
コロナ騒動で始まった今年、再び衣替えの神無月に入っても、個人的には落胆するニュースが相次ぎました。
ひとつは東京証券取引所(東証)のシステム障害。
デジタル庁新設とか言っている年にこれでは先が思いやられますね。30数年株式欄を見ていますが、こんな紙面は初めてです。最近は集中豪雨による浸水被害が相次ぎ、ダムやスーパー堤防などの箱もの推進派が気勢を上げていますが、そもそも浸水危険地域に建物を建てるといった目先の利益に捕らわれた開発を反省すべきで、50年に一度の水害の為に大金をかけて治水するより、一度立てれば40年50年は使う建築物が浸水しないように建築制限をする方が遥かに安上がりのはず。場立ちでハンドサインで売買出来るような人は殆ど残っていないのでしょうが、効率優先のシステムはこのような時に困ります。病院の電子カルテもそうですが、そもそも電気で動くシステムが止まった時にどうするかを考えていないと命にかかわります。デジタル庁さんよろしくお願いしますね。
次にホンダのF-1撤退。
「環境対応の為」とか言っていますが、それなら無公害のV12気筒3500CCターボ&キネティック&ヒートのフューエルセルエンジンで1500馬力位絞り出してF-1を戦い、ガソリンエンジンに勝って見せるくらいの気概が欲しいですね(水しか出ないんだし、排気量幾らでもいいでしょう)。アウディがディーゼルエンジンでLe Mansを制覇したように。そうなればトヨタやBMW、日本に再上陸するというヒュンダイなんかもF-1に参戦してくるかも。
そもそも普通の人では減価償却出来ないような、ガソリンエンジンよりも高くて性能の劣るHEVやEVを消費者に買わせるより、新技術(無公害)でガソリンエンジンを上回る性能を引き出してこそ技術の進歩、進化と云えるのではないでしょうか。
「誰がやっても同じ」というのは一見技術の進化に見えますが、性能や技能の優劣がつかない製品なんて、誰も自分で買いたい、運転したいとは思わないかと。EVなんて自動車メーカーとしては自分で自分の首を絞めるようなものかと。
最期はトランプ氏とバイデン氏の討論?(口論)会。
政策そっちのけで子供の喧嘩のように罵り合う二人のどちらかが、世界恐慌にも似た状況において、核ミサイルの発射ボタンを押す立場になるという現実に少しどころか大いに危惧を感じます。習近平氏、プーチン氏、金正恩の誰かの気がふれないことを祈ります。戦争は起きて欲しくないです。
タイトルの絵は「絶園のテンペスト」(城平京先生原作のSF推理漫画)から絶園の魔女「不破愛花」に登場戴きます。未来を見据え自らの役回りを己の欲に左右されずに決断(敵役の「始まりの樹の姫宮」鎖部葉風とは恋敵でもあるわけで)するクールな役回りです。
Posted at 2020/10/03 11:18:11 | |
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