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2012年09月19日 イイね!

ダーク化の功罪検証(1)

ダーク化の功罪検証(1)ビアンテにダークフィルムを貼ってから3週間が経過しました。

そもそもは、純正のダークティンティッドガラスを「ほんの少し」濃くするつもりで、現物合わせをして適度な濃さのフィルムを厳選したはずが、いざ出来上がってみると、ルームミラー越しの視界が一変していてビックリ。
もちろん、高過ぎる透過性が不満だった純正状態と比べると、後席エリアに適度なプライバシー感がもたらされていて、確実に“秘密基地化”が進んだ実感を得たものの、その弊害として、運転視界に思わぬ支障を来す結果となってしまいました。

この暗さの違和感が、単なる「慣れ」の問題に過ぎないのか、対策を要するほど重大なものなのか・・・
その後の数週間で慎重に検証を重ねてきたので、その結果を一旦ここでまとめておきたいと思います。

まずはリアガラス越しの後方視界から。
現状を説明すると・・・たとえ快晴の日中であっても、ルームミラー越しに後続ドライバーの顔や表情が全く判別できないレベルです。

で、これに関しては、正直なところ「条件付きで一長一短」というのが現在の見方。

ここでキーとなる私の考えは、『後続ドライバーの表情や仕草から心理状況や意思を細かくよみ取り、自らがトラブルや事故に巻き込まれないような予防運転に努めるべき』というもの。
例えば、後続ドライバーが携帯画面やスポーツ新聞などでよそ見をしていたら、できるだけ急減速シーンを避けて追突されないように間合いを取るだろうし、明らかにイライラしていたり危なっかしい眼光を感じ取ったなら、不用意に立ちはだかることなくさっさと道を譲るでしょう。

そんな予防アクションがとれない事態に陥ったことは、ある意味、大きな痛手。
でも、だからといって、過去にそんな予防運転が具体的に事故回避効果を挙げたかといえば、ハッキリ主張できる実例はなきに等しい(苦笑)。
つまり、大抵の場合は取り越し苦労や余計な気遣いに終わっていたと見做すこともできるのです。
よって、従来そこに費やしていたエネルギーを他の安全確保に振り向けられると考えれば、あながちマイナス要素ばかりではない気もしてくるわけです。
ついでにいうと・・・今回のダーク化を機に、無暗に車間距離を詰めてくる後続車が減ったことも事実(笑)。
たしかに自分だって、前車のドライバーがどんな輩か全く判別できないのに、進んで何らかのアクションを仕掛けようとは思わないですものね・・・(^_^;)。

んな感じで、マイナス要素もあればプラス要素もありと、結果オーライ的な一面も見えてきたわけですが、ここまではあくまで日中の話。
昼間であれば「全く後方が見えないわけじゃないんだし・・・」と考え直す(開き直る?)余地も残されますが、これが薄暮の時間帯や夜間となると事情は大きく違ってきます。
そう、「条件付きで一長一短」としたその「条件」とは、「昼間の走行に限れば」という意味だったのです。

だいいち、両時間帯ともに無灯火の後続車両がいたら、その存在の認識は困難と言わざるを得ません。
それでも夜間走行であれば目が周囲の暗さに慣れているので一縷の望みは残りますが、最も絶望的なのは昼間に突然トンネルや日陰に進入した場合で、瞳孔の調整が全く追いつかず、「キツい」の一言。
おまけに・・・私の経験上、平気で無灯火で走る車両(ドライバー)ほど周囲に対する安全意識は低い傾向にあり、結果として不安全な行動をとりがちであるということも、事態の深刻さに追い打ちをかけます。

結局それらの対処法はというと、「見えない後方」を無理に見ようとして前方注意を疎かにするよりは、サイドミラー越しの後方視界も併用しながら、できるだけ不要な車線変更や加減速アクションを避けて耐え忍ぶしかなさそうな感じ。
ただ、不要なアクションはなるべく避けて・・・といっても、勝手知ったる地元の道ならまだしも、不慣れな土地で本当に完全遂行し切れるのでしょうか?

・・・などと、書けば書くほど、「そうまでして今回のダーク化を肯定するか?」と、自問自答ループに陥っていく私(苦笑)。

そしてつい先日、こうした後方視界問題よりもさらに厄介なケースに遭遇したのです。
(つづく)

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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