SLK230 バリオルーフ開閉油圧シリンダー交換④

油圧ピストンを抜く方向ですが、構造を考えると、室内方向に抜くしかなさそうです。

抜く前に、油圧バルブ側のホースを抜いておく必要があります。

また、作動油が垂れる恐れがありますので、ホースの先端はビニールの袋等で覆い、輪ゴム等で縛っておくことをお勧めします。

今回は、油漏れでほとんど垂れませんでしたが・・・（＾＾；

油圧ポンプのホース取り付け部です。

6角レンチ等で、ホースを固定しているプレートを緩めます。

そのプレートを回すと、ホースは簡単に外れます。間違えて、他のホースを外さないように注意しましょう。

左側のシリンダーのクリップも外します。

こちら側には、スイッチはありませんでしたので、固定ピンは簡単に抜けました。

左側も抜きます。

ここまでの作業内容を知っていれば、実はそんなに難しい作業ではない事が分かります。

シリンダーを抜いて、ホースを引っ張っているところ。

この画像からも分かるとおり、バリオルーフ自体は、手動で、開けたり、閉めたりを何度か繰り返すことになります。
（ちょっと一人では大変ですので、もう一人補助が居た方が良いでしょう。）

画像は、シリンダーを抜いた後の状態。

シート側から、トランクを向いて撮影。

すっぽりと穴が開いているのが分かります。

それにしても、当時の設計者は大変だったでしょうねぇ・・・

画像では判り辛いのですが、油圧ポンプの各ホースが入り、ホース類を固定するプレート3枚は、緩み止めの為に、インシュロックタイで縛ってありますので、外すときはそのタイをニッパー等で切断する必要があります。

逆に、新しいホースを入れて、プレートを6角レンチで固定した後で、最後にインシュロックタイで固定することを忘れない様にします。

さて、取り付けは、取り外しの逆を確実に実施していけば、それほど困る事無く復帰出来ると思います。