BMW X2 Sunset Orange Metallic

2021/1/15納車
BMWのSUV(SAV)のカテゴリーXシリーズの中で偶数のナンバーを与えられる車はSACというBMW独自の呼び方があり、このX2はそんなSACの中でも末っ子。サイズもXシリーズで最もコンパクトな車です。

X5に対するX6。X3に対するX4と一つ前の奇数車をクーペスタイルにしたモデルがSAC(Sport Activity Coupe)です。しかし、X2はただのX1のクーペモデルという訳では無く、実はBMWとしてかなりこだわりを持たせて開発された車なのです。プラットフォームやエンジン等はX1やMINIのCountryman (日本名Crossover)等と共有して開発されましたが、エクステリアデザインは随所に新旧のデザインミックスやエレメントが散りばめられています。

SUV(SAV)としてのユーティリティを有し不整地や悪路、雪道等をしっかり走れます。それでいながら、全高は低く抑えられ、機械式駐車場にも停めることも出来るサイズ感。クーペスタイルですが、リア周りのルーフライン処理をX6,X4とは違った形にすることで後席の居住性を確保しています。

ボディの部分を分厚く、窓ガラスやルーフ部分を細く見せるデザインでどっしりと路面捉えているような錯覚をさせる演出。腰高なSUV(SAV)と違い、ロールも抑えられていて、走りがとにかく楽しい！普段使いの出来る4ドアスポーツカーとしての位置づけを考え、前席8割後席2割の使い方をするユーザーにオススメです。

X2から新たに加わったグレードM sport X。フロントやサイド、リアに施されたフローズングレーのボディパーツやシートのイエローステッチ等のアクセントで若者やいつまでも若いマインドセットを持つ方々に、他とは違う他とは群れない、そんな自由な生き方が似合う1台です。

「Unfollow｣「The Rebel｣ といったコンセプトで世に放たれたX2。
XシリーズはもとよりBMWのラインナップの中でちょい悪、異端児の立ち位置です。しかし、この車に取り入れられた多くの新しいデザインディテールは、今後発表されるモデルにも反映されると言われており、異端児ながら先駆者。Unfollowながら今後はFollowされる立場。常に時代をリードする。
それがX2に与えられた使命なんだろうと思います。

所有欲を満たす要素に溢れたX2。
デザインに惚れたら買いです。
走りや乗り心地は善し悪しに個人差があると思いますし、積載性も人によって不満かも知れません。
しかし、BMWはそういうニーズに応えるためにXシリーズも1～7まで揃えているわけで、自分に合った1台を探す楽しみがあるわけです。

あまり見かけないサンセットオレンジメタリックのボディカラーも個人的に気に入ってます。
せっかくの異端児、反逆者に乗るならリセールなんか気にせずに攻めた色の方が似合うと思います！
このサンセットオレンジメタリック以外にも、ガルバニックゴールド。ミザノブルー。スパークリングストームブリリアントエフェクト等の色はX2の個性をより引き立てるオシャレなボディカラーです。
個人的には5年、10年経っても古さを感じにくい車だと思ってます。長く愛していきたい。異端児はやはり愛されキャラなのです。