
本格的なテレワーク突入から、早1ヶ月半。
日々、自室にこもった作業の連続で、自然と慣れてきた部分や、意識して順応した部分もあれば、意外な利点や思わぬ副産物の発見も。でもその一方で、看過できない問題や綻びが徐々に顕在化し、ストレスが溜まってきた部分もあります。
だいいち、調整やコミュニケーションが主体の仕事ならまだしも、こちらは黙々と多種多様な情報を整理・分析していく専門的な業務。突如置かれたテレワーク環境は、誰にも邪魔をされない好都合な面はあるものの、材料となるべき大量の所蔵資料に触れられない事態は、致命的なまでにイタいのです(-_-;)。
こればっかりは、web会議システムを活用してリアルな顔をズラズラ画面に並べたところで、何の解決にもなりませぬ(笑)。
例えば・・・
役員説明の直前に
入口から2個目のキャビネットの中、
上から二、三段目のたしか右寄り
あの本とあの本の間くらいに挟まれた
薄青色の古い紙ファイルを開いて
表から3分の2くらい捲ったあたりの
たしか真ん中くらいに載っていた、
「手書きの表」
を念のためにちょっと確認しておきたい。
なんて思っても、在宅では1ミリたりとも核心には近付けず。
ましてや、収蔵場所の記憶が曖昧だったり、片っ端から情報を探し回る必要がある事案だと、リモートで人の手を借りることもできず、完全にお手上げ。会社にいさえすれば何の不都合も生じないのに・・・と、ひたすら歯痒さが募ります。
当然ながら、月に2、3回しかない出勤日では全ての穴埋めなど無理なので、休日も活用せざるを得ないわけです。
実をいうと・・・将来的には、今の大仕事が片付き次第、テレワークでも充分事足りるようなスキーム改革に着手する計画なのですが、いかんせんコロナが来るタイミングが早過ぎ(涙)。ここも、掲題のもどかしさの一因ですねぇ。
もっとも、テレワークのお陰で助かっていることも。
高齢で何かと気のかかる母の生活を、道路一本隔てた至近距離から見守れる安心感は、本人にとっても家族にとっても有り難い話。また、昼休みの時間を利用して、バッテリーが怪しそうなマイカーを即ひとっ走りさせられるのも、懸念事項の解消や週末タスクの平準化に大いに役立っています。
それに、片道100キロの通勤行為を省けることが、日々の精神的・肉体的負担の軽減に寄与しているのは間違いありません。
いやぁ、不平不満を並べ立てる前に、感謝すべきことが山ほどありましたね・・・。
あそこのご主人、平日にいつも姿を見かけるけど、もしかして・・・
なんて懐疑的な視線も次第に薄まってきたようだし、もう少し頑張ってみようかな^^;。
Posted at 2020/06/18 21:23:39 | |
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隠れ家のお仕事 | 日記