三菱自動車は、なぜ不正がなくならないのか？02

今では、このステッカーを見かける事がなくなった！！
「GDI倶楽部」　別名：ヤミ改修証明ステッカー

※特集ブログとなります！
私の、過去の経験と多方面の情報からなる物です。
事実と異なる部分もあります。憶測による主観的
見解が多分にあります事、ご了承願います。



この「GDI倶楽部」ステッカーは、不正に大きく関わりを持つ事になります


前回ブログのつづきです・・・
2000年（平成12年）MMCのリコール隠しが内部告発により発覚しました。
この不正は組織ぐるみだったという事です。数十年前から当たり前に業務として行われ、後の
「空飛ぶタイヤ」事件に繋がって行きます。

当時私は自動車部品の製造工場で働いていました。系列は違いますがMMCとも取り引きがありました。エンジン用部品「新製品開発」を担当してましたが腑に落ちない事がありました。当初MMCが要求した仕様で開発を進めていたのですがMMC側で問題が発生していた様です。エンジン温度が上昇し高温になりすぎる。当然仕様変更され要求は厳しくなります。そして（車が燃えた）と噂が流れてきました。当時MMCの看板エンジンが世界初をうたった直噴ガソリンエンジン「GDI」はっきり言って欠陥エンジンです。「1996年～2007年」まで11年間製造されました。

「GDIエンジン」とは・・・
初めてこのエンジンを搭載したのは1996年に発売されたギャラン、レグナムでした。その後も様々な車種に搭載され、フルラインナップを目指したのですが実際は2000年に入って間もなく失速。やがて姿を消すことになってしまいました。理由は、有害成分であるNOxが多量に生成されてしまい、期待していたほど燃費が良くなかったのが第一の原因です。
燃費30%以上向上と宣伝したが、これも燃費測定は不正のはず・・・

「GDI倶楽部」とは・・・
エコをイメージするステッカーを作り、環境にやさしいクルマに乗っているイメージを作り上げました。実はヤミ改修で不具合対策をしたクルマと、してないクルマを見分ける為にこのステッカーを貼っていた事があきらかにされました。何を示すステッカーだったのかユーザーには知らされませんでした。MMCリコール事件の初期の問題のひとつです。
クリーンエンジンのはずがNOx規制に対応できず撤退・・・

〇R（マルアール）と〇サ（マルサ）という言葉があります。リコールで修理するかサービスで修理するかです。「正規改修かヤミ改修か」・・・市場からのクレームにどう対応するか明確な基準はありません。基本的にリコール届出はメーカー次第です。MMCは不正の道を選択しました。自動車メーカーとして「ものづくり」のプライドを捨てました。

この不正は内部告発であきらかになりました。「品質保証部」がキーマンとなっています。自動車メーカーでは、お客様と一番関わり合いをもつ部署のはずですが、不正を管理していたのが品質保証部でした・・・

詳細はまたのブログで・・・

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