
前回は納車時のお話だったので次は過走行車に10万km乗ってみて起きた不具合をその時の対処法、費用を合わせて記載してます。
基本作業はDIYなので工賃は発生していません、整備士の資格は持っていますが働いた事は無いので作業レベルは素人に毛が生えたレベルです。
工具はamazonとホームセンターで揃えてます、毎回バラして戻すとボルトナット類が余るので参考には出来ません、真似して不具合起きても自己責任で…。
納車時メーター読み96000kmで手放す時は19万kmくらいだったので10万kmくらい乗りました、メーター交換してるので予想ですが累計走行距離40万kmくらい走ってた可能性も…
そんな過走行車に起きたトラブルですが
【ラジエーターパンク】エンジンかけた状態で車の外に立つと甘い匂いが…
→クーラントが蒸発して白くなっている場所を探すとアッパータンクのホースの差し込み口からジワジワ漏れてる、応急処置でホースバンド強く締めたら割れてあたり一面クーラント液まみれになったのでとりあえずホームセンターで細い内径のパイプと接着剤差し込んで誤魔化してヤフオクで20000円しないくらいの純正同形状の社外品と交換。
アッパータンクだけで売ってないのでAssyで買った方が早いです、調べると結構ある症状らしいので持病なのかなと。
納車してからそんな時間経ってなかったような気がします、気づいてなかっただけで納車前からだったのかも?
【ハブベアリングから異音】走行中フロントからエンジン回転数ではなく速度に比例したゴリゴリ音が…
→ジャッキで浮かせてホイール回してみると右前のホイール引っかかり&異音、ケチって片側だけ交換、1ヶ月しないくらいで左前からも…、ケチらず同時に交換した方が後々楽だったなと。
純正の部品代が両側で35000円くらいだったと思います。
メーター読み11万kmくらいで発症。
【インテークマニホールドの蛇腹が裂ける】エンジンチェックランプ点灯…
故障診断モードで診断するとO2センサーor吸排気っぽい。
自己診断モードにする為に参考にしたページ→https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/283168/car/736457/1396353/note.aspx
ふと閃いてインマニの蛇腹を良くみてみると見えない所が裂けてる…、前の50シーマでも裂けてたので多分弱い箇所なんだと思います、とりあえずダクトテープで蛇腹を覆うように適当にぐるぐる巻きにしてタイラップで剥がれないように縛ってチェックランプ消して完了、修理費300円で車両を手離すまで問題ありませんでした。
メーター読み13万kmくらいで発症。
【ヘッドライト点かない】片方のヘッドライトが消えているのに気づき弾切れだと思い込んでバルブ交換…
交換したのに点かない→どう見てもバラストです、本当にありがとうございました。っていう状態に、しっかり故障診断しないと無駄金かかります。
純正品は高いのでamazonで安いバラストを探す→どうせ変えるなら55wの方が明るくて良いんじゃね?→純正の配線切って適当に付けたバラストに35w6500kのバルブ付ける→ハロゲン並みに黄色くなる→間違えて買った35w12000kのバルブを付けると良い感じの白さ(8000kくらい?)になったので良しとしました。
バルブ×2で6000円くらい、バラスト7000円くらいなのでトータル13000円の出費でした。
メーター読み14万kmくらいで発症、後遺症が残りましたがとりあえず不点は回避。
【ファンベルトのプーリーが無くなる】走行中警告灯が大量に表示&パワステが効かない…
元々プーリー類から猫の鳴き声みたいな音がしていたのですがどれかわからない&壊れたら変えればいいやっていうので気にせず乗っていたら走行中に突然バッテリー類の警告灯が点灯してパワステが効かなくなりました。
エンジンルームを覗いて見るとベルトと共にプーリーがアンダーカバーの上に落ちてる…
幸い家の近くだったので自走して帰りましたがバッテリーの電力が尽きる=走行不能なので大人しくJAF呼んだ方が良いと思います。
外れたプーリーをよく見てみるとボルトがねじ切れてました、応急処置でストッキングで代用しようかと思ったのですが一瞬で千切れて飛んでったので無駄でした。
ラジエーターファン回すだけならいけるのかも知れませんがオルタネーター、パワステポンプの負荷を同時に受けるのは無理だっていう事をコンビニで恥ずかしい思いをしながらストッキング買う前に気づけば良かったです。
純正部品で7000円しないくらいでした。
メーター表示15万kmくらいで発症。
ちなみにプーリー類からの異音は消えませんでした。
【電動ファンが回らない】夏場のアイドリングで水温計が上昇してる…
とりあえずボンネットの中見てみると2機あるはずのファンが片方動いてない、調べてみると電磁クラッチがよく壊れるとの事。
とりあえず走ってるor夜なら水温安定しているので暇な時に交換しようと思ってたら涼しくなってきて交換しなくても問題がない状態に→家に未使用品が転がっている状態に。
リビルト品で7000円くらいだったと思います。
メーター表示18万kmくらいで発症、最後まで修理しませんでした。
トータルで85000円しないくらいが最低限の修理費でした。
工賃抜きなので当たり前っちゃ当たり前ですが4年でこれくらいなら安く済んだと思います。
オイル交換はガソスタで純正同等品を5000km毎に、フィルターは10000km毎に交換していました。
賛否両論ありますがミッションオイルを交換しようとガソスタに持ち込んだらコンタミチェックで弾かれて出来ませんでした。
その他特別な整備は一切していません、むしろ仮眠の為に何時間もアイドリングさせたりエアクリーナーエレメントも少なくとも4年間未交換だったりしっかり定期点検してる人より悪条件だったと思います。
持論ですが
・国産車
・大排気量(3000cc以上)
・割と高年式
・高速走行が多いor法人車
・重整備じゃなければ気合いでなんとか出来る(重要)
この点を満たしていれば過走行車でも割とコストがかからず乗れるのかなと、よく言われる10万kmで壊れ始めるっていうのは下記の条件が当てはまると思います。
・低年式(平成20年式より前)
・軽自動車や排気量が小さい(2000cc以下)
・前に乗ってた人が車に関して無知(こればっかりは運ですが…)
過去に所有していた車両を思い出すと大体この特徴が当てはまるのかなあと。
安い値段で高年式セダン乗りたいっていうわがままな人の参考になると幸いです。
4年前のY50フーガの後期タイプSの相場が状態にもよりますが多分100万〜150万くらいなので1/3くらいで乗れた計算になります。
直してない不具合、いじったことにより起きた不具合もあるんですがそれはまた次回に…