
この土、日、月で親父の故郷に行きました。
従兄弟の結婚式に出席するためです。
本当は母が出席する予定だったのですが、
足が悪いのため、皆に迷惑を掛けるということで、
私がピンチヒッターに抜擢されたわけです。
往復で1kkm超の運転でした。
実際は、叔母さんの家に泊めてもらったのですが、
お墓参りのため、親父の実家跡地(今はもうない)
も行きました。
私自身は21年ぶりに親父の故郷に行きました。
21年前は葬式のため、雪が2m近くある中での
訪問でしたので、しっかしと記憶に残っている
景色を見るのは28年ぶりです。
しかし、周りの民家はどれも空き家ばかり、村の小学校もこの春で廃校になったとのこと。
私は余りの懐かしさと今はなき実家を見てポロポロと涙がでました。
山、川、木、坂、小学校全て鮮明に記憶に残っています。
その記憶の中の景色と寸分も変わっていませんでした。変わっていたのは、人がいなくなったこと、新緑ではなく紅葉が綺麗な景色であったことでした。
月日の流れというのは、皆に平等にくるわけですが、時に残酷であり、一瞬、一瞬は当然、一瞬で過ぎ去るわけで、その一瞬の記憶の断片について、過去と現在を繋げて私は様々な想いを馳せ、そのギャップが余りにも大きすぎて、「言葉にならない」現象=涙がポロポロが起きたと、今回は解釈しました。
そして、鮮明に覚えているある1つの記憶。それは、私が遊びに行くと、お婆ちゃんが必ず出してくれたパイン味のサイダー。
関東に帰ったときに、色々な店で探しましたが販売している店を見つけることができませんでした。
今回、従兄弟や叔母さんに「パイン味のサイダー」のことを話したら、確かに昔はあったこと、そして、現在は店で見なくなったこと、リサイクル瓶を使用していたため、様々な飲料の瓶で販売されていたこと等を聞くことができました。
でも、手に入れることは困難だろうと思いました。
ところが・・・
叔母さんが見つけてお土産として用意してくれていました。
しかも、ワンケースも。
今の世の中、ググれば見つけることも、購入することも出来たと思います。
でも、それとは何かが違う。
色々なことを想い、家族で団欒してこのパインサイダーを飲みました。
私は家族の皆に自慢気にこの味のことを話しました。
親父の故郷は、これからたくさんの雪が降る、一年の中で一番厳しい季節を迎えます。人間はなぜ、冬眠できないのだろうか?と本気で考えてしまいます。
いつの日か、家族全員で行かなくては。。。
そんなことを思った今回の旅でした。
ちょっと、まじめすぎかな?
関東の東への旅も何時の日か、このように語ることができると良いな~
Posted at 2007/11/12 20:43:16 | |
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