BA812のブログ一覧

元日産エンジニアの方の話、まだ続きます。

・工業製品の曲線は
　全て関数で表すことができる。

・設計時には生産工場の作業工程も考慮。
　作業員の姿勢や動作回数などを
　ポイントで評価し、体に負担が掛からず
　少ない作業で組み立てられるように
　設計する。

「だから、ホンダのエンジンルームを見ると
あの狭いスペースによくあれだけの
部品を組み込んでるなぁと思ってた。
作業工程の複雑さからして、
間違いなく当時のホンダはトヨタ日産より
製品コストが掛かっていたはずだ。」

「それにホンダは投資した技術コストを
大手に追いつかれる前に回収しなければ
ならなかったから、価格が高かったんだよ。
別業界だけどソニーも同じだろうと思う」

・設計とはパーツ場所の奪い合い。
　スペースには限りがあるし、制約もある。
　その結果、最終的にバッテリーに
　しわ寄せが行くことが多い。

・５ナンバーというボディサイズは
　デザイン上、大きな制約だった。

「最初は良いと思ったデザインも、
枠内に収めるためにモックを削っていくと　
腰高に見えたり、寸詰まりに見えたり、
最初のイメージと全然違うんだよ」

・他メーカーのディーラーには
　よく足を運んでリサーチした。

「メジャーで長さを測ったりとか
どう考えても変な客だよなぁ。
ポルシェとかフェラーリにも行った」

以前にご登場いただいた
元日産エンジニアの方の話の続きです。

・色とは光が物質（分子）に反射したもので、
　特殊相対性理論で説明できる。

理系知識が全くない僕が言葉に窮して、
そうなんですねぇ、としか
返せない話から始まりましたが、

・塗装（塗料）の良し悪しは黒でわかる。

「退色試験はテスターでもやるけど、
実地試験は長野でやっていた。
標高が高い場所は紫外線が強いし、
天候変動も大きいから」

・某塗料メーカーが
　トヨタに持ち込んだスーパーホワイトが
　マークⅡやソアラをヒットさせた。
　当時、ホワイトと言えば
　緊急車両用の色という考え方があって、
　一般車に使うものという認識がなかった。

「だって、白のマークⅡの横に
ウチのクルマを並べてみると
何だか、くすんで見えるんだよ。
こりゃ勝てないって思ったよ」

Racing, competing, it's in my blood.
It's part of me, it's part of my life.

Ayrton Senna


The race which is left in my memory.

1.European Grand Prix 1993
Donington Park Circuit * Mclaren Ford MP4/8
2.Monaco Grand Prix 1992
Circuit de Monaco * Mclaren Honda MP4/7A
3.Brazilian Grand Prix 1991
Autódromo José Carlos Pace * MP4/6

クラッシックカー博物館の蔵書に記事を発見。

デートカーも高齢化対策
・ワイドボディで余裕ある空間を実現
・高回転が気持ちいい２．２ℓ エンジン
・Ｕターンが楽な４ＷＳ
・ブレーキは剛性感が今ひとつ不足

我が愛車は
そんなレビューだったんですね。

高齢化対策のデートカーって、
当時ではある意味、
新しいカテゴリーのクルマ？

確かに現在、クーペを購入する層は
年齢が高いように思えますので、
強ち間違っていない気もしますが．．．

とある年の１月８日。
雪が降り始め．．．



数日後、
完全に雪に埋もれ動けなくなりました。
結局、このまま動かすことができず
１月上旬から３月中旬まで、
クルマは冷凍保存されたのでした。