先日、刺客の方からエボ9が来るからやらんの?と連絡があった。
こちらもフロントタイヤを替えてから走ってなかったのでもちろんOKの返事をした。
前回流れていたバトルなので楽しみだ。
ホームに上がり皮剥きをすべく走る。少し走ったが、あんまり食う気配がないなぁ。
あったまりが悪いとは聞いていたので、まだあったまってないだけなのだろうか。
とにかく空気圧や減衰を調整してみる。
そうこうしていたらエボ9が現れた。
さて、当然走ろうかとなったのだが
この時、話の流れが少しかわってきてカリスマMR-Sの正体を確かめようということになった。
なので、先頭がMR-S、エボ9、俺、エスニの順でレッツらGO。
下りの一本をウォーミングアップに使い、U していよいよスタート。
2コーナの立ち上がりまでは4台ベタベタに連なって走行。
ペースがそれほど速くもない?と思っていたらいきなり前から猛烈な煙がもくもく!!
前のエボの車の下から煙が上がってくる。
エンジンブロー? 違う、匂いがゴム臭い。
エボのフロントタイヤもしくはMR-Sで起きているトラブルか?
そして当然ペースは落ちていく。前を見ているとMR-Sとエボの車間は詰まったままだ。
となるとトラブルはやはりMR-Sか。
前の2台ともコース上を走っているということで、車が何かと接触した様子ではない。
MR-Sの足廻りのトラブルだろう。とか思っているうちに全車無事に停止。
車を停めてみのっくすのもとに行くと
MR-Sの左のフロントタイヤだけが他のタイヤと違う方向に向かおうとしていた。
ボールジョイントが折れていてプラプラになっている。
こんなこともあるんやなとか、この時は思っていた。
自分の車であらゆる地獄を見て来ているので、それほどの驚きはない。
翌日に俺も同じ目に遭うとは、この時には思いもよらなかった。
MR-SはRFR君が迎えに来て無事に積車で帰っていった。
そんな感じでこの日は解散となった。
翌晩、またホームに上がる。
タイヤが使えるかどうかまだ確認が出来ていない。
数本走って減衰をイジって、いいところを探すがあまり感触はよくない。
ラストにタイム計って帰ろうと、アタック開始。
高速S字の辺りで違和感を感じる。なんだかハンドリングが徐々にフラフラしてきた。
なんかヤベーなと思い始めたら、後ろのほうでバキン!と音がして衝撃が伝わってくる。
そこからはもう思いっきりフラフラしはじめる。
車をコース内に留めるため四苦八苦しつつも、どうにか減速させる。
その後もう一回音がしてさらにリヤタイヤの位置がおかしくなった。
もうリヤタイヤは全く機能していないようだ。
どこが壊れたのか心当たりがあったのでリヤタイヤがどうなっているのかは大体想像がついた。
まさに昨日のみのっくす状態だろう。
このまま車を止めると二度と動かせそうになかったのでそのまま走らせる。
この時点で自走で還ることを諦める。
考えたのは車を停める場所だ。すでにストレートのパーキングを過ぎていた。
ここから俺の頭の中はフル回転。
すぐ止めてUターン、もしくはバックしてそのパーキングに戻れる距離だが今のリヤタイヤでは難しいだろう。
そのまま進むしかない。
すぐその辺の横に寄せて止めると他の車に迷惑を掛けるし何かと危ない。
先にある停めれそうな場所は元レストパークの入口か、さらにその先の狭い四角いパーキングになる。
かなり距離がある。
この走行している間に受ける俺の精神的ストレスと言ったら凄まじい。もう地獄だ。
ガリガリゴリゴリとリヤタイヤをひこずって、車が受けるダメージが振動で伝わってくる。
アームごとタイヤがちぎれるんじゃないか?発狂しそうになる。
車の停め方で後々の作業や車への負担に大きく影響してくる。
ここは大事なとこだ。
今回のリヤタイヤ損傷で積載する場合、前から引っ張るか後ろから引っ張るかどちらにするか考える。
積み下ろしを考えると後ろから引っ張った方がいいと判断。
今度はそれを踏まえて車の停め方を考える。
頭からパーキングに突っ込んで積車が後ろから引き上げれる場所。
それが出来るパーキングでしかも出来るだけ近い所を考える。………。
あった!
コース最後の登り坂で元レストパークの手前に一台だけ停めれる場所がある。
壊れた車を引きずりながら何とかそこまでたどり着く。
心臓に悪い時間だった。結果的にこの停めた場所は正解だった。
次はどうするかだ。
とりあえずRFR君に電話する。出ない。
昨晩、みのっくすの修理に徹夜をしたと聞いている。さすがに寝ているか。
RFR君が寝ていることは充分に予想していた。次の策はもう考えていた。
すぐにJAFっちに要請した。車の状況、車高が低いこと、場所を説明する。
40分くらいで来れるということだ。
ここでようやく一息つく。
こんな時に限ってスマホの電池がない。ゲームすることも出来ずひたすら瞑想。
JAFの積車が到着してそれほど苦労なく積載完了。
計算通りだ。
道中ではおじさんからJAFに、考えられないほどの些細な要件で要請を受け
それでも出動しなければならない、あるある話を聞いたりして楽しい時間を過ごす。
車をとりあえず自宅に置いた。長い長い夏の夜はようやく終わった。
翌日あらためてRFR君に取りに来てもらった。
それでは記録として残すため、写真を添付しておこう。
※注意 事故車の写真ではありません。あくまで走行中に壊れただけです。
積車に載せるためJAFのおじさんと一緒にスペアタイヤに換えました。
極限まで攻めたキャンバーはいかが?タイヤの接地面が完全にボディより外です。
パックリ外れてます。
かろうじてキャリパーがローターに引っかかっていた。
そのキャリパーもブレーキホースでつながっていただけだった。
ステーが2つとも折れてキャリパーがタイヤ側について行っている。
ボディの内側はタイヤに叩かれてレロレロ。
ひこずっていたホイール。もう使えません(ToT)
ナックルが壊れたのかと思っていたがハブが千切れた模様
ハブは交換して1年以内。ガタも出ていなかった。不良品?
ハブが千切れた時にタイヤがホイールハウスから外に出たらタイヤが脱落していた。
その時にブレーキラインを引きちぎって行くのでさらなる惨事も起きてたかもしれない。
くわばらくわばら。
みなさんはこういうことにならないよう気をつけてください。
終わり