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2007年06月22日 イイね!

「 ア・バオア・クー 」 宇宙世紀編 #49


キシリア 「敵を引き込め、ア・バオア・クーで虱潰しにしろ。
                       残った敵の数、決して多くはない」

 ア・バオア・クー。そもそもは資源採掘のためアステロイド・ベルトから地球圏に運ばれた小惑星であったが、ジオン公国の手によって2つの小惑星と結合し宇宙要塞となった。内部に工廠を有し、一年戦争末期にはモビルスーツやモビルアーマーなどの生産が行われた。

 防衛システムは他の要塞とは違い、要塞から上から見下ろした時の周囲を、公国本土であるサイド3を臨むNフィールド。月の裏側を臨むEフィールド。Eフィールドの反対方面を臨むWフィールド。地球を臨むSフィールド、という4つの防空管制エリアに区分しておりモビルスーツ部隊のエリア配属・防衛システムの司令を行っていた。重要エリアであるNフィールドには超大型宇宙空母ドロスが、Sフィールドには同じくドロワが配備されていた。

 宇宙世紀0079年12月30日21:05、地球連邦軍は星一号作戦のためコンペイトウからレビル将軍率いる第1艦隊を発進させたがジオンの大型兵器ソーラ・レイによってレビル将軍が死亡。艦隊に30%の被害を受け、搭載していたソーラ・システムも失った。連邦軍はソーラ・レイの再度使用を恐れ、星一号作戦の目標であった公国本土であるサイド3からア・バオア・クーに急遽目的地を変更した。

 12月31日8:10。連邦軍はソーラ・レイの被害を受けなかった第2・3艦隊をジオン本土側Nフィールドへ向かわせ、被害を受けた第1艦隊とホワイトベースをルガル艦隊として地球側Sフィールドへ向かわせた。一方ジオンはNフィールドに戦力を集中させる共に大型空母ドロスを全面的に前へ出す戦法をとった。


オスカ  「うわあっ」
ブライト 「うっ、エンジン急速閉鎖」
カイ   「うあっ、ホワイトベースのエンジンが両方とも」
ブライト 「エンジン切り離せ、ミライ」
ミライ  「はい。着底します」
ブライト 「全員に白兵戦の用意をさせろ」
ハヤト  「乗組員のみんなは?」
ブライト 「周囲に気をつけろ。どこから敵兵が出てくるかわからんぞ」

 ホワイトベースはエンジンが大破、飛行不能となりア・バオア・クーに降りた。
いよいよ戦いは白兵戦に持ち込まれた。


Posted at 2007/06/22 07:45:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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