というのは真っ赤な嘘で(汗
先日、いーちゃんをスチール製のポールに擦ってしまい、板金修理に出しています。
代車として借りたのが、このインプレッサです。
んでは、インプレッサのインプレッション?をば。
形式はDBA-GH2で1.5LのFFモデル。
走行距離は約5,300kmの平成20年5月登録です。
<インテリア編>
まず、エクステリア。
フロントの造形は結構いいです。
十分格好いいと思います。
が、問題はリア。
例のガンダム顔が好きになれるかどうかがカギです。
ハッチ好きにはいい感じのまとまり方だと思います。
この個体はブルーマイカだったのですが、憧れのWRCカラー!といってもそろそろ30も半ばに差しかかろうとする私にはちょっと派手かもしれません。
グレーぐらいがやっぱりありがたい。
でも、いい色ですよ。
<インテリア編>
次にインテリア。
これは普段レガシィに乗りなれている者として、あまりにもチープです。
レガシィのデザインコンセプトを流用しており、ぱっと見はそれっぽく見えますが、やっぱり素材・装備のそれぞれがワンランク、下手すればツーランク落ちます。
インプレッサに乗って初めて実感したのは、案外レガシィって高級車なんだなってことでした(笑)
さて、本題に戻りますが、結構辛口です。
昼間はもろにプラスチッキーな印象で慣れるまでが大変かも。
やっぱり表面がテカって見えるのはいただけない。
かといって、夜だったらそうではないのか?と言えば答えはノー。
メーターを始め、運転席周りのイルミネーションがごっそり省略されており、メーターパネルの光度調節もなければ、ドアミラー格納ボタンもどこにあるのかわからなくなる有様。
パワーウインドウはロックと運転席ボタンしか光りません。
しかも全体的に暗いんだな、これが。
ワイパーのアームも細く見えて貧相です。
ま、クルマはインテリアよりも実用性。
視界については良好。
最近のクルマはボンネットの先が見えないことの方が多いのですが、インプレッサはボンネットの先が見えるので、オールドタイプには非常に安心感があります。
また、レガシィと比べてフロントガラスが若干天井方向に長いので、運転席から空の方向が見え、やや開放感があります。
ただ、ちょっとAピラー周りが太い印象で(そんなにレガシィとは変わらないと思うのですがね・・・?)、少々左右確認に気を遣います。
リアの視界もそんなに悪くないのですが、バックミラーがショボくて、ミラー自体が小ぶりなので有効後方視界が削られてます。
これはオーナーなら真っ先に手を加えたいところかと思います。
室内空間については、まずまずゆったりしています。
レガシィと全幅はほとんど変わらないはずですが(レガシィ1730mm、インプレッサ1740mm)、ドアの厚みがあるので、ちょっと室内空間が削られている気がします。
この辺がちょっとコンパクトハッチの感覚を受けます。
リアには座っていませんが、全長の割にはゆとりがありそうです。
トランクはハッチらしく、広すぎもせず狭すぎもせず。
縦方向が使えるのでよっぽどの大荷物を入れない以上、たちまち埋まるなんてことはなさそうです。
この辺は十分な実用性があります。
<メカニズム・操安性>
さてさてお待ちかねのエンジンについて。
うん・・・はっきり言ってノーパワーです。
この1.5FFモデルの車重は1260kgと、レガシィ2.0GTと比べて200kg、2.0iと比べて100kg軽くなっています。
EL15は最高出力110PSが出るはずなんですが、どうも物足りない。
いやまぁ、EJ203も十分なパワーがあるとは言い難いですが、それに輪をかけて物足りない。
街走りオンリーならまずまずですが、高速や山岳ステージでは無理しようって気にもなりません。
まず、出足が遅い。
レガシィのつもりでアクセルを踏み込んでも出ません。
3,000rpmくらい回すとやっと・・・という感じの出足ですが、挙動が急になるのと、ややエンジン音が大きくなるので高級感は全く感じられません。
