何を探していたのか忘れてしまいましたが、何か探していてなぜか立ち寄ったブログのページがおもしろかったです。
謎の組織っぽいので『最近はやりのアフィリエイト目的なパクりばかりな中身からっぽ記事かな?』と思いましたが違いました。共感度高かったです。
その中でも『あるあるww』をいくつか。本職の物書きリハビリ用にめちゃくそ長文なので飽きたらてきとうにそっと閉じてください。
苦労1
屋根を閉めた状態ではやや窮屈さを感じます。ただ、その屋根を開けた瞬間にオープンカーは地球と同じ広さになります。もはや宇宙と同じ広さです。
これ以上広いクルマはこの世に存在しません。この話に納得してしまった方は潜在的なオープンカーバカなので、今すぐ購入を検討しましょう。
しましょうっていうかこれ知っているのは購入してしまった人でしょう。天井は青空だったり星空だったり、まさに宇宙、そう、宇宙と書いてコスモと読みます。元ネタわからなさすぎてすみません。ユーノスコスモとはまったく関係ないです。
苦労3 屋根の開閉が手間?
高速道路などすぐに止まれない場所を走る際は、天気予報を事前にチェックするか、レインコートを着ておくかのどちらかです
そうそう雨の日はレインコートを着ておくなんてオープンカーあるあ
ねえよ!っていう当たり前はどうでもいいですが、ソフトトップ(布の幌)の開閉ってほんと10秒ぐらい。
BSわひこ師匠は雨の日でもフルオープンでジムカーナしているそうですが見なかったことにしましょう。
ソフトトップ開閉で衝撃だったのがNDで、NAはリアウィンドウを全開にして天井のでっかいロック2つ外して両手で陣痛さながらウーン!って言いながら開け閉めするのに対しまして、NDは片手でロックボタンを1個ぽんっと外して後ろへパタン。あれはずるい。NAにもND幌がつくようにしてほしい。
陣痛をばかにしてはいませんよ。あの痛みはおっさんには想像むり。自慢ですが私は三姉妹が嫁から出てくる時にパーフェクトに立ち会いましたからね(自慢)←するな?
出るところはネットで「男は絶対見ちゃだめ」と言われたので見ていません。
ちなみにハードトップは1人では開閉(っていうか着脱)が無理なほど重いそうです。ハードトップにするならオープンカーじゃなくなる前提って聞きました。
苦労6 トンネルは地味に辛い
短ければなんてことないのですが、1km以上あるようなトンネルに入ってしまうと「だれかここから出してくれーー!」と叫びたい衝動に駆られます。
ほんとこれつらい。話し声なんて絶対聞こえないぐらいキュワァァアアアー!っていうタイヤの音ですかね?が鳴り響くし、排気ガスが充満してて三途の川が見えたり見えなかったり。うそです、見えたら困る。
サングラス装着して長いトンネル入ろうものなら、あれ?何かこのトンネル暗くね?ああライトつけてなかった・・・え?でも黄線見えにくくない?みたいに気付くまでにいつか即死する時が来そうなほどめちゃコワです。*多分違法なので規定範囲に沿わないサングラスは外しましょう。
苦労8 日焼け
夏は日焼け止めが欠かせません。ただ、個人的な意見としては<夕方〜日の出>こそがオープンカーのゴールデンタイムなので、昼間はムリにオープンにする必要はないと思っています。
先月の6月だったか、2号線を往復100km走ったときに丸いサングラスしていたので逆パンダ寸前でした。でも逆転の発想で見栄を張りたいなら、スキーゴーグルにして左手にだけグローブすればゴルフ焼けに見えそうなのでキャバクラでモテそう(重要)
重要なのは後半、昼間はムリにオープンにする必要はない←ここ
オープンカーっつったらハワイの海岸線や砂漠に近いアメリカンな道路でパツキンのチャンネー乗せてヒャッハーするイメージあるかも知れませんがあなた頭大丈夫ですか?ここ日本ですよ?
