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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2025年08月02日 イイね!

急造フラッグシップ

急造フラッグシップいやー たまげました。
まさか、半世紀も前に登場したロードペーサーAPを間近で2台も拝めるとは!
しかも、両車ともマツダ本社によるレストアを受けて動態にされているとは…俄には信じられない光景です。

奥側のロイアルブルーの個体はデビュー年の1975年式で、50年排ガス規制適合の最初期型。手前のブリリアントブラックの個体は51年規制適合の改良型です。

豪・GMホールデンズ社の大型セダン用のボディやシャシーを購入し、13B型ロータリーエンジンを搭載して完成させたマツダのフラッグシップセダン。
威風堂々とした外観は今見ても迫力を感じるし、海外の企業と手を組んで開発費用や工数を圧縮し、極めて短期間で高級乗用車を成立させたという国際性や革新性は十分注目に値します。
…が、自動車ブランドの威信をかけて創り上げるべき最上級車を、斯くもお手軽に仕立てて良いものか・・・やや疑問が残る部分もあります。

僅か2年余りというあまりに短かったモデルライフ、そしてバブル期の5チャネル時代までこれに代わるフラッグシップカーが企画すら登場しなかったという事実が、このロードペーサーAPがマツダに残した教訓だったといえるのではないでしょうか。

以上、8月のマツダミュージアム土曜開館の特別講演『50年前のマツダ 〜転機の訪れ〜』の会場の様子をお伝えしました。
Posted at 2025/08/03 22:31:01 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味
2025年04月11日 イイね!

みたび幕張詣で

みたび幕張詣でなんと3年連続で今年もわざわざ幕張まで遠征し、Automobile Council 2025の会場を覗いてきました。
なぜって、
マツダの出展テーマが「MAZDA DESIGN STORY "心を揺さぶるモノづくりへの追求"」だったから、というよりも・・・

今回のイベントの特別ゲストであるジョルジェット・ジウジアーロ氏が今から61年前に東洋工業のためにデザインしたS8Pと再会する歴史的瞬間をこの目に焼き付けたかったから、に他なりません(^^)。

R360クーペ、キャロルという軽自動車で乗用車を作り始めたばかりの東洋工業がそのフラッグシップとなる小型乗用車のデザインを委託したのが、イタリアのカロッツェリアであるベルトーネ社。そのニ作目にあたる流麗でエレガントなFWDセダン「S8P」のデザインで敏腕を振った同社のチーフデザイナーが、若き日のジウジアーロ氏だったわけです。

会場の一角には、初代ゴルフなどジウジアーロ氏が手掛けた数々の名車を集めた特別展示コーナーも設けられていますが、特別内覧日の本日午後、会場中央で開催された氏のトークショーでS8Pの話題が出て、その流れで終了直後にマツダブースに立ち寄ったものだから、さぁ大変。聴講者の多くが民族大移動のごとくS8Pの周囲に押し寄せ、幾重もの人垣が。すぐ近くのショップブースに展示してあった117クーペの初期ハンドモデルも、この時ばかりは完全に霞んでしまいましたね。

初代ルーチェセダンのデザイン上の原型となったことで知られるS8P。初代ルーチェもその洗練されたデザインが内外で高く評価されたようですが、ことエレガンスさにおいては、イタリアから送られてきたこの試作車の方に圧倒的な軍配が上がりますね。

それにも増して私が驚いたのが、初めて見たジウジアーロ氏のカッコ良さ^^。常に矍鑠としていて、その周囲には強いオーラが。とても御年86歳とは思えませんでしたよー。

私もあんなにダンディに素敵な歳をとれたらなぁ・・・(ムリムリ)
Posted at 2025/04/11 22:48:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味
2024年10月21日 イイね!

