていることができるからこそ

このスパルタな作戦を決行できるワケで



でも

わーんわーん、ではなく

うううぅぅぅ、と

嗚咽を漏らしながらとぼとぼと歩き

ときおりこっちを振り向く我が子を

ただただ見送るだけって

案外辛いもんです



自問自答もします

これでいいのか?って

目の前に、かわいそうな子どもがいるのに

こんなことをしていいのかな?って思います



虐待かな、恨みに思うかな

嫌われちゃうかな、私って鬼かな

いろんなことも思います





















でも

今、目の前の「かわいそう」よりも

将来、自分で何にもできない大人の

「かわいそう」の方が

はるかに親の罪は重いのだと思う



今まで起こしてもらっていた子どもにすれば

今のやり方は、本当に戸惑うことばかりだろう

傍から見れば、無責任な親にも見えるだろうし

今更ひどいんじゃない?とも思われるかもしれない

それでも、今、直さなければいけない

これからの人生の方が、ずっと長いのだから





時計を見て飛び起きる長女の心境や

ひとりで歩く学校までの道のり

教室のドアを開ける瞬間の緊張

それをわかっていながら、手を貸さない親の気持ち

頭では理解しても、やっぱり体で感じてみると

痛いです

いろんな意味で、とっても痛い

今までごめんね、と思うと

本当に痛い





















これからの子育て

手を出したい場面があったとしても

この痛みを思い出して

手を貸す前に、一度考えようと思う



今まで手を出してきた、この「貸し」は

親子にとって、大きな「借り」になって返ってきた

時間はたくさんかかるだろうけれども

親の「借り」は、きちんと返そうと思う





ついでに、忘れ物が得意な長女と

もう一つの約束をしました

何を忘れても、家に電話をしてこないこと

親は絶対に忘れ物を届けないこと

何かを忘れて授業がまともに受けられなくても

友達に迷惑をかけることになっても

自分で責任をとること



朝寝坊、忘れ物、手を貸さない親

そこから自分自身で考え、学んだことは

この先の自分の財産になるだろう



小学生の今のうちだと思う

いっぱい失敗して

いっぱい迷惑をかけて

いっぱい謝って

いっぱい感謝すればいいのだと思う



許されることもあれば

許されない失敗もあるかもしれない

それでも、今のうちに経験したことが

将来の自分を支えてくれることは間違いない





















「足し算の子育てよりも

引き算の子育て」



最近子どもたちが通いだした「公文」の先生が

そう教えてくれた

子どもたちには、「自分でできるチカラ」が

生まれながらに備わっているはずだから

足すことよりも、一歩引いて見守ること

・・・そっか、そうなんだよな、と





と、学校から帰ってきた長女

「教室に入る前には泣き止んだよ~」

それって、得意げに言うことか?



イマドキの学校、遅刻くらいじゃ怒られない

廊下に立たされることもないし

ましてゲンコツやらビンタなんてのもなくて

怒鳴られることさえ、ない



確かに、チカラで子どもを抑えることは

あまり勧められたやり方ではないけれども

自分が子どもの頃、先生に怒られることで

痛みとともにいろんなことを覚えたような気もする



愛情のこもった説教や、ビンタ

あのころが懐かしく、鮮やかに思い出される

あの痛みもまた、自分にとっては財産なんだな





















さて、今日は何時に起きてくるやら・・・

今は「ギリギリ」の毎日に慣れつつある彼女だけど

小学校卒業までの一年とちょっとで

少しずつ早起きのできる子どもになってほしいと思う



性懲りもなく、何度も失敗を繰り返して

「早起き」のいろんな意味を感じて欲しいと思う

早起きをするためには、とか

早起きをするとこんなことが、とか

親が教えるのではなく、自分の肌で感じて欲しいと思う



こんな当たり前のことが、当たり前でないこと

本当に情けないとも思うのだけれども

これも自分が今までやってきてしまったこと





長女がひとりで早起きできるようになるまで

誰になんと言われようとも

「手を貸さない」

その信念を持って、子育てに臨みたいな、と思う



正直、ご近所さんや同級生のママさんたちの視線が痛い

なにもそこまでやることはないんじゃない?