夏+昼=オープンカー最悪なタイミング。
私でも屋根閉めます。うそです、昨年の7~8月でも屋根バーンしていました。auの若いお姉ちゃんに「暑くないんです?」って聞かれて暑くねえわけねえだろ!屋根は飾りなんだよ!偉い人にはわからんのですよとはもちろん言いませんでした。
屋根開けない人に文句はありませんけど『何でこんなオープンカー日和なのに屋根開けてないの?』って不思議にはなります。毎回。元々はオープンカーなのにクローズなカーとすれ違うたびに。
苦労9 夏は暑そう、冬は寒そう?
オープンが本当に辛いのは、夏の昼と冬の夜だけ。「冬は昼でも寒いでしょ!」という正論が聞こえてきそうですが、暖房を効かせると露天風呂気分で逆に気持ちいいです
この人ほんとわかってる。
私は暑がりなので夏の昼、特に15~16時は厳しいですけど、秋から冬を含む春までオール大好きです。寒けりゃ厚着すりゃいいからね。しても両膝がド派手にガクガクなるほど寒かったりはしますけど別に死なないし。
今年の1月2日、夜9時すぎ、外気温2度、星空の下で屋根あけて寿司配達のバイト帰りしていた時にヤン車がしばらく並走していたので大笑いされて写真とか撮られてツイッターとかでアップされたのかも知れませんけど、カッコいいじゃん?←確かに!と思ったらオープンカーバカの素質あります。
寒空の下で暖房をガンガンに直で浴びると本当にファーーーってなります。露天風呂の何がいいかは、湯は熱ヌルいけど頭は冷めてるのが気持ちいい。だから私は冬は嫁さんに運転してもらって助手席でタバコやりつつバーボン飲みまくるのが最高に好きなんです。
露天風呂気分で酒飲みながらタバコまでやれるってStairway to Heaven!
苦労10 クローズ時の静粛性
ソフトトップは薄っぺらいので、色んな音が入ってきます。主に屋根の 風切り音と雨音。雨音は傘をさしているのと同じ音がします。
エンジンの方がうるさくて気になりません。S2000の方がうるさいと思うんですけど……。
苦労12 目立つ、恥ずかしい?
あとは助手席に乗る方の気分も伺いましょう。
目立ちたくてしょうがない方は常時オープンにして 爆音で音楽を流せば完璧ですが、 頭の悪さが先に目立ってしまうので気をつけましょう。
2つのポイントが。
家族以外の人をのせる時は「屋根、開けます?」と聞きます。たいていはおもしろがって開けろと言われる確率が9割ぐらいですが、ちょっとした露出狂みたいな変態みたいなそんなカーがオープンなやつですから、プレイ内容はパートナーに聞いてからがマナーです。嫁や娘らなら問答無用でレッツプレイ!(長女(17)には一応聞きます。嫌われたら私が音速で即死するので。)
もうひとつの大切なことがオープンカーでドヤるの最低にかっこ悪いです。うち田舎なので時々いるのが、ソアラみたいな黒塗りシャコタンの窓スモークでLEDピカピカさせてズンドコ言わせているバカ。それ、屋根なくてもできるの?って聞きたい。
苦労13 維持費
さらにソフトトップは劣化するため、保管状態・年数によっては交換の必要が生じるかも知れません。リアウィンドウがガラス製かアクリル製か、でも劣化の度合いが変わってきます。
うちの30万円だったNAさん、2年で修理代が30万円。
直したいところを全部やったらあと70万円+1年ごとに10万円は覚悟しないとだめです。クラシックカー愛用者がヤフオクで不動車買ってセルフサービスでニコイチやサンコイチをするアレに近づきますので、整備できないならお金で維持るしかありません。
この(現役NAの)ためだけにバイトで自動車整備士になろうと思いましたが、まずは2年ほど職業訓練みたいなのがある国家資格で、嫁に瞬殺されそうなので見なかったことにしました。
苦労14 セキュリティ
幌(ほろ)へのいたずらや車上荒らしです。犯人からすれば大きめのカッターで切り取るだけの簡単なお仕事です。
40代になり再びNAゲットして3年数ヶ月になりますが、さいわい屋根キラーは現れていません。20代の頃は友人たちのNA(白、青、黄、緑なVスペ)はことごとくビニールテープやガムテープ、ハードトップに交換されていたものです。当時は暴走族全盛期でしたから今は治安よくなったのでしょうね。
