POWER FLEX rear beam mounting bush　装着　その２

続きです。
車体の内側マウント部とアクスル・ビームのブッシュ装着部の間隙を測ります。
９mmです。

ウレタン・ブッシュのフランジ状部分の厚さ
　11.2ｍｍ
この状態で装着すると、約２ｍｍの圧縮となります。
説明書通りにワッシャー（2ｍｍ厚）を入れると約４ｍｍの圧縮となります。（！！・・・４ｍｍは流石に無理でしょう。）

このウレタン・ブッシュは CR-Z 用では無く、CIVIC（FN2）用で、それの流用です。
写真は、CIVIC（FN2）のブッシュです。
フランジ状部分の厚さが、明らかに厚いです。

と言う事で、写真のようにワッシャー無しで装着しました。
付属のシリコン・グリスを塗布して、手で入れます。工具類は必要ありません。

アクスル・ビームの取付けに入ります。
取付ボルトにコパ・スリップを塗ります。
固着と防錆等、メリットがいっぱいです。

スリングで吊りながら、ジャッキを使い所定の位置へ。
1本目のボルトを仮止め。
1本目は簡単に入ります。
問題は2本目です。

ラチェット式のタイ・ダウン・ベルトを用意しました。

このようにセットして、アクスル・ビームを前方に引っ張ります。
このアイデアは、こちらから拝借。
https://www.crzforum.com/threads/polyurethane-rear-axle-bushings.94906/

前後調整はベルトで、上下はジャッキで行います。
ベルトが、”千切れるのでは”と思うくらいに締め上げて、やっと穴が合いました。
（もっと太い物が適していると思われます。何とか出来ましたが・・・。）
ドンピシャです。
これは、スリングで吊って、ブッシュのニュートラルが出ているからです。
この段階で、奥の穴（内側）が合わないとなると、お手上げです。
無理に「こじって」車体側のナットのネジ山破損と言う最悪の結果にもなりかねません。
ベルト使用の情報元の方のコメントに
really tricky to get it all lined up,
but worth being patient and taking your time.
とあります。
ブッシュのニュートラルが出ていなかったと思われます。
「really tricky」は「一筋縄ではいかない」と訳せば良いのでしょうか。
ブッシュのニュートラルが出ていれば「easy」で、忍耐力も時間も、あまり必要としません。

ほぼ１Ｇ状態なので、ここでトルクを掛けます。
93Ｎｍです。

装着完了です。
フランジ状部分ですが、しっかり圧縮されて微動だにしません。
やはり、ここに２ｍｍ厚ワッシャーは不要でしょう。

０Ｇ状態です。
更にギチギチです。

外した物を、取付けて完了です。
ダンパー下部のボルトは、この後１Ｇ締付が必要です。

インプレッションは後日にします。