”そもそもNexusとは?”
Nexusとはもともとアプリなどの開発者が主に使うAndroid端末で、よく「素のAndroid」「純粋なAndroid」などと言われています。
その理由として、Android端末はSONY(Xperia、VAIO PHONEなど)やSHARP(AQUOS PHONE、スマートフォン for ジュニアなど)やサムスン電子(GALAXYシリーズなど)などいろいろなメーカーが製造しています。その過程で、メーカー独自のアプリ(XperiaだとWalkmanなどなど)や我が国日本独自のアプリ(テレビ、おサイフケータイ、赤外線通信、緊急速報)に、キャリア独自のアプリなどがプリンストール(通常、アンインストールできない、初期状態で入っているアプリ)されています。
そして、これらの機能がなく、AndroidというOSが、Googleで作られたときの、メーカー独自のアプリがプリインストールされていない「その状態」のまさしく「素のAndroid」「純粋なAndroid」がインストールされた端末をGoogle Nexusといいます。つまり初期の状態でアプリの数が他の銘柄より最小限なんですね。
ちなみにハードウェア(スマホ本体)は機種によってメーカーが違いますが、メーカー独自のアプリやキャリア独自のアプリは、一部を除いて、どのNexusにも入っていません。
Nexus One(2010年 ハードウェア製造元:HTC)

Nexusスマホの第一号機です。カラーはグレーの1色のみの設定でした。
当時最新バージョンであったAndroid2.1(ソフトウェアアップデートで2.3.6)が搭載されていました。画面は有機EL3.7インチ、解像度は800×480、500万画素のメインカメラがあり、よく自撮りで使うインカメラはありませんで。RAM、Storageは512MBとかなり少ないですが、MicroSDカードで32GBまで拡張可能です。また、SIMロックはありません。
Nexus S(2010年 ハードウェア製造元:サムスン電子)

Nexus Oneの後継機種です。スペックはNexus Oneとそれほど違いはありません。
ただ、画面が4インチになり、インカメラが搭載されました。
なお、この機種以降、MicroSDカードは挿せなくなります。Androidはこれまた当時最新バージョンである2.3.6(ソフトウェアアップデートで4.1.2)を搭載します。また、Nexusシリーズ初のNFCが搭載されます。もちろんSIMフリー。
Galaxy Nexus(2011年 ハードウェア製造元:サムスン電子)
このモデルで、画面はカーブを描く4.65インチ有機ELのHD(1280×720)を搭載し、RAMは1GB、Storageは16GBモデルと32GBモデルを設定しました。やはり、このモデルも当時最新バージョンのAndroid4.0(ソフトウェアアップデートで4.2.2)を搭載。
この機種、実はdocomoでも取り扱っていましたが、docomo仕様ではspモードメールとエリアメールがプリインストールされ、さらにSIMロックも掛かっています。しかも背面にはNTT docomoのロゴが... もはやNexusではなく、普通のdocomo仕様のスマホと遜色がない...(泣)
Nexus4(2012年 一部地域では2013年 ハードウェア製造元:LG)

Galaxy Nexusの後継機種に当たる機種です。Android4.2(ソフトウェアアップデートで5.1)を搭載し、画面はIPS液晶パネルのHDで、4.7インチです。
なお、ブラックとホワイトの2色で、RAMは2GB、Storageは8GBと16GBを設定。SIMロックはもちろん掛かっていません。このモデル、日本では家電量販店でしか販売されませんでした。
Nexus5(2013年 一部地域と一部モデルでは2014年 ハードウェア製造元:LG)

Nexus4の後継機種です。このモデルは、ブラック、ホワイト、そしてNexus史上最高にハデであると言われるブライドレッド(上の画像の色、朱色や赤、ピンクなど、人によって見える色が別れるという摩訶不思議な減少が発生!)の3色を設定。ちなみに私はこの機種のブライドレッド愛用者です(笑)
この機種は、4.95インチのフルHD(1920×1080)のIPS方式の画面で、やっぱり当時最新バージョンのAndroid4.4(ソフトウェアアップデートで6.0.
1)を搭載しています。
なお、このモデルはY!mobile(旧Emobile)でも販売しています。
Nexus6(2014年 ハードウェア製造元:モトローラ・モビリティ)