そんな言葉がどこからか聞こえてきそうだけど



「いつかきっとできるようになるよ」

どの人もそんなことを言ってくれる

でも

なにもしないままでは

いつになってもできるようにはならない、と思う



無駄にも、虐待にも思えるそんな日々の向こう

それでも子どもを信じて一歩前で待っていれば

「いつかきっとできるようになる」

この信念だけは、貫こうと思う















Posted at 2013/12/10 13:56:17 | トラックバック(0) | コドモ絵日記 | 日記
2013年12月05日 イイね!

小さな決意。

小さな決意。先日、育ての母との電話で

歳をとるのは嫌だね、と


歳を重ねることが嫌なのではなく

「老い」を自覚するたびに

なんだか寂しく感じるのだと





少し前まで、何の気なしにできていたことが

ここ最近は、時間をかけなければできなくなっていたり

気にもかけなかったような、小さな段差につまづいてみたり

お茶碗一膳の、白いご飯が食べきれなくなっていたり


ひとつひとつの変化の積み重ねが

母の心をしぼませてしまっていて

その、小さく細く、丸くなりつつある背中を見るたび

焦る





この人のために自分ができることはなんだろう



あれほど、自分のことしか考えていなかった自分が

この人のために、と言えるようになったのは

ほかならぬ「この人」のおかげであって


そんな「この人」は

「私のことはいいから、子どもたちのことを見てあげて」

という


この人のために、今の自分にできることは

精一杯、3人の子供たちを育てることだと

老いた背中に教えてもらった





今から40年も前のこと

芸者を引退したこの人が、私の手を取り通った駅東の公園

春には桜に囲まれ、夏は噴水で水遊び

秋に舞い散る紅い葉と、雪だるまの冬

ぐずった私をおんぶして、何度となく訪ねた公園の

今でも変わらずたわわに咲く桜を見ながら

この春、この人が言ったひとこと

「あと何回、この桜を子どもたちと見ることができるかな」





















もう霜の降り始めた冬の初めのある日

電話の向こうの、か細くなった声を聞きながら

そんなひとことを思い出し・・・





そういえば、ついこの間

ある人と同じようなことを話したな、と


夕暮れ間近の、忙しい時間だったけれども

快く電話に出てくれたその人と話していたこと

「もう、自分のことはいいよね、やっぱり子どものことだよね」


人生の諦めでもなく、忙しい日々の言い訳でもなく

たとえこの先、自分の時間が廻ってこなかったとしても

今の自分には、やるべきことがある

そんな、小さな小さな決意




















いつの間にか、母の教えが

自分の胸の中にも宿っていたのかと思うと

いつか来るであろう、別れの日を迎えても

自分の中には、母は永遠に生きているのだと・・・





日常に押しつぶされそうになる自分だけど

家族と、少しの心許せる友の存在に

こうして生かさせてもらっています





全ては自分が選んだ道だから

親の有る無し、子の有る無し

お金と時間の有る無しに関わらず

前を向いて歩いて行こうと思います















Posted at 2013/12/05 05:13:34 | トラックバック(0) | ヒトリゴト絵日記 | 日記
2013年11月09日 イイね!

