
ま,“病気”ですわなw
明日(もぅ“今日”か)は1日休暇をもらって,女房の人間ドックに付き添います。採血すると立てないほどの貧血なんで・・・。
・・・で、寝る前にバランタインをハイボールでいただきながら語る。
日ごろの不満を語るから放っておいてねwww
勿論昔からミニカーコレクターは存在しているし、コレクター歴がわずか20年弱の私なんぞは、そういったベテランコレクターから見れば発言権すら持たせてもらえない様な存在なのだろう。知ったか振りをして何か論じようものなら、圧倒的な情報量で黙らされてしまうかもしれない。しかし、そんな私もこの数年で自分の様なマニアを取り巻く環境が急激に変化したことには辟易している。
これは飽くまで“3インチ”という世界での話で、元々在庫数が限られている1/43スケール以上のモデルの世界では普通だったのだろうが、3インチモデルを主力とするトミカやホットウィールで加熱した争奪戦がマッチボックスやマジョレットにまで飛び火し、発売日の早朝からいい大人達が玩具店の入り口に行列を作っている殺気立った様子は一種異様な風景だ。
証拠はないのだが、メーカー側にも目論見がある様な気がする。トミカは元来「初回」というプレミアムなシリーズをイベント的にリリースしてきたから、文句はない。思い起こせば10年ほど前は、私もHWの発売日が毎月1日ということを知らなくて、トミカが発売される第3土曜日にイオンに足を運んだついでに気に入ったものを買ってくるという具合だった。あの頃は、トミカのコーナーも今ほど大変じゃなかったし、HWのコーナーには私一人だけのんびりと佇んでいるのが常で、トミカのコーナーでもコレクター同士が和やかに情報交換をしているという風景すら見られたのだ。
HWが国産のミニカーをラインナップに加えることで徐々に人気が高まったことは言うまでもないが、それにも増して、このシリーズの争奪戦が激化したのにはメーカーの販売戦略が要因になっていると思う。トミカ、HW、MB(マッチボックス)、マジョレット3インチをメインとするミニカーを廉価で販売する重鎮とも言えるが、それぞれ販売手法が異なっている。しかし、殊HWについては販売方法が独特だ。
現在、この中で安心して購入できるのはトミカとマジョレットだけかもしれない。ただ、トミカの「初回限定カラー」や「発売記念モデル」というのは台数が限定されているのでその限りではない。実際に、この限定モデルの争奪戦も最近では熾烈を極めている。しかし、それに拘りさえしなければ、モデルが入れ替わるまでは店に行けば普通に販売されているから慌てる必要はないのだ。マジョレットも予め公式ウェブサイトでモデルの発表があるし、最初の内は新しいモデルが入荷するまで店舗間の「時差」があるからヤキモキするけれど、辛抱強く待っていれば間違いなく手に入れることが叶う。
しかしHWとMBを取り仕切るマテルの販売手法は謎だ。
先ずMBについては、正直情報元がはっきりしない。ある日突然販売され、いつの間にかブームが起こり、そして消えていく。HWは月1回、架空モデルを含む数十種類の“アソート(詰め合わせ)”がリリースされるが、内容は「トイホビダス」というウェブサイトで発売10日ほど前に予告される。しかし店舗によっては1アソートしか入荷しないから、例え欲しいモデルがあって早朝から行列に加わったとしても手に入れる確率は極めて低い。数年前、私自身もHWの人気の高まりに圧されて、9時開店と10時開店のイオンを梯子するということまでやっていたが、それでも手に入れられないものがあって、所謂「足を洗う」に至った。御法度だが「フライングゲット」という発売日前日の閉店間際に店頭に並ぶのを待って手に入れることも辞さなかった時期もある。酷いときは退勤後毎日閉店間際のイオンの売り場を偵察して、たまに再販されたアソートに出会って大量に買い込んだことさえある。
こうなってくると正に「病気」だが、伝染病のように同様な人間が増えてきた現在は救い様のない状態だとも言える。一時期は売り場に怒号が飛び交い、かつての静かな和やかなムードは消滅してしまった。それを打開すべく店舗側は2通りの手法を取った。ホットウィール発売をやめてしまうか整理券や「ループ方式」を取り入れて継続するかだ。
ここでいう「ループ式」というのも、欲しいモデルを確実に手に入れられる保証はない。ミニカーやHWに興味のない人にとっては何のことやら分からないだろうが、多分トイザらスが発明した苦肉の策として定着したのが、この「ループ方式」である(飽くまでワタシのホームグラウンドのハナシだが・・・)。
先ずは行列に並ぶ。開店数分前には店員さんが説明をしに来る。開店と同時に並んだ順番で売り場に案内される。売り場のワゴンに並べられたモデルから順番にカゴに入れる。この時「メインラインは1台、サイドラインは1車種につき1台ずつ」というルールがある。“メインライン”というのは¥200前後で発売される通常のHWで1アソートにつき各モデルが1台ずつしか含まれていない。トイザらスの様な量販店では3~5アソート入荷するから、つまりは人気のモデルだったら行列の3~5番目しか手に入れることができないということだ。サイドラインはその限りではない。こちらは¥700前後と少々高めだが重厚で丁寧な作り込みとなっていて、シリーズの各車種が数台入荷するので比較的(飽くまで「比較的」だが・・・)入手し易い。こちらは価格的に近いトミカリミテッドやトミカプレミアム的なイメージだ。ルールに従って欲しいものをカゴに入れて、更に欲しいものがあるのならば、行列の最後尾に並び直す・・・というのを繰り返すというのが「ループ方式」だ。
「どうだい?アホらしいだろぅ?(くまだまさしさん風にw)」
実は、イオンなどで行われている「整理券」配布でも内情は似たようなものだ。・・・が、ワタシがお邪魔していたイオンでは整理券さえあればメイン、サイド問わずに何台でも買えたような気がする。これは気のせいかもしれない。何しろイオンのこの方式は1回しか利用したことがないから。
こういったことから、所謂「転売ヤー」が横行するのも否めないし、以前はワタシも似たような事をやっていたことがある。要は偶々複数手に入れることができたモデルをオークションで出品すると高く売れることがあったということだ。HWでは余りやったことがないが、アオシマのブラインドトイではダブることも多かったので整理する為に出品することがあって、時にソレが望外の価格で落札されて大変驚いた。
ついでなんで、「転売ヤー」についての見解なのだが、ワタシは常にソレを「必要悪」として容認してきた。・・・なんて言うと、方々からバッシングを受けてしまうのだが、考えてもみれば近所に販売店がない場合、遠くの店舗へ出掛ける労力と費用を鑑みれば、転売ヤー達が提示している価格が実にリーズナブルな場合がある。ワタシの場合は発売日の朝から何時間も並んで購入するくらいなら、気持ちの中ではミニカー担当のエージェントを雇ったつもりで手数料を払うのはやぶさかではない。・・・とすれば、往復数時間とか、時に船や飛行機を利用しなくてはならない人達にとってはエージェントではなく「神様」の様なものだろう。例えばワタシの場合、家族旅行でUSJに出掛けた際、ハリポタのフォードのミニカーを買い忘れて、帰宅してからオークションで¥2K程支払った記憶があるが、もう1度大阪を往復する手間を考えたら滅茶苦茶安上がりなのである。
Posted at 2021/01/05 01:32:01 | |
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ミニカー | 日記