雲の上の同級生

雲の上の同級生日曜日、嫁さんの買い物のお供でやって来た市内のショッピングモール。
お楽しみの自由行動時間に立ち寄った館内の書店。そこで偶々目に留まったこの雑誌を手にした私は、かつてのチームメイトをはじめ様々なF1関係者からの核心的証言のオンパレードに、強く興味をそそられたのです。

そして、私が思わず刮目したのは、スパでの衝撃のF1デビューから僅か2戦目、22歳のシューマッハ選手が電撃移籍を果たした先のベネトンのエースドライバー・ピケ選手が当時を振り返った率直なコメント。そう、私が勝手に師と仰ぎ、愛用のレプリカヘルメットまで作ってしまったあのネルソン・ピケ氏ですよ。
見開き4ページにわたる氏の冷静かつ含蓄に富み、それでいて優しさすら感じる発言に心底共感してしまった私。ふと気が付けば本を抱えてレジの前に立っていました(笑)。

同じように、極めて的確で信憑性の高い証言を寄せたドライバーの中には、あの'90年マカオF3で大被害を被った同年齢のライバル、ミカ・ハッキネン氏も。
実をいうとこの私も、彼らとはれっきとしたライバル・・・いやもとい、同学年でして(笑)。

やがて、誰もがモータースポーツの頂点と認めるF1の世界でチャンピオン争いを繰り広げるようになった二人の同い年。私もそんな彼らには、TV越しの熱い視線をリアルタイムで送り続けたものです(中身は99%の憧れと1%の嫉妬 笑)。

そんな調子だったものですから、2004年を最後にサーキット走行を休止していた私が、突如2010年にタイヤとブレーキを新調してまで瞬間的に赤CHARGE号でコースに舞い戻ったのは、栄光のフェラーリを最後の花道に引退したはずのシューマッハ選手が、41歳にして2010年からメルセデスでF1復帰したことに完全に触発されたものでした。
(私自身は誰も触発できませんでしたが 苦笑)

なぁんて持ち上げてしまうと、私がまるでシューマッハファンであるかのようですが、決してそうではないのです(私はあくまでピケファン)。事実この特集も、時折り大きな物議を醸した彼の予選や決勝中の問題行為を包み隠すことなく大々的に蒸し返してますし、私もその論調には同感です。

ただ、おおよそドライバーに求められるあらゆるレースパフォーマンスを完璧に演じ続けられる、シューマッハ選手ならではの優れた技量・体力・メンタルのバランスは過去に全く見た例がないもので、その唯一無二の才能は素直にリスペクトに値するものでした。いうなれば、F1ドライバーの絶対基準が現れたようなもので、人間業とは思えない鉄壁のパフォーマンスがそれ以降のドライバーの評価を随分と簡素化してくれた気がします。

決して好きではないけれど、そこにいてくれないと困る大事な存在。雲の上という表現が相応しいかどうかわかりませんが、私にとってのシューマッハ氏は、常に意識をしてしまう永遠の同級生なのでした(笑)。

…できれば元気でいてほしかったですけどね。
Posted at 2024/10/21 21:10:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味
2024年10月01日 イイね!

眠れぬ夜に

眠れぬ夜にここ最近、MAZDASPEEDブランドのホイールのことを話題にすることが多かったので、ここで

私の自慢の
MSホイールコレクション
をご紹介。

…って、実物じゃないんですけどね(笑)。

なんたって熱狂的なMAZDASPEED信者でしたから、この時代のパンフレットは未だにスッと自室の書棚から出てきます(^^)。

思い起こせば・・・

マツダ787Bによるルマン制覇を受けて「MS-01」ホイールが衝撃的に誕生した'90年代の初め、私はまだ学生の身。RX-7をマイカーとして考えたこともなく、栄光の5本スポークデザインにはひたすら羨望の眼差しを向けるだけで、全く縁はありませんでした。