絶対、ということ。

絶対、ということ。  
  
地球が人間を生み出したのだとしたら

将来を見据えて、地球は人間を産んだ瞬間に

自爆スイッチを押したのだと思う










地球を壊すのは、人間だ

その人間を産み落とすとき、きっと地球は

自身の最期を覚悟したのだと思う



どんな人工的な力も、自然の力には及ばない

それでも人間は、何かを作り、未来に繋げようとする

それが、生きるものの本能なんだと思う































ある日ある時、突然訪ねてきたその人は

「永遠の命」を売っていた



全ての話を聞かないうちに、私の口から出た言葉は

「永遠の命なんていりません」



もし私が永遠の命をもらったとしても

自分で自分の命を絶ってでも、その人生を終わらせます

人は、命に限りがあるから頑張れる

ゴールのない人生では、人は頑張ることはできないと思います































ぽかんと口を開けて聞いていたその人は

神、という言葉を口にした



目には見えない「神」という存在は

都合の悪い時の、言い逃れのためにあるんじゃないです



神は、誰の心の中にも存在すると思います

人の心の中には善と悪とが同居していて

それをコントロールする「良心」が、神なんだと思います



人の心の中に神が存在する故に

どんな神様も自然には敵わない

この世に生まれたものは、いつか必ず死を迎える

自然に逆らって、永遠の命をもらおうなんて考えは欲深で

それこそが罪なんだと思います



いつもだったら、「興味ありません」と言って

お帰りいただくところなのだけど

かれこれ十年越しに思っていたことを

いつかこの人たちに伝えたいと思っていた































ある夏休みのこと

うなだれた額に、ダラダラと汗をかいた子どもの手を引いて

家を訪ねてきた人がいる



その後ろを、同じ年頃の子どもたちが連れだって

学校の、夏休みで解放されたプールへ向かう声が行き交う



楽しげなその声を、あの子どもはどんな思いで聞いていたのだろう































子どもが「子供でいられる時間」には限りがあり

それは一生のうちでも、ほんのわずかなこと



夏休みにはプールへ行って、帰りには駄菓子屋へ寄って

少ない小遣いの中から好きなお菓子を選び

日がな一日を、友達と過ごす



家族でも癒せない、埋められない「子ども同士」の時間

それがのちの人生に、どれだけの影響を与えることだろう



そんな貴重な時間は、実の親でさえ

子どもたちから奪うことは、許されないことと思っている



せめて、小学校卒業、できれば中学を卒業して

子どもなりに「善い悪い」の判別がつく年頃になり

親の勧めを、子どもが自分の判断で

自由に選択できるようになるまで

待ってあげたらいいのに、と思う



「この子は自分から一緒に行く、と言ったんです」



うなだれたその子どもに、親の声が重くのしかかって見え

私の勝手な思い違いかもしれないが

声にならない小さな叫びを聞いたような気がする

私なら、友達と遊びに行くことを勧めるだろう

遠慮しなくていいよ、と































そういう経緯があって

私はあなた方を受け入れることができません



思想は自由です

故に、教えそのものを否定するわけではなく

共感できるものもあれば、疑問に思うこともありますが

親として、私には一切を受け入れることはできません



ぱくぱくと動いていた口が

「頭が混乱していて、うまくお伝えすることができません」と一言を残し

その人は帰って行った































ことのくだりを一通り説明すると

レビンマンが真面目な顔でこう言った



次は二人、いや、三人

上司もつれてやってくるよ

きっと狙われるよ



・・・こんなふうに相手を言い負かせるような私が

自分たちの仲間に入れば、強力な味方になる、って?

゚(∀) ゚ エッ?



そのうち拉致られちゃうんだ~、と言うレビンマン



そりゃいくらなんでも偏見でしょ、でも

もしも連れ去られて、魂を売り渡すことになるくらいなら

隙を見計らって、舌を噛み切ってでも自害する

私は絶対に受け入れないから



侍だね~、と笑いながらレビンマンは私の顔を見た



少しの間が空いて、あっ、と思った



「絶対」、なんて、絶対にない

もしかしたら、いつか私も・・・という少しの恐怖心

それを常に持っていることが大切だと



絶対、という強すぎる気持ちは、案外もろく折れやすい



事故も同じ

絶対に事故らないという自惚れは

いつか事故を招くのだろう、それと一緒だ

自分だって、いつなんどき、事故を起こすかわからない

絶対はない、そういう気持ちが必要なんだ



レビンマンにそう話すと

うん、と頷いてくれた































思想は自由だ

誰の思想をも、否定したり、非難するつもりはない



でも

子どもは親の持ち物ではない



私は自分の育ての親から

そういう教えをいただいた































侍だね~、と言われたこの日

女子力が2ポイントさがり

侍力が3ポイント上がったのでありました

(´;ω;`)ウッ…





Posted at 2013/11/09 13:04:46 | アタシ絵日記 | 日記
2013年10月25日 イイね!

