
マツダクロノスというクルマの思い出…私には微かなものしかありません。
あれは発売間もない頃だったので、たぶん1991年の暮れ。東京から遠路遥々クルマで帰省してきた冬休みのことだったはず。ちなみに、当時は学校が休みになるたびに愛車エチュードで東京-徳山間の1000km耐久レースを夜間に敢行してましたから、まぁ…若気の至りの一言ですね(笑)。
夕暮れ時、市役所前の信号待ちで突如、私の目の前に現れたのが1台のシルバーの3ナンバーセダン。
あれっ?初めて見るクルマだ…
と思うが早いか、そのリアビューの雰囲気から即座に思い浮かんだのは「カペラセダン」。そして次の瞬間、当時からコアなマツダファンだった私は、モデルチェンジで3ナンバー化されたカペラ後継車を紹介する自動車雑誌の記事を思い出したわけです。(※当時はネットもスマホもない時代)
あっ、これが例のクロノス?
そう思ってリアのエンブレムを凝視してみればビンゴ。CRONOSのロゴとともに、真新しい菱形のマツダシンボルが目に飛び込んできました。
あぁ、なるほどね・・・
私は、現行カペラのユーザーが違和感なく代替できるような絶妙なエクステリアイメージの残し方に感心する一方で、シャープで凛としていた歴代FFカペラと比べると、やけにボテッとした印象が残ったのです。
この刹那が、記憶に残る私とクロノスとの唯一の接点。
それ以降は、普段から付き合いのあるディーラーがマツダオート〜アンフィニ店だったこともあり、マツダ店の取り扱いだった新車のクロノスをまじまじと眺める機会は二度と訪れなかったのです。
逆に、かすった程度の出会いを今でも覚えているのがむしろ不思議なくらいで。
さて
あれから約33年が経過し、自分自身が立派なミドルエイジになってしまった現在、あらためてこのマツダ入魂のミドルクラスセダンを眺めてみると・・・
やっぱ、ボテッとしてる(笑)。
低めのショルダーラインに厚めのキャビンが載っかるルーミーなフォルム、個人的にちょっと苦手なんですよねぇ^^;。曲面の多用は良いとして、もう少しショルダーラインやボンネットが高ければなぁ…。
なぁんて
私の好みはともかく、欧米市場では広くなったMazda626として好評を得たこのクロノス。マツダのバブル期を駆け抜けた中心選手として、語り継がれるべきクルマには違いありません。
というわけで、
本日のマツダミュージアム土曜開館の特別講演『マツダ国内販売5チャネル』の会場に彩りを添えた各チャネルを代表する展示車たちをお伝えしました。
(やっぱ今回も前置きだけだ 笑)
Posted at 2024/09/07 20:15:56 | |
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