(長文注意)
(時間ある時に追記します)
最近のツーリングは、ほとんど北摂から北上しかしてません
新しい場所に行く事も、ほとんど無いので昔行ったツーリングの話を…
日帰りで難易度高かったツーリングをみんカラで紹介します
ぶったまんさんと鱈さんのブログに影響されて近畿の南方面に行った時の写真を漁っていました
兵庫県民の私が酷道425号線を走破して日帰りで帰ろうと言う無謀なツーリングの写真が数枚出てきました
神戸北区の友人を拾いに行って、帰りもちゃんと送り返す時間(4時間)込みのタンデムツーリングです
2012年10月
まだシグナスXの前半分のカウルが四期外装だった時ですね
スタビライザーと260㎜ブレーキローターがついています
タイヤはNチビサイズのBT601SSだったかな?
奈良県吉野郡下北山村の池原ダムから
三重県尾鷲市の太平洋まで東に進み
晩飯でも食ってから尾鷲湾から500mくらいの所に425号の起点であるので
そこから西に向かって紀伊半島を425号で縦断するという
かなり無謀な事をしようとしています
坂本ダムの少し先で土砂崩れ(2012年9月の台風の影響)があったので
厳密に言えば完走はしていません

写真とか撮りながらマイペースに走行していましたが
大泰の滝の写真の時点で薄暗くなっています
案の定、牛廻越で日が暮れて真っ暗になりMAX30㎞/h走行…
これでもこのツーリングの二日目に35W/8000KのHIDから55W/6000Kに交換していたので
かなりハイスペックな前照灯を装備しています
どうしてこうなったかと言うと当時のガラケーの地図では
表示される道がかなり簡略化されて表示される為に直線で表示されていた為
龍神街道と合流するまで25㎞くらいで30分あれば着くだろうと計算したからで
実際の距離は倍の50㎞くらいあって、2時間以上かかりました
そしてこの先の龍神街道に合流する数㎞手前で
土砂崩れの為に通行止めになっていました…
もうガソリンの残量も少ししかありません、携帯の電波も入りません、車が通るのも期待できません
先月の台風での土砂崩れなら人力でも渡るのは不可能です
実際は2012年の6月から通行止めだったので
2012年10月当時で工事は多少進んでいたみたいです
しかしその事を知らない当時の私は絶望&放心状態w
取り合えずなんとか通行止め突破して
土砂崩れの箇所まで行って
人力でもいいから土砂崩れ箇所を渡って
携帯の電波の届く所まで歩いて
JAF呼んでガソリンを持ってきてもらい
シグナスXのガソリンを補充し
Uターンして2時間掛けて十津川まで戻り
それから168号を北上して五条まで出るしか方法が無いと思い進みましたが
ユンボが通れるくらいの幅があったので、なんとか自走で通行止めを突破しました…
疲れ果てて死んでます
途中、橋のギャップで跳ねて車一台分飛んでお釣り食らって谷底に落下する所でした
この時の時間は19時30~45分くらいだと思いますが
ガソリンスタンド昭和シェル石油・竜神が閉まっていました
ここでガソリンを給油して424号線から和歌山市方面に北上してリタイヤする事も出来ません
ましてや龍神街道を真北に高野山超えなんて不可能です
425号線をひたすら走って美浜町まで完走するしかありません…
この頃のシグナスXの航続距離は多くても220㎞
最後に見たガソリンスタンドをスルーしたのが給油後50㎞地点
あと170㎞圏内で最低でもコンビニくらいに到着しなければ救助を待つ事になりますね…
なんとかエンストせず和歌山県印南町街に到着しました…
給油したガソリンが6.97L シグナスXの燃料タンクの容量が7.1L
エンストギリギリでしたね…
どっかで道間違えて10㎞くらい燃料をロスしたら
この状態で完全に山の中でした
ただ…この時点で時間が21時、場所は和歌山県美浜町です
今から兵庫県神戸市の北区に行って、自宅に帰るのは北区から1時間掛かります
最低でも神戸まで走り切って
最悪、有馬温泉のバス停で寝る…と思って帰路につきます
当時の最低気温は19℃、フル装備なので全然外でも寝れるでしょう
なんとか無事に26時前に家路に着きました
この日の総走行距離は507㎞でした
タンデムツーリングで、これ以上の距離のツーリングは経験ありますが
このツーリングより過酷だったタンデムツーリング経験がありません
タンデムツーリングで一番過酷だったのは、この425号線ツーリングです
ただこの2週間後に懲りずに酷道477号線、横断ツーリングを決行していますw
連日20℃超えの暖かい日が続いていましたが
京都の山中で、まさかの10℃…
花脊峠で7℃と凍死寸前になった為にレインボーロードで滋賀入りせず
京都方面へ下ってファミリーマート大原三千院店でガッタガタ震えながら暖かい飲み物を買ってました
次回 「FNマシンで逝く、50㏄日帰り700㎞ツーリング」
気が向けば書こうと思います