生きるチカラ。

生きるチカラ。TE27のこと、みん友さんのこと

レビンマンのこと

書きたいことはいっぱいあるけど

今日はウチの長女のこと
















二泊三日の、冒険活動



ロッジやテントに寝泊まりしながら

クラスのみんなと協力して登山に挑んだり

カレーを作ったり、の三日間

バッグいっぱいの荷物を背負って

長女も冒険活動に参加してきました































先日の保護者向けの説明会では

持ち物の内容や、活動の目的などの話のほかに

「今回は自分で荷物を用意させてください」

との注意がありました



いつもの外出だったら、親の私がアレコレ準備しますが

そんなワケで、しおりを片手にやる気満々の彼女

自宅にないものだけは私が買ってきて

あとは彼女に任せます



体操着とジャージと、部屋着とジャンパー

洗面用具と下着と、タオルにバスタオル

軍手にエプロン、三角巾

ベッド一面に広げられているであろう、たくさんの荷物

私は手を出せないから、二階から聞こえる足音に耳を傾け

少し寂しい思いでいました































出発当日の朝、どうどうと朝寝坊の彼女

それでも慌てるそぶりもなく

「行ってきます(。・ω・。)ゞ」

親の心配なんて、みじんも感じてないだろうなぁ



特に学校からの連絡もなく

三日間の行程を終えて、長女が帰宅しました

荷物をバッグから取り出しながら

汚れた洗濯物を洗濯機へ放り込みます

とても一回じゃ洗いきれずに、二回に分けて

土や埃で真っ黒になる水が、彼女の頑張りを物語っていて



なんと、3メートルもある壁をよじ登ってきたんだとか

クラスで一番がたいの良い子に肩車をしてもらい

先に上った子たちが手を引っ張ってくれ

彼女もなんとか登りきることができたそうで

顔にはちょっぴり達成感が見え隠れ

良い経験をしてきたみたいです



帰宅した夜は、さすがに疲れた様子で

軽い晩ごはんの後、お風呂に入り

少しだけテレビを見てから、早々に部屋へ

「お疲れ様」を言う前に、彼女の姿が見えなくなりました



明日の朝まで待っていては、家族の分まで干せないから

今夜のうちに干してしまおうと

彼女の洗濯物、一つ一つのしわを伸ばしながら

こんなに大きくなったんだなぁ、なんて独り言

それもやっぱり少しだけ寂しく思えて

自分の手のしわが増えたわけに納得してみたり































そんなこんなで、今朝

どうどうの寝坊も寝坊

いつもより相当遅い時間に家族に起こされて

おろおろと部屋中を走り回る彼女

いやいや、何度も何度も起こしたんだけどなぁ



「学校が始まっちゃう~」と泣き出すもんだから

いいよ、今日は車で送ってあげるよ、と

私も甘いなぁ、でも一人で登校は防犯上ダメだし

仕方ない、なんて言い訳をしながら

べそをかく彼女を送って行きました



昨晩早めに干したおかげで、こんな天気でも

午前中には洗濯物も乾いていて

いつもは自分でたたませている洗濯物だけど

今日くらいは私がたたんでやるか、と腕まくり

体操着にジャージ、部屋着にタオル、下着・・・と

ん?

なんだかちょっと違和感?



下着3枚、靴下2枚、パンツ1枚・・・



靴下2枚に、パンツ1枚?



゚(∀) ゚ エッ?































慌てて保護者向けのしおりを確認してみると

「下着:3」

「靴下:3」



もしかして

「下着:3」は、「下着が3」であって

「下着にパンツは含まない」???

工エエェェ(´д`)ェェエエ工工



先ほど帰宅した彼女に

洗濯物のパンツが1枚なんですが?と聞いてみたら

「下着は3枚用意したんだけど、パンツ忘れちゃったー」

(〃^∇^)o_彡☆あははははっ



あはは、って

確か彼女たちの世代から、「ゆとり教育」が改善され

元の要項に戻ったはず

こ、こんなゆとり発言に満面の笑みって~



いやいや

これまでずっと私がやってきたのが

そもそもの間違い

彼女と一緒に、なんでもやってくれば良かったのに

「どうせあなたじゃ用が足りないんだから」と

なんでもかんでも手伝ってきちゃったもんな



忘れ物をして恥をかかせたくない

忘れ物をしてみんなに迷惑をかけたら、いじめられるかも

忘れ物をして不便な思いをさせたくない

そんなことばっかり考えてたから・・・































今回、自分一人で準備して、失敗してみて

初めての恥ずかしい経験に、さぞ彼女も凹んでるかな?

と思ったら

(〃^∇^)o_彡☆あははははっ、と笑いとばす彼女

モノが無ければ無いで、なんとかなるさ、と

あなた、そんな性格だったっけ?



