相続が発生すると、いろいろと法律上の問題が発生することがあります。特に金銭です。遺言(法律では、いごん)書があるときです。特定の者に全財産を・・・のような場合です。しかも相続人以外の時に面倒になります。ここで、遺留分(いりゅうぶん)を知っておくべきです。亡くなった人=被相続人、この配偶者、子、直系尊属(亡くなった人の親など)にだけは、法律上の認められた割合が守られているからです。簡単にいうと、配偶者、子の場合は全財産の1/2、直系尊属だけの場合は、1/3が認められています。遺言書で有効なのは、その残りです。配偶者と子が2名であれば、1/2の財産からそれぞれ分けます。分けるときは法定の割合の場合と、相続人の中で話し合う遺産分割協議があります。もし、このことを知らずに遺言書で全部を渡していても、本来守られるべき持ち分があるので、返して、という請求ができます。遺留分減殺請求です。ですが、いつまでも請求できるようだと、安心して生活できないことが考えられます。そのため、この減殺請求も「時効」があります。相続人間で揉め事が無い場合は、自分たちには関係ないでしょう。ですが、「正しく」知っておくと、どこかで困っている家庭の助けになることがあると思います。http://www.e-2103.com相続は突然発生することがあります。交通事故は典型です。ウェイクは小型車として安全な車両と思っています。遺言がある場合は、事前に残しているので良いのですが、交通事故などで瀕死の重傷の場合に緊急で遺言書を残すときなどに、念のため知っておくとよいかと思います。