MINI原人のブログ一覧

冬が厳しさを増してきている。留萌の冬はシベリアのように厳しい。　この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。　しかし、前ブログのように雪を呪ってばかりではいけません。　

　12月11日のMINI原人の英詩鑑賞で紹介したイギリスロマン派詩人ジョン・クレアが吹雪の後の田舎の情景を描いているのでご紹介しましょう。



おかりしました。



原人蔵書の原文と森松健介氏による日本語訳をお示しいたします。

Snow Storm 　　　　　John Clare

What a night! The wind howls, hisses, and but stops
To howl more loud, while the snow volley keeps
Incessant batter at the window pane,
Making our comfort feel as sweet again;
And in the morning, when the tempest drops,
At every cottage door mountainous heaps
Of snow lie drifted, that all entrance stops
Untill the beesom and the shovel gain
The path, and leave a wall on either side.
The shepherd rambling valleys white and wide
With new sensations his old memory fills,
When hedges left at night, no more descried,
Are turned to one white sweep of curving hills,
And trees turned bushes half their bodies hide.

The boy that goes to fodder with surprise
Walks oer the gate he opened yesternight.
The hedges all have vanished from his eyes;
Een some tree tops the sheep could reach to bite.
The novel scene emboldens new delight,
And, though with cautious steps his sports begin,
He bolder shuffles the huge hills of snow,
Till down he drops and plunges to the chin,
And struggles much and oft escape to win--
Then turns and laughs but dare not further go;
For deep the grass and bushes lie below,
Where little birds that soon at eve went in
With heads tucked in their wings now pine for day
And little feel boys oer their heads can stray.

おかりしました。

吹雪　　　　　　　ジョンクレア　（森松健介訳）

何という夜だ、風はうなり、すさび、止んだかと忠うと
さらに大きくうなり声を上げる。一方、雪の一斉射撃が
窓ガラスに絶え間なく叩きつけ、
室内の私たちの安楽を改めて幸せだと忠わせる。
朝になって吹雪が収まったときには、
田舎家の全ての玄関に、山のような雪が
吹き寄せられていて、枝箒（えだぼうき）とシャベルが
通り道を作るまでは、家にはまったく入れない。
―そしてそのあと、道の両側に雪の壁。
一面に白い低地を歩く羊飼いは
これまでの記憶に新たな感覚を詰めこむ、
なぜなら彼が、前夜あとにした生け垣はもはや跡形もなく
うねうねと曲がる一枚の白装束に替わっているから、
そして樹木は全長の半分が隠されて、背の低い藪になっているから。

かいばを与えに出かける少年は、驚きながら
咋晩開けた覚えのある門の、上を越えて歩く。
少年の眼から、生け垣の全てが消え失せてしまっている、
羊は、いくつかの大木の梢にさえロを届かせて食べる。
目新しい光景は、大胆にも新しい喜びを生み、
少年は注意深い足どりで遊びを始めて、
大胆さを増し、雪を押しやって巨大な山を作るが、
そのうちごぽごほと落ち込み、顎（あご）まで雪に埋まり、
おおいにもがき苦lみ、たいていは逃れ出て、
振り返って笑ってみせる。しかしそれ以上には敢えて進まない。
なぜなら草むらと低木はその下に深々と横たわり、
夕方にはやばやとそのなかに潜りこんだ小鳥たちは
翼のなかに頭を丸め込んで、昼間がくるのを待ちこがれ、
少年どもが自分たちの上をさまようとは考えてさえいないから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

いやあ、大雪ですね。こんな雪が降ったら原人は絶望してしまうかも。。。
ジョン・クレアの詩はほんとうに美しく、原人がとても愛するものです。今後も折に触れてその詩をご紹介申し上げましょう。

冬が厳しさを増してきている。留萌の冬はシベリアのように厳しい。　この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。　きびしい冬には「雪に埋もれる原人、藁（わら）をもつかむ」である。　本日は、雪や吹雪を停止させる呪文・呪術を紹介する。


まず、関係ないが、気分を盛り上げるため、エクソシズムのビデオをみていただこう（(Dirt Devil-The Exorcistよりおかりしました）。

最後の「オチ」が気になります。

The Lunar Circle (月光サークル）というページの、
A Spell to Stop/Weaken a Snow Storm（吹雪を停止・弱める呪文）

	Snow, snow go away		雪よ、雪よ、去り給え
	We don't need you on this day		そなたは無用だ、今日の日は

簡単すぎてありがたみがない !

Spells of Magic (魔法の呪文）というページの、
Stop the Snow Spell（雪を止める呪文）

	Look up at the clouds and say:		雲を見上げながら唱える：
	Gods of power, Gods of might,		権能の神よ、力の神よ
	I bid you now, stop this plight,		我は請う、この惨状を止めよ
	Stop the snow, we need no more.		雪を止めよ、もうたくさんだ
	Let it fall, nevermore.		もうこれ以上降らさぬよう

気持ちはよく出ているが、これもあまりありがたみがない。第一「パードレ」と書いてあるじいさんがあやしい。

いっそのことクリンゴン語のほうが迫力がある。


でも発音が難しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ちなみに

　　　　12月12日（月）は25分間、　　　　　　　　　　　　12月13日（火）は30分間

ボウを行いました（合計で灯油15L消費）(；Д；)

MINI原人のお友達が2016年12月12日午前9時8分、1300人を超えました。これほど多くの方々に原人ごときのお友達になっていただき、大変幸せであります。








また、現在登録していただいている55人のファンの方々にも篤く御礼申し上げます。

　

今後も原人のブログが皆様にお楽しみいただけるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします。

懸賞生活に新発売の日産 NOTE e-POWERが当たる懸賞が出ているゾ。



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おかりしました。

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FFだが原人も応募します。皆さんもふるってどうぞ。