もし私だったら

誰にも言えなくて、恥ずかしくて、夜も眠れなくて

お腹が痛い、とかなんとか嘘をついてでも

活動に参加しないで、部屋で寝たふりしていたかも

だってニオイが気になるし、バレたくないし・・・

つまらないことばかり気にする子ども時代で

彼女みたいな強さ(?)は持ってなかった



そんな彼女に、ちょっぴり「生きるチカラ」を見たようで

私も少しは見習わないと、なんて思ってみたり































そりゃ、忘れ物は無いに越したことはないし

準備や計画性のないのは、良くない

人に迷惑をかけることも、できれば少ない方がいいけど

それも経験してみて初めてわかることであって

転ばぬ先の杖、は、転んでみなけりゃ杖の必要性もわからない



でも、転んでみて誰かに迷惑かけて

それでも誰かが差し出してくれる杖の有り難さ

謝ることと感謝の気持ち



経験をこれからの役にたてられるように

私が手を出していいことは、待つこと

彼女の生きるチカラを信じて、待つこと






























「どうしてよく考えないの!

下着が3ならパンツも3!!

頭を使いなさーい!!!」

と、いつもだったら怒っていた私だけれども

たった1枚のパンツで三日を過ごした彼女の

いろんなことを考えながら

今回は怒るのをやめました



そんなに怒らなくたって

自分の身に一番しみただろう

私の心にもしみたから




















Posted at 2013/10/25 19:07:26 | コドモ絵日記 | 日記
2013年09月22日 イイね!

Last Run. ~再会~

Last Run. ~再会~実のところ、オフ会って苦手で


でも、サーキットにギャラリーに行くのは

全然平気


だって自分は「お客」だから

好きなクルマにカメラを向けて

そこに流れる空気を楽しむだけでいい


誰かと話すことなんてしなくていい































オフ会、は

自分も参加者?誰もが主役?