いい塩梅というアクセルポイントを探すのが難しいです。
中速からの加速も遅い。
そりゃ踏めば出ますが、あまりにもレスポンスが遅いので、気楽に追い越す気になれません。
でも、それが安全運転志向の方にはいいかもしれない・・・。
高速道路でも追い越しは気を遣います。
ベタ踏めばなんとか120kmまでは伸びます。
が、それもキックダウンで6,500rpm近くまで踏み込んでの話です。
ただ、1.5Lでレッドゾーンが7,000rpmってのはなかなかマニアックです(笑
うちのレガシィ2.0iは6,300rpmあたりでレッドだった気がします。
ただ、登りは正直厳しいですが、下りは異様に早いです。
この辺は車重の軽さと、シャーシの良さが効いているようです。
燃費については特筆すべき点はほぼなし(笑)
カタログスペックでは16.6km/Lだし、1.5LでFFなんだから良いはずでは?と思われるかもしれませんが、やはり理由は非力なエンジン。
おとなしく乗れば普段から12km/Lは維持できると思いますが、途中で我慢できなくなって踏みこんでしまう私には到底無理です。
んでは、乗り心地について。
1.5Lで履いていたタイヤはYOKOHAMAのASPEC。
サイズは195/65R15。
全く空気圧をいじっていないので、これがデフォの乗り心地なのかわかりませんが、ちょっと風船に乗っている感覚。
路面の凹凸をいなすというより、やや増幅させます(笑)
曲がりなりにも215/45R17のハイグリップタイヤを履かしている我が身としては、ちょっと怖さを感じる乗り心地です。
レーンチェンジとかでちょっと上滑りしているような錯覚に陥るので、きっと空気圧が低いのだと思います。
(イメージとしてはエクササイズに使う柔らかいゴムまりの上に乗っている感覚です)
ま、タイヤの評価はあまり良くないですが、シャシーは1.5Lではもったいない程の剛性感とポテンシャルを持っていると思います。
よそのメーカーでは1.5Lクラスでこんなの絶対載せませんよ。
クラスを分けてシャシーを開発できないスバル特有の台所事情の賜物ですね。
足回りをいじれば、乗り心地はガラリと変わりそうです。
ハンドリングはとても素直です。
タイヤが剛性・グリップ志向ではない分、それなりに反応が遅れますが。
加速は抜きにして、高速走行は普通に安心して走れます。
直進性も問題はありません。
そしてブレーキ。
全体的にわずかな踏力で早くから効くような調整になっており、乗り始めはチョンと踏むだけで十分止まります。
が、いったん熱が回るとダレてくるので、同じような踏力では段々効かなくなります。
もちろん奥まで踏み込めば、助手席の人がつんのめる位ガッチリ効きますが、コントロール範囲が狭いので、同乗者に優しい運転するのは一苦労しそうです。
<取り回し>
最小回転半径は5.3mということで(レガシィは5.4m)、前進方向についてはほぼ互角。
もうちょっと小回りが利くのかと思いましたが、思ったより利きません。
むしろレガシィが利きすぎる?
一方、差が出るのは後進方向。
とにかく全長に差がありますので、予想以上に切れます。
レガシィワゴンの感覚でバック車庫入れをしようとすると、おっとっと・・・となることがしばしば。
乱暴な結論ですが、このインプレッサの評価はお値段相応。
150万円ですからね。
ただ、オーディオレスなのは辛い・・・。
ナビをつけなければラジオも聴けません。
素性の良さはありますが、癖があるのも事実。
このクラスで流れにも遅れず、同乗者からも苦情が出ない(むしろ気持ちよく寝てもらえる)運転ができれば、他のどんなクラスのクルマに乗っても大丈夫でしょう。
凝るタイプの人にとっては、いじり甲斐があるクルマとも言えそうです。
1.5Lは思いの外非力でしたが、2.0LSOHCなら十分だと思います。
ということで、超辛口の言いたい放題なインプレッサ試乗記でした。
お付き合いいただきありがとうございました。