(
前作からのつづきです)
年明け、Mazda3のX-6MT試乗車が見せた高密度なレスポンスに感銘を受け、ガソリンエンジンの圧縮着火を世界で初めて実現したマツダの心意気にもあらためて感動。
SKYACTIV-Xという革新的エンジンを是非ともガレージに迎え入れなくては!
と、半ば発作的にMazda3の購入を検討し始めた私ですが、放出候補にした父のアクセラXDへの未練が断ち切れず、買い換え計画は迷走を始めます。
私のメインカーが動かせないとなると、残る手駒はカーポート下のファミリーカー勢。結果、嫁さん用のCX-3が下取り候補として急浮上することになり、その影響から、購入対象のクルマも半自動的にMazda3ファストバック(6MT車)からCX-30(6AT車)へと入れ替わることになったのです。
しかし、
「XエンジンならMT一択!」
複数の自動車評論家のコメントを借りるまでもなく、この私自身が大きな感動の渦に巻き込まれたマニュアルトランスミッションを断念し、かつ、Mazda3ファストバックが持つ魅惑の造形や、バーガンディー内装の優美な味わいまで放棄しなければならないなんて!
いくら次善の策とはいえ、その代償があまりにも大き過ぎ、通常であれば検討段階で消えてもおかしくない拙速さが目立ちます。
しかし、この代替案がなおも最前線に踏み止まったのにはちとワケがあったのです。
それは、我が家で長らく敷いてきた
マイカーフォーメーションの是非。
そろそろ見直しをしても良い頃では?という話です。
今から13年前の2007年、私は周南市への引越しを機に「用途別の3台体制」なるものを提唱し、スポーツカー(RX-7)、三列ミニバン(フレンディ)、コンパクトカー(ベリーサ)の3台で、効果的なマイカーの使い分けを実践し始めました。
当時、私が"コンパクトカー"に求めた役割とは、小柄な車体サイズと取り回しの良さを生かし、嫁さんを主体にして日々の買い物や子供たちの送迎をそつなくこなすこと。
折しも当時の自宅は狭い急坂の上り下りが不可避な環境にあり、このポジションは代々、ベリーサ、DEデミオ、DJデミオといった5ナンバー車勢が務めていくことになります。
ただ、唯一の難点はラゲッジの容量不足でした。
マツダのデザインゆえ、そこに多くの期待はしていなかったものの^^;、嫁さんのクルマはそのまま実家帰省にスライド登板する機会が多く、そのたびに家族の荷物やお土産が満足に載らない大問題にぶち当たるのです。このせいで帰途、広島市内での買い物を断念したことが何度あったことか^^;。
ところが 3年前の引越しで、狭い急坂を行き交う日常から漸く脱出。
道路整備が行き届いた駅裏を拠点にした普段の買い物や送迎の用途において、クルマの外寸がコンパクトである必要性は次第に低下していくのです。その感触の確かさは一昨年、初の3ナンバー車・CX-3を無事迎え入れられたという事実でも証明されました。
となると、DJデミオと大差のないラゲッジ容量や室内の狭さがここ一番で余計に不満と感じるようになったのですね。もっとも、その一番の要因は子供たちの成長なんですけど^^;。
そこで私が辿り着いたのが、従来の”コンパクトカー”枠の
上級移行です。
多人数の乗車や嵩張る荷物は引き続きミニバンのビアンテに任せながらも、それ以外の用途を余裕でこなせる
"主力級ファミリーカー"に格上げするというものですね。
この点を考え併せると、今回編み出したCX-3からCX-30への代替案は、単にSKYACTIV-Xエンジン車を購入するための苦肉の策というより、硬直化していた我が家の3台体制の"次なる展開"という側面で捉えることができるのです(^^)v。都合の良いことに、CX-30は冒頭の画像の通り、ラゲッジや後席周りの空間でCX-3を上回ってますから。
いやぁ、ここまでのロジックを、2週間前の日曜日の早朝、ほんの数時間で構築したわけですよ^^;。
うーん、我ながら見事なこじつけだ(爆)
ですが、
ここで私は暫く時間を置いてみることにしました。
愛しのSKYACTIV-Xエンジンはまだ世の中に登場したばかり。急がないと逃げて行ってしまうわけでもありません^^;。
新ファミリーカーへの期待、
CX-3に惹かれた心の整理、
アクセラXDと父への未練、
Mazda3の形や色の残像、
6MT車の感動の余韻、
それに・・・
家族それぞれの思い
今一度、あらゆる要素を丁寧に勘案し、会心のベストアンサーを導き出したいと思っています(^^)。
(なんだか仕事も忙しいので、少しゆっくり考えることにしましょう・・・)
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隠れ家のMazda3 | 日記
Posted at
2020/02/02 22:39:06