Nexus初のファブレット(スマホにしてはかなりデカく、タブレットにしては小さいスマホ)です。
有機ELのWQHD(2560x1440)の画面に、当時最新バージョンのAndroid5.0(ソフトウェアアップデートで6.0.1)を搭載しています。
RAMはなんと3GB、Storageは32GBと64GBモデルがあります。この機種もY!mobileでも販売されていますが、SIMフリーです。さすが☆
Nexus5X(2015年 ハードウェア製造元:LG)

Nexus5の後継機種です。この機種と同時にNexus6P(この後紹介)も発売されます。
この機種の最大の特徴は指紋認証とカメラが4Kに対応したというところ、そしてUSB Type-Cに対応したことで高速で充電に対応できたことです。(これらはNexus6Pも同様)
これにより純正の充電器の出力電流はなんと3.0Aです。 iPhoneではホームボタンが指紋認証センサーを兼ねていますが、Nexus5Xと6Pは、本体背面の人差し指が丁度くるポイントに指紋認証センサーがあり、そこに人差し指をかざすだけで、スリープモードから復帰し、ロックが解除されます。 なお、指紋は5つまで登録可能です。(Nexus6Pも同様) そのため、iPhone5s以降のユーザーからは、非常に便利だという声もあります。
5.2インチ TFTフルHDの画面が搭載されています。もちろん最新バージョンのAndroid6.0が搭載されています。(今までの流れで行くとこの後、更にソフトウェアアップデートで最新のAndroidが来そうですね!)
カラーはカーボン(ブラック)、クオーツ(白)、アイス(水色)の3色を設定し、16GBモデルと32GBがあります。
なお、docomoとY!mobileでもこの機種を取り扱っていますが、docomoだけ、16GBは取り扱わず、アイスも取り扱っていません。(なぜ...?)しかも両キャリア版はどのモデルにもSIMロックも掛けられています。これを知ったとき、私はGalaxy Nexusを思い出しました。
Nexus6P(2015年 ハードウェア製造元:ファーウェイ)

Nexus6の後継機です。
くどいですが、この機種の最大の特徴は指紋認証とカメラが4Kに対応したというところ、そしてUSB Type-Cに対応したことで高速で充電に対応できたことです。(これらはNexus5Xも同様) iPhoneではホームボタンが指紋認証センサーを兼ねていますが、Nexus5Xと6Pは、本体背面の人差し指が丁度くるポイントに指紋認証センサーがあり、そこに人差し指をかざすだけで、スリープモードから復帰し、ロックが解除されます。 なお、指紋は5つまで登録可能です。(Nexus5Xも同様) そのため、iPhone5s以降のユーザーからは、非常に便利だという声もあります。
5.7インチ 有機EL WQHD(2560x1440)が搭載されています。もちろん最新バージョンのAndroid6.0が搭載されています。(今までの流れで行くとこの後、更にソフトウェアアップデートで最新のAndroidが来そうですね!)
カラーは、アルミニウム(銀色)、グラファイト(黒)、フロスト(白)、ゴールド(SoftBankのみ)の4色(一部モデルを除く)を設定。32GBモデルと64GB、そして128GBモデルがあります。(一部モデルでは、32GBと64GBを選択できないモデルがあります。)RAMはなんと3GBです。フラッグシップモデルなだけありますね!
なお、SoftBankでもこの機種を取り扱っていますが、キャリア版はどのモデルにもSIMロックも掛けられています。これを知ったとき、私はGalaxy Nexusを思い出しました。
〜最後に〜
これはあくまでスマホ(ファブレット含む)だけなので、タブレットは別記事で記述します。そっちもどうぞご覧ください。