何かしゃべらなくちゃ、何か話さなくちゃ

人の話を聞くだけでもいっぱいいっぱいなのに

あいづちをうったり

自分の思うことを頭の中でまとめたり



とにかく、話さなくちゃ

ってテンパって



こんな時、自分はほんとに人見知りというか

人付き合いがヘタなんだって思う

考えすぎだって、解ってるんだけど



自己啓発セミナーとか、自分改革

真剣に考えたこともあるけど

やみくもに手を出して

ヘタな宗教にでも引っかかったらイヤだし



そこで仕入れた知識を振りかざして

単なるうんちく野郎になるのも

頭デッカチになるのもイヤだし



やっぱ自分は井の中の蛙がお似合いなんだ、と

ちょっとひねくれてみたり































まだまだ夏本番の、とある暑い日

どっかから飛んできたメールには

オフ会のお誘いが書いてあって


正直、困ってしまってわんわんわわん、で


行けたら行くよ、な返事をして





マンツーマン

または少人数なら割と平気なんだけれども

大勢の中に入ると、途端にテンパる自分なんだよ、と

声にならない訴えに

それでも何度か声をかけてくれて



自宅からもほど近い場所での開催

断る理由はドコにも見当たらなくて



こりゃ~ひとつ、井戸から出てみよかな、と

何だかお大臣な自分、ですが



どうしてそんなに誘ってくれるのか

この時は、まだな~んにも知らなくて































あっという間に時は過ぎ、オフ会当日

レビンマンは行ってもいいよ、と言ってくれたけど

自分の心が定まらない





そこに白いFDに乗る女神さまからメッセージ


「ご都合、どうですか?」


同じそのオフ会に参加されるとのこと

彼女に会いたい、その一心で参加を決めて

いそいそと準備



先に誘ってくれたヤツには失礼だけど

そういう事情がありました

ごめんね





でもって、緊張の夜

一家総出でウィッシュに乗り込み、一路道の駅へ



参加します、とは結局言いそびれてしまい

飛び入り参加?な感じ

なんとなく気まずいかなぁ、と思ったけれども

全然

ごくごくふつ~に迎え入れていただいて



主催の方、参加された皆さん

今頃ですが、ここで改めてお礼申し上げます

ありがとうございました































初めてお会いした

もう一人の180に乗る女神さま

気さくにお話ししていただきました



ちょこんと座る姿が、なんだか可愛くて

でも口を開くとブログの通り?で

思わず(*≧m≦*)ププッ

素敵な人でした



こんな人に出会えただけでも

価値ある夜になったな、と





ロボパンを拉致ったり































ステッカーいただいたり































お菓子をいただいたり































そか

無理に話さなくても、いいんだ

ふむふむ、と納得してみたり



苦手は苦手、なオフ会だけど

自分なりの楽しみ方を見付ければいいかな、と



人の中にいるだけで、なんとなし

ほっとできたのは

自分にとっては数少ない貴重な体験で



井戸のふちに登って見る景色は

夜にもかかわらず

きらきら太陽のように眩しかったです































と、派手な音がして、そっちに目を遣れば

黒いスカイライン



ケンちゃんかな~?と思ったら、別人で



ツヤ消しの黒・・・



ドライバーは、ロボパンに連れられて

なぜか一番に私のところへ



名前も知らないその人

会ったこともないはずだけど?





猛烈な速さで記憶がよみがえり



Last Run. ~友情~



あぁ、あの時の人なんだ

でもなんで?

なんでここにいるんだろう?































とある理由で

もうクルマは乗れないんじゃないかって



最後のサーキットを走ったら

もうクルマを降りるんだ

って聞いていたけれども



その、最後の日光サーキット

応援に行けないヤツに代わって

せめて写真だけでも見せてやりたいって思って



ヤツと、その友人とを

なんとか繋げたいって



今にして思えば、なんて勝手で

余計なお世話な話しなんだけれども



その時は、夢中で

まだ小さかった下の子どもたちを預け

カメラ片手にサーキットに向かったんだっけ































二年前にクルマを降りたはずの人が、なぜここに

あの時のスカイラインで来られるんだろう?



聞けば、一生懸命にリハビリを受け

日常生活をなんとか送れるようにはなったようで



あの日のことを書いた、あのブログを

時々読み返しては

・・・思うこともたくさんあるようで



もしかしたら、彼の心に土足で踏み込んでしまったかも?

と、不安になったけれども

あのブログにお礼が言いたくて、と





このクソ暑い真夏

一週間かけて、クルマが動くようになるまで

せっせと頑張って



左足の感覚もないのに

かかとの骨がクラッチに当たる、その振動を頼りに

クルマを駆り

今夜、この場に来てくれたって



振り向けば

スカイラインのフロントガラスには

仮ナンバー



この夜のために、と



お腹の底が、熱くなるよな

そのクルマ、でした































二年越しの再会



そんなことは何一つ言わないで

何度も誘ってくれた、ロボパン



今夜、私がここに来なかったら

報われなかったかもしれない思いたち



でも、私を誘う理由を言えば

無理してでも時間をつくっただろう私

それを見透かしての、「単なる誘い」に

ちょっとヤツにヤラれた気分



普段のブログとは違う

悔しいくらいに繊細なところに

ありがとう































女神さまからのお誘いも

きっと、偶然ではないのだろう



細い細い糸が、どこかで繋がって

クルマって合言葉が結んでくれた縁



クルマにはココロはない、とは

ごくごく普通の見解で

でも

冷たい鉄の塊に、熱い思いを乗せることはできる



私は走らないけれども

そんなクルマ好きたちの熱い思いに触れるたび

心が震える



クルマも好きだけど、それ以上に

クルマに関わるクルマ好きたちのことが

好きなんだ、と

誰かも言っていたっけ































クルマの知識も、走らせ方も

ボンネットの開け方ひとつ知らない自分だけど

(ここは反省しなくちゃいけない点)

何にも知らない側の人間ならではの

感じ方、思い、願い・・・

これからも大切にしたいと思う



やっぱり、井戸の中にいたら

解らないことばかりなんだな

世の中のことも、人の気持ちも

心も





この再会の機会をくれたすべての人々に

心からの感謝を

たわわに実った一粒一粒が

私の心の栄養です

































テンパっているのは相変わらずで

再会したスカイラインの写真・・・

撮りそこねた

・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・



今度は自分の方から逢いに行くべ、か




















Posted at 2013/09/22 06:41:58 | トラックバック(0) | トモダチ絵日記 | 日記

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「@ゼフィルス14 さん、応援ありがとうございます(*´∀`)♪ ゼフィルス14さんも、お仕事の行き帰り、どうぞお気をつけて\(^-^)/」
何シテル?   01/25 08:15
・   「日々反省堂」 というお店に勤務しておりますが 本人未だかつて、反省の色なし・・・ いくつもの過ちを繰り返し 繰り返し ...
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