
そろそろ本題に。
クルマの性能アップ目的のカスタマイズって、バランスが一番大事だと思っていますので、最終目標をどこに置くかで、自ずと決まってしまうわけです。
自分なりの「中庸」を目指すと言いつつ、欲に負けてしまうのはいつものことですが、チューニングのためのチューニングはしないようにします。
では、基準点はどこなのか?
それは「
タイヤが教えてくれる!」です。
物理の法則を超えられないのは、「誰が(何が)」超えられないのか?ですが、
答えは「タイヤの性能」です。
ということで、まずタイヤを決めます。
タイヤを交換することで、ユーティリティーパッケージに付いてきたタイヤ(Proxes R39)とノーマルの足回りの関係が分かりそうな気がします。
つまりフワフワ感の分解作業ですが、感覚的なものと、実際のスプリングレートとの確認のためにも、タイヤを変えてみます。
車高調に換える場合、当然、スプリングレートを無視することはできません。
1トンくらいの車で、前マクファーソンストラット、後トーションビームの場合、前が10kgf/mm~14kgf/mm、後6kgf/mm~10kgf/mmとなると、完全にサーキット仕様と考えて良いと思いますが、基本的に街乗りは辛くなります。ストロークが短い脚の場合は特に。
では、果たしてデミオでは?
そして「中庸」とはどの辺?という話です。
とは言っても、ハイグリップタイヤの気持ち良さを知ってしまっているので、自ずと3社の中から選びます。今回は話が複雑になるのを避けるため、冒険は無しです。
何だ!どこが「中庸」だ!?と突っ込まれそうですが、、、その中でも無難?な、DUNLOP Direzza Z2★にします。
BS Potenza RE-71Rは運転していて終始ニタニタが止まりませんでしたが、ノーマルの足に履かせるには躊躇します。
Z2★を選んだ理由は、Z1★の時代にかなり好印象だったのと、恐らくその路線のままだろうということでの選択です。とにかく「
わかりやすいタイヤ」だったのでとても運転し易かった記憶があります。
もう一つ、ディーラーにアライメントについて尋ねた時に教えてくれたのがダンロップのお店だった、というのも大事なポイントだったりします。
次にサイズですが、ホイールも含めて前後で変えるというのも模索しましたが、また話が複雑になるので、これも今のところ冒険は無しとします。
どうなるかが分かっているが故に一足飛びしたくなりますが、やはりクルマごとに異なるはずだということを前提にしないと、何が何だか分からなくなるので、ここはぐっと我慢です。
ということで、前後共に15MBのスポーツ走行でのお決まりサイズの205/50R16となり、ホイールもEnkei PF01 6.5J インセット42mmという無難なチョイスです。
ノーマルは185/60R16なので、外径が628mm。
対して205/50R16は、612mmですから、これで前後共に8mmの車高ダウンになります。
スピードメータも狂いますが、メーター上で100km/hが実際には約97km/hという程度でしょうか。
見た目でも隙間が広がり、スカスカ感満載ですが、気にしません。
車高は大した問題ではないのです。公道を走る限り、車検の決まりを抜きにしてもある程度高めじゃないと速く走れないし。
どうせ車高調を入れれば、推奨程度には下げることになるのです。
さて、ハイグリップタイヤに替え、扁平率も下がり、タイヤ幅も広がったので、加減速とコーナリング性能が上がったのは乗る前から明らかです。
ホイールも軽量化され、更に軽快感も増したはずです。
以下関連リンク:
http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/sport/z2/
http://www.enkei.co.jp/wheels/pl/pf01/
つづく。
Posted at 2016/10/15 00:30:17 | |
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