切ったことないですが、本当に100円ショップのカッターでサクっとズタズタにできてしまうほどもろいです。いっそのことズタズタにしてくれた方が幌交換の踏ん切りがついたり、ガレージを自動シャッター化が促進しそうですけど。*嫁さんにオッケーいただくため。
ここからは変わりまして楽しさ編です。
楽しさ1 開放感/爽快感
風を切って走る感覚は、快感以外の何者でもありません。一人で運転していても顔が勝手にニヤケて「気持ちいいーーー!!」と叫びたくなりますし、実際に叫んだこともあります。
こいつ大丈夫かよ……。っていう私もファアアアーーー!って叫んだことはある。ごめん。
オープンカーはバイクとクルマの中間のような乗り物です。それを中途半端と捉える方もいるでしょうが、私に言わせれば完全なる良いとこ取りです。
そう、良いところ取りなんです。
私は普段は営業カーのプリウスα乗りますし、バイク乗りたいだけっていう不純な動機で寿司運びのバイトしたりもしました。
バイク乗りだったら自動車でもカーブで無意識に重心を自動車に合わせたり、バイクだったら重心移動しないと曲がれませんからそうします。でもね、オープンカーは違うんです。
馬。
え?何言ってるのかわからない?だから馬だっつってんだろ(壊)
バイクって運転者が重心移動で操縦しますから一体感すごいです。でも最近の自動車は適当にハンドルを少し回せば曲がるのでバッテリーカーみたいなものです。でもね、オープンカーはね、馬なの。
特にNAロードスターは30年も前の設計ですから、めちゃくちゃ何かとアナログです。アクセル踏めば(仕組はよくわかりませんけど多分)ワイヤーでエンジンの中身を引っ張って回転数上げてるんだろうな、ブレーキ踏むとタイヤの内側こすれてる、クラッチとシフトレバーいじると歯車が手に伝わる、みたいな乗馬の鐙(あぶみ)や手綱(たづな)や機嫌みたいなデジタル無縁な生き物みたいなの感じるのです。
『この速度だとここ曲がれる?』と試してタイヤ鳴ってしまった、でもすべらなかった、じゃあどのくらい振り回せばコケずにクリアできるの?みたいなエコカーなんてクソ食らえなアナログが旧車とオープンカーの融合。大丈夫かよ井上(私)
楽しさ2 臨場感
夕焼けや星空、都市の夜景、並木道など、ふとした時に出逢う美しい景色も、遮るものなくパノラマで見ることができます。
これ言葉や文字では伝わらないでしょうね。
たかが自宅から20分の片道でさえ、頭上から時々に直射するオレンジ色の街頭、それが社内で反射する光、後ろへ流れて行くタバコの煙と灰、屋根なしだから見えるガソリンスタンドの看板のてっぺん、新幹線が走り抜けるピカピカする光線、って書いても体験しなければわからないと思います。
楽しさ3 新たな人とのつながり
その希少性ゆえ、まずオープンカーを見かけるとムダに親近感が湧くようになります。またオープンカーが集うイベントや同好会が日本各地に無数にあるので、
イベントにはあまり興味ありませんが、前半の親近感はすごくあります。
以前書いたような書いていないような、帰宅途中に先頭で信号待ちしているときに自転車押してる女子高生から『これなんてクルマですかー?』って聞かれて『エヌエー、ロードスター、で検索するといいよ!』ってやりとりあったり。
エネオスでは『なつかしいですね~』って言われたり。シェル石油で『NAの6?8ですか?』って聞かれたり。ノーヘルでノー屋根なので、乗り手も相手の心もオープンになれるんじゃないでしょうか。
なんてきれいに終わってみます。
ここまで4,500文字(原稿用紙ぎっしり11枚ぐらい)もありますのでご注意ください。って後付のポン付けがひどい……。
キャッチコピーとかライティングのご依頼ありましたらお待ちしています。こんなすごい(よく言えば大胆な)センスの持ち主です。
いつもこんなバカなことやってるわけじゃなくて普段はプロフェッショナルな職人技をご提供しています。金次第ですが。 うちは安い方です(マジ卍に本当です)