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「我が歳きはまりて、安養の浄土に還帰すといふとも、和歌の浦曲の片男浪の、寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ。一人居て喜ばは二人と思うべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、その一人は親鸞なり。我なくも　法は尽きまじ　和歌の浦　あをくさ人の　あらん限りは」　親鸞聖人　御臨末の御書





平成二十四年三月二十四日　私の父が浄土往生の素懐を遂げました。

私にとって、父は人生の師でもありました。

今の私があるのも、正しく父のお陰だと思っております。



父の突然の死は、私にとっては大変な悲しみではありますが、でも私は決して不幸ではありません。

むしろ、今、幸せであることを有難く噛み締めております。

人の死は、その人の最後の教えだと思っています。

私にとって、父が、命を懸けて教えてくれたことが何であったのか、これからの人生で追い求めていくつもりです。


　　　　　　　　　　　　　南無阿弥陀仏

キケロ　曰く

「もし人が、この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、どんな家もどんな都市も存続することができない。」







あの震災から１年が経ちました。

あっという間の１年でもあったし、随分昔の出来事のようにも感じられます。



昨年の漢字　「絆」

この１年、あらゆるところで目にし、あらゆるところで耳にしました。

「絆」という言葉には「断ちがたい人と人との結びつき」という意味とは別に、「動物を繋いでおく綱」の意味があります。

そこから「人の心や行動を縛るもの。手枷足枷」を意味するようになりました。


「強い絆」

多くのメディアやブログ、ツイッターで叫ばれた言葉です。

「強い絆」という場合は、相手と近い距離で結ばれた状態を表す言葉だと言われます。

相手が自分の領域から出ていかないように、常にコントロールできる状態です。

自分の安全を相手に依存している状態だとも言えます。

手枷足枷の意味になる「絆」です。

この「絆」で結ばれると、相手は逃げようとする。そうするとこちらは「絆」が切れたことを裏切りと思うようになる。

そんな「絆」です。


逆に「深い絆」という場合は、相手と遠い距離で結ばれた状態を表す言葉だと言われています。

相手との距離が離れていても、深い所で結ばれているから、お互いを束縛せずに、思いやりの心で結ばれることになります。

もちろん、逃げるという状態ではありません。また、裏切られたと思うこともありません。


同じような言葉であっても、意味するところは正反対になります。







震災から１年。

自分に都合の良い「絆」が見え隠れする気がするのは、私だけでしょうか？

日本人として、「深い絆」を大事にしたいと思う１年目の今日です。




「喜ばしき希望は、人間たちの絆の内にしか存在しない。」　サン=テグジュペリ

「この年になると希望なんてあるわけがないよ。瞬間瞬間を生きている。だけど時に人生には素晴らしい瞬間もある。」　映画『ライムライト』





先日、シートをEVA SAFARIからリミテッドIIIの純正に、ステアリングをmomoのJET（32φ）から純正オプションのナルディ（36φ）に変更しました。

あれから約1週間。

日々、運転していて気づいたことをお知らせします。



（１）通勤程度の使用であれば、セミバケットシートよりも、ノーマルシートの方が楽チン。

長距離走行やサーキット走行をするのであればセミバケットシートをチョイスすべきでしょうが、街乗り、通勤に使用するのであればノーマルシートがベストです。

乗り降りが楽なことは勿論、シートのクッションもノーマルシートの方が上です。

純正オプショのニーパッドが付いているのですが、バケットシートだと座面が低く、太ももをサポートしてくれるため、無用の長物でしたが、ノーマルシートだと威力を発揮します。

始めてこのニーパッドの有難味が判りました（笑）


（２）純正オプション　ナルディ・GARA

純正オプションのナルディのステアリングは、36φということもあって、やはり大きすぎます。

折角のノーマルシートの乗り降りの良さをスポイルしますし、なによりハンドリングのクイック感がなくなりました。

グリップが細くなり、頼りない感じは否めません……＿|￣|○．．．。

純正オプションと同じデザインで、32φのナルディ・GARAは無いものかと思いますが、聞いたことないのできっと無いんでしょうね。

ただ、1つだけ良かったなと思えるのは、メーターが見やすくなりました（笑）



（３）純正オプション　ナルディ　シフトノブ

ついでといってはなんですが、秘蔵の純正オプション、ナルディのシフトノブに交換しました。

もともと、ナルディ・プレステージを使用していましたから、シフトノブにシフトパターンが刻まれているかどうかの違いだけです。
もっとも、それなりに使い込んでたものなので、表面がツルツルしているのがちょっと気になるかな？

ステアリングと違って、摩耗が早いことから、このシフトノブはほとんど見ることがなくなりました。
インプレッサやロードスターのオプションにもなったので、それなりに残っているかと思いきや、残念ながら残ってはいないようです。

西み2012に向けてということもあり、1ヶ月あまりはこのシフトノブを使います。

その後は、また秘蔵品として保管予定（笑）





「何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。」映画『海の上のピアニスト』