
珍しい車両が出品されてます。
ローマの休日で有名な通称フェンダーライトのレプリカです。
このレプリカはベトナム製(のはず)でして、台湾ベスパのPXシリーズをベースに造られてます。
ポン付けのパーツだけで作られている訳ではなく実は結構手が込んだ造りで、板金やワンオフパーツ等もあるとか。
ベトナム人の熱意と技術があってこそですね。
本物のフェンダーライトとの区別は意外と簡単で、一目で見極められます。
まずタイヤサイズ。10インチならレプリカです。
そしてシート下のガソリンコック周辺。本物は四角い扉がありますが、レプリカにはありません。
右(エンジン)側サイドカバーの形状。本物は前端の一部がボディに食い込む形をしています。レプリカは普通のサイドカバーなんで食い込みません。
フロントフォーク。台湾ベスパはサスとフォークの2本ですが本物はダンパーとスプリングがフォークを挟むようにして装着されてます。簡単に言うと台湾ベスパは鉄パイプ2本、本物は3本という見た目。これはほんと、一目でわかりますし、車体を正面右側から見れば以上の視覚的情報は一度ですべて入ってきますので、チェックはホントに一目で終わります(画像赤丸)。

※これは本物
数ヶ月前から出品されてましたが、
ようやく入札されたようで何よりです。
ここ数ヶ月不思議と台湾ベスパ(赤と白のT5が2台)が続けて出品されてました。我がインドベスパはコンスタントに一年中出品されているのに対して台湾ベスパはそれほど多くないです。
ま、そりゃそうだ。台湾ベスパは古いもんな。立派に旧車扱いでしょうかね。
イタリア製が数少なくなり価格が高騰する今、
ヴィンテージとしての価値は無い分気軽に走れる、手頃なアジアンベスパで楽しむっていうのも悪くないですね。
Posted at 2022/09/20 16:48:53 | |
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