
これもFC2ブログネタから、みんカラに移植。
タコさん付いていないカローラⅡ EL41にどうしても付けたくて、調べに調べて取り付けたお話。
購入したタコメーターはこれ。すんごく安い。安すぎてマウントするための部品は同梱されていないので別途用意する必要がある。
AUTOGAUGE タコメーター 60543SWL
Amazonにて3780円(2019/8/5 調べ)

添付の説明書。
色別配線ごとに役割が書かれているが、これが解かる人ならイってよし。
赤:電源+(イグニッションスイッチONで電源得る配線)
黒:電源-
緑:点火信号(イグニッションコイル- とあるがECU点火信号でオケ)
橙:ディマー(ライトON検出)
後ろのダイヤルはカロⅡ4気筒に合わせ4にセットした。

コンピューターの電解コンデンサ交換のために手に入れていた中古の代用品。
左側のコネクターの、右から6番目(緑に白のライン)を分岐すれば点火信号が得られる。
これは、日本精機株式会社「Defi」ブランドの適用車種検索で調べた。
https://www.nippon-seiki.co.jp/defi/installation/vehicle_search/
こんな古い型式でも情報あるんだねぇ。

場所的にはんだ付けは無理なので、エーモン 電源取り出しコネクター1187(細線シリーズ)を使う。2個入だったので1つを中古コンピューターに付いていたコネクターに試しに使ってみて感触を確認。
エーモンの分岐ケーブルは20年間ブレーキランプ配線の分岐で利用しているが自分はトラブル経験は無く、今回もこれ。

ところで、このタコメーターは信号発生器で電圧を加えて動作確認をしたところ入力2.2v以上の電圧に反応する事がわかったのだが、車のコンピューター側の負担を減らしたい思いでトランジスター2石の増幅回路を設計・制作した。これでコンピューターから奪う電流を減らす目的。(三菱MB991799 使う人が多いようだが、バッテリー電圧を抵抗10kΩで下げた直流電圧を回転信号の電圧に加えてかさ増しするのね。振幅電圧差は変わらないけどタコメーターは上手く拾ってくれるなんて面白い。でもそれだとECUにも電圧が加わるのが嫌なので利用やめた。)
もっと奪う電流を減らすなら、R1とR2は1k→2k、または3kでも良かったかも。
【部品明細】
共立エレショップ の検索窓に以下品番などを入力すれば見つかると思う
2SCトランジスタ 2SC1815-GR (x1)
2SAトランジスタ 2SA1020-Y (x1)
カーボン抵抗 1kΩ 1/4W (x3)
カーボン抵抗 510Ω 1/4W (x1)
整流用ダイオード 1N4004 (x1)
基板用リード SS2.54-6SN (x4)
ユニバーサル基板 ICB-90 (x1)
薄型アルミケース YM-50 (x1)
耐熱絶縁ビニル電線2mx6色袋入 UL1007AWG20 2x6 (x1)
接着式スペーサー T-600 (x2) ---> AST3-6B の方が小さくて適当(ナット入)
コードプロテクター CP-F41 (x3)
エーモン ギボシ端子セット No.2970
エーモン 平型端子セット No.2972
※ 購入単位が1個単位で注文できないものがある。
※ この耐熱絶縁ビニル電線は一例。径の太さは適当かどうか不明。
最後のエーモン端子類除いて、共立エレショップで買うと約2050円だったかな?(1個単位で注文できない部品あり)

部品実装面はこんな感じ。
部品点数少ないし穴あき基板で十分。

パターン面はこんな感じ。

ケースの配線用穴あけと研磨、基板固定と配線の固定。
一番面倒くさいところ(笑)

配線は、電源プラスとマイナスのセットは当然なのだが、後から点火信号の入力はマイナス必要ないよねって事に気づいた。電源と共通だし(笑)

今後ドラレコとかで車の各配線を分配する予定も含めて、作っておいた。
使った端子はこれら。
エーモン ギボシ端子セット No.2970・・・プラス用
エーモン 平型端子セット No.2972・・・マイナス用

ところでところで、タコメーターの電源+の配線にはこの様に整流用ダイオードを挿入しましたYO! このタコメーター製品の問題である「スモークかかった暗い風防が針を見にくくしている」のを解消するため透明なものに交換改造するのだが、そうすると夜間眩しいのだ。なので、減光のためにダイオードで電圧を下げるのだ。
分解して回路を調べたところ、電源がこんな感じで別れていたのでそれで大丈夫。
・タコメーターの針を駆動する部分→ レギュレーターICで12vから5v供給 → 多少電圧降下しても5v供給される!
・発光部分→ 12vから抵抗?か何かを通してLEDへ供給

配線に向けて、タコメーターのケーブルをエーモン配線ガイド(フレックスタイプ)約1m を使ってハンドル奥へ突っ込み足元へ出す。足元から出たら、左のオーディオ側へ寄せておく。

さて取り付けのための配線。
オーディオが挿入されている部分のパネル枠を手前に外し、オーディオのネジを外す。
【アース分岐ケーブル取り付け】
既存のマイナス・アースのクワ型端子(どれでも良い)が付いているネジを緩め、そのクワ型端子をカットしその場で平型端子(オス)を圧着して交換。先程用意したアース分岐ケーブルを取り付ける。

【コンピューターの点火信号を分岐】
奥にあるコンピューターを確認。左側の端子の右から6番目(緑に白のライン)にエーモン分岐ケーブルを取り付け。
【電源、イルミの分岐】
既存の電源、イルミ(タグが付いていると思う)を探して、間に先程作った分岐ケーブルを挿入。
これで先程のタコメーターの配線を繋げればオケ!
エンジンかけてみてタコさんの動作確認をば!
あ、そうそう、、、

【スモークかかった風防の交換 その1】
フタがアルミニウム製らしく、こんな感じでちょっとづつこじ開けると外れる。

【スモークかかった風防の交換 その2】
サイズを合わせてプラ版をカット。(自分はPET。よく何かの製品の梱包に使われているものを持っていたので)
あとノートパソコンやタブレットの液晶画面に貼り付ける無反射フィルターも同じサイズにカット。
それらを貼り合わせる。

【スモークかかった風防の交換 その3】
で、風防を交換して元通りに。

視認性バッチリです!明るさ、針の見やすさ良好!
いやいや、タコさん楽しい!
ホントにね。始めは何となくカーライフを楽しみたいしタコさん付けたい!の欲求だけだったのだが、この後このカロⅡのエコ運転に物凄く威力を発揮する重要なパーツになるとは、この時は知る良しも・・・
ただ、ここまで改造しないと視認性は良くないので、ポン付けで終わらせたい人にはお勧めしないかな、この格安AUTOGAUGE製品は。