
ここに書くのはどれくらいぶりだろうか。
ホームグランドには書きづらいからここに忘れないように書いておく。
今日の昼、祖父の余命があと四十日くらいだと聞いた。
全身にガンが転移してるんだと。
体調は崩してたけど、なんで今頃ガンとかわかったんだ?
もっと早くわかっただろうに。
医者は信用ならんな。
小さい頃から共働きの両親に代わり、どこか連れて行ってくれたり、色々面倒見てくれるのは祖父だった。
そんなじいちゃん子の俺には酷な宣告だった。
祖父は92歳。毎年肺炎などを起こしたり体調も悪く、もう長くはないのはわかっていたから、余命を聞いた後も
『そうか』
と俺は落ち着いていた。
子供を公園に連れて行ったり普通に過ごしていた。
つもりだった。
夕方、あまりに言うことを聞かない息子に、ありえないくらい怒鳴りつけて泣かしてしまう自分がいた。
その後もやっと恵まれたら愛する息子なのに、顔も見たくないくらいの気持ちになっていた。
最悪である。息子はまだ二歳なんだから、物事わかる訳もないんだから、怒鳴ったって効果ないのはわかっているのに。
父親失格だ。
まだまだ自分は小さい。
もっと大人にならないと。
じいちゃん情けない孫でごめんなさい。
『じいちゃんに自分の子供を抱っこさせたい。』
俺は結婚してからそんな事をずっと思っていた。
でも中々恵まれず、色々あって諦めていた。
諦めたら子供ができ、夢は叶った。
夢を叶えた時、じいちゃんは俺に言った。
『暖かくなったら一緒に散歩したいな』
自分の夢は叶ったけど、じいちゃんの夢はもう叶えてあげられそうにない。
そのチャンスはあったよ。この二年の間に。
俺はまだまだ甘い。
何事も甘い。
そんな甘ちゃんじゃこれから先駄目だ。
今日から俺はもっとちゃんとする。
そうしないといかん。
そう気づいた一日だった。
じいちゃん気づかせてくれてありがとう。
あなたの孫は最後まで世話になりっぱなしです。
涙はまだ流しません。
強くなります。
さて、屁をこいて寝るとします。

Posted at 2010/04/12 01:29:49 | |
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