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ガミラス輸送船が到着し、女王が近寄っていく。
ガミラス人がタラップを下りて来たが、様子がおかしい。タラップを転がるように地面に落ちていった。

「ああ！」

その時ガミラス輸送船が爆発を起こした。暴動が起きた。再び反乱軍が女王を攻撃しようとして女王の護衛隊と激突した。

「古代君！」

アナライザーが雪の縄を切り、抱えて逃げようとした先に、懐かしい姿があった。

「ああ、遅くなってごめんよ。タンカーロケットに手こずってたんだ」

アナライザーに助けられた雪だったが、古代にしがみついたまま動かない。
アナライザーは一人取り残された。

「俺たちはガミラス人じゃない！地球人だ、間違えるな！」
「ガミラス人も地球人もないわ！この星の人たちは誰にも侵されず自分たちで幸せになる権利があるのよ。悪戯しないで！私たちだって野菜泥棒じゃないの」

雪は自分でも気がつかないほどの大声で叫んでいた。

「雪・・・」
「さあ、行きましょ・・・」

威嚇射撃を残し、ヤマトからの救助隊は引き返した。

「シナナイ　オカシイ」
「バケモノダ」

取り残されたアナライザーへの攻撃もなくなっていた。

「ソウダ　ボクハ　ニゲンジャナイ　ロボットダ」

雪とアナライザーは救出された。しかし、ビーメラ星での食料の調達はできなかった。

「アナライザー」

ヤマトに戻り、デッキで宇宙を眺めていたアナライザーに雪が声をかけた。

「野菜補給作戦は私の失敗。艦長からお小言くらったけど・・・。でも、わかっていただけたわ」

アナライザーは雪に向いていた顔を宇宙の方向に戻した。

「ごめんなさい、アナライザー。あなたの気持ちはとっても嬉しいのよ。だけど・・・」
「イインデスヨ　ハンチョウ」

アナライザーはドアに向った。

「デモ　ボクハ　ヤハリ　アナタガスキデス　ヒトヲアイシテ　イケナイコトハナイデショ」

ドアの前で振り返ったアナライザーはそう言い残してドアから出ていった。

「アナライザー・・・」

雪はデッキに一人取り残された。



ガミラスの放射能に侵され、人類絶滅まで、あと１年と迫った地球に、幸せが戻るのはいつか。
急げヤマトよ、イスカンダルへ。地球は君の帰りを、君の帰りだけを待っている。
ヤマトが地球を発してすでに９５日。これからの航海予定日数、１７７日。
人類絶滅と言われる日まで２００と６７日。
人類絶滅と言われる日まで、あと２００と６７日。