やがて社会人となり、発売直後のランティスクーペを手にすると、鍛造1ピースの「MS-01f」(ゴールド)で遂にMSホイールデビュー。
その4年後、RE開発中止の噂を断ち切りたい一心でⅣ型FD3Sを新車購入。晴れてRX-7オーナーになったと思ったら、私は鍛造ボルトレス2ピースの「MS-02」(ブラック)という変化球に走るのです^^;。
そして、次のサーキットマシンとして迎えたⅤ型FD3Sでは、マツダ本社に吸収されてしまったMAZDASPEEDブランドを応援すべく、最新作の「MS-01S」(ブロンズ)を速攻で導入。(後にゴールドやシルバーが追加されてガッカリ…涙)

・・・と

結局、本家本元の鍛造2ピース「MS-01」(ゴールド)には縁がなかったんですよねぇ。

あらためて今見ると、"リフレクト・リム"を謳う「MS-01 Competition」あたりが相当魅力的に映ります。現在の私なら…全4色の設定のうち、超レアな赤リム仕様を選ぶかもしれませんけど。

あー、この時代にタイムスリップしたい(笑)

(ダメだ、ますます目が冴えてきた…)
Posted at 2024/10/02 04:37:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味
2024年09月07日 イイね!

ミドルクラスセダンに思う

ミドルクラスセダンに思うマツダクロノスというクルマの思い出…私には微かなものしかありません。

あれは発売間もない頃だったので、たぶん1991年の暮れ。東京から遠路遥々クルマで帰省してきた冬休みのことだったはず。ちなみに、当時は学校が休みになるたびに愛車エチュードで東京-徳山間の1000km耐久レースを夜間に敢行してましたから、まぁ…若気の至りの一言ですね(笑)。
夕暮れ時、市役所前の信号待ちで突如、私の目の前に現れたのが1台のシルバーの3ナンバーセダン。

あれっ?初めて見るクルマだ…

と思うが早いか、そのリアビューの雰囲気から即座に思い浮かんだのは「カペラセダン」。そして次の瞬間、当時からコアなマツダファンだった私は、モデルチェンジで3ナンバー化されたカペラ後継車を紹介する自動車雑誌の記事を思い出したわけです。(※当時はネットもスマホもない時代)

あっ、これが例のクロノス?

そう思ってリアのエンブレムを凝視してみればビンゴ。CRONOSのロゴとともに、真新しい菱形のマツダシンボルが目に飛び込んできました。

あぁ、なるほどね・・・

私は、現行カペラのユーザーが違和感なく代替できるような絶妙なエクステリアイメージの残し方に感心する一方で、シャープで凛としていた歴代FFカペラと比べると、やけにボテッとした印象が残ったのです。

この刹那が、記憶に残る私とクロノスとの唯一の接点。
それ以降は、普段から付き合いのあるディーラーがマツダオート〜アンフィニ店だったこともあり、マツダ店の取り扱いだった新車のクロノスをまじまじと眺める機会は二度と訪れなかったのです。
逆に、かすった程度の出会いを今でも覚えているのがむしろ不思議なくらいで。

さて
あれから約33年が経過し、自分自身が立派なミドルエイジになってしまった現在、あらためてこのマツダ入魂のミドルクラスセダンを眺めてみると・・・

やっぱ、ボテッとしてる(笑)。

低めのショルダーラインに厚めのキャビンが載っかるルーミーなフォルム、個人的にちょっと苦手なんですよねぇ^^;。曲面の多用は良いとして、もう少しショルダーラインやボンネットが高ければなぁ…。
なぁんて
私の好みはともかく、欧米市場では広くなったMazda626として好評を得たこのクロノス。マツダのバブル期を駆け抜けた中心選手として、語り継がれるべきクルマには違いありません。

というわけで、
本日のマツダミュージアム土曜開館の特別講演『マツダ国内販売5チャネル』の会場に彩りを添えた各チャネルを代表する展示車たちをお伝えしました。
(やっぱ今回も前置きだけだ 笑)
Posted at 2024/09/07 20:15:56 | コメント(5) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味 | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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