皆様、お久しぶりです。
久しぶりのCX-7関連ブログ投稿ざびです。
本日は、皆様に重大なお知らせがあります。
そ、それは。
タイトルの通り、CX-7には設定のないパドルシフトのお話です。
長文及び、自己責任の範囲での作業ですので、ご了承ください。
ざび号ってば、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、MX-5のパドルシフトをスワップして装着しておりました。
パドルシフト研究 第一章
パドルシフト研究 第二章
パドルシフト研究 第三章
パドルシフト研究 第四章
パドルシフト研究 第五章
実際には、シフトの実動作はしなくって、イルミで光るだけの状態でした。
たまに、気持ち的に動かしたいときは、カチャカチャやってました。(もちろん、無反応です)
ですが、これがついに、ついに、動く(動作する・させる)日が来たのです。
今回、ロードスターのNCECさんには多大なご協力を頂き、実現にこぎつけました。
既存のハンドルスイッチ基盤を変更することなくという要望も実現していただき、念願のパドルシフトが
動きます。
しかもなんといっても、後付感が全くないところが、ほんといいです。
CX-7にパドルがあったとしたら、まさにこの状態だったはずです。
先に、結果動画をお見せします。
動画の後に、詳細が続きます。
声の出演:ざび、こばりん 撮影:こばりん(助手席より)
http://www.youtube.com/watch?v=D7z8R4u6fEY
追従する人がいるかどうかはわかりませんが、簡単にしくみと取り付けまでの流れを
をお知らせしましょう。
CX-7にはパドルシフトの設定がないのは、既知の事実ですが、MX-5のパドルシフトと
ハンドルスイッチを利用することで物理的な問題はクリアできます。
上記の研究をご参照ください。
次に、パドルの信号をいかに車体側に送るかとなります。
MX-5のパドルはステアリング側にあるのでパドル信号を、クロックスプリングを通して車体側に
送り込んであげる必要があります。
CX-7のクロックスプリングは10極。そのうち9本が刺さっています。
一本空きがあるのですが、そこを通そうと思っていても、車体側の線がきていないと、刺しても
意味がありません。
実は、notクルパケであるざび号は、もう一本使っていない線があるんです。
調べたところ、レーダークルーズはハンドルのスイッチ類から3本利用して、車体側に
送っています。
notクルパケのクルーズコントロールは、2本利用して車体側に送られます。
そう、この一本がnotクルパケ車では、信号の流れない線として配線されているのです。
(実際に、今日取り付けするまではそうだと思っていたという表現の方が正しい)
パドルの信号をレーダークルーズ用の線に乗せて、車体側で信号を取り、
シフトゲートの信号に変えてあげることで、動作するじゃないかという作戦を考えました。
そこで、仮にパドルの信号をうまく車体側へ送りこめたとしても、パドルの信号を判別し、シフトゲートの信号にしてあげる必要があるため、今回このようなものを作ってもらいました。
ロードスターのパドルの信号は、電流の流れる値でup,downを識別しています。(アップの線、ダウンの線があるわけではありません)なので、パドル信号線からup,downを識別し、Mモードの+,-にしてあげる必要があります。
なお、今回特別仕様として、ロードスターでもやられているDモード中でもパドルを操作可能にする仕組みとその場合には、7秒後(7っていうのがいいでしょ)に自動的にDモードに戻る仕組みを入れてもらっています。
今日、10時30分くらいから作業に入りまして、2時間ほど、イナバウワーとテスター使って、黒/橙を探したのですが、全然見つかりませんでした。
黒チューブを被り配線されているのもかなりきつくて、まったく太刀打ちできない状態がつづいてました。
アドルさんから借りたテスターのブザーモードって鳴るのかって疑うくらい静かでした(笑)
何度も配線図見ながら確認したのですが、まったく線がある感じがしないのです。
なかば、あきらめモードになったとき、クロックスプリングの車体側を確認することにしました
ステアリング下カバーをばらし始め、できるだけクロックスプリングの近いところまで元を探っていったのですが、クロックスプリングから出ていると思われる部分に、黒/橙がそもそもないのです・・・
さて、こまったなぁと思いながら、クロックスプリングから出ている別のカプラー部分を見ていると、10極(9本)-ホーン(1本)の8本が、確認できると思ったのですが、カプラーからはなんと7本しか出ていないのです。
しかも、端から3番目のところがないときたもんです。
カプラーはずしてみてみたところ、そこには驚きのコンタクトごと刺さっていない空き状態でした。
なので、カプラーのロックをはずして、ちょうど余っていたMX5のメスコンタクトからの線をカプラーに入れてテスターで確認したところ、見事にビンゴ。
つまり、ハンドルのスイッチからは一見、クロックスプリングを通って、車体側でも配線があると思われた部分が、車体側のクロックスプリングを通り(9本)、ホーンを除く、8本ではなく、7本が束ねられていたのです。
なので、いくら探しても該当する線はみつからないのです。
クルパケの場合には、全部刺さっているカプラと配線を使っているんでしょうね。
新設した車体側の線に、動作基盤のパドル信号を接続。
動作基盤に必要な12V,アース,Mモード、シフト+、-を接続。
一旦仮配線して、動作確認したら、Mモード移行、1,2速の切り替えが行えたことが確認できたので、本組みして完成という形になりました。
今回ご協力いただきました、
NCECさん、jinさん、アドルさん、こばりん、ましゃさん、Y2さん(1年前の解析資料がヒントになりました)
本当にありがとうございました。