2022年04月25日
現行プリウスを運転してみましたが,どっしりした静かな車という印象でした.
ステアリングは特に大きな感触は還って来ませんが,スカッと軽く回ることもない重さを感じるので不安感はないですし,ペダル配置も言われるほど不思議でもなさそうでしたし,ペダル式パーキングブレーキの付いた滑らかな普通のCVT的な印象でした.スタートはとにかく滑らかの一言でしょうか.弱いクリープがあり,トルコン的な雰囲気を感じます.
シフトレバーはほとんど操作することがなかったので特段分からなかったのですが,Bに入れると割ときつめに回生になるという印象でした.だからこそ,長い下りをBで下りてくるのは良いとして,まめにDとBを行ったり来たりするような操作は適切ではなさそうだと感じました.まぁ,そんなパドルシフト的な操作をするためのものでもなさそうです.
オートハイビームは確かに検知してくれます.峠道の対向の同型車の様子を見ると,あ,ハイビームだ,でも下げてくれたな,という感じです.当たり前ですがフィードバックなのでちょっと遅れますね.人間のように,路面の照らされ具合とカーブミラーへの映り込みであらかじめ下げておくということまではできません.迷惑ではないですが,私は手動のほうがしっくりきました.
ACCは確かに登り坂でも速度は落ちず,がっちり制御が掛かっているなと感じるものでした.昔々のクルーズコントロールだけの時代で登りに差し掛かると一時速度が落ちるものとは大違いです.よく仕上ったものだなぁと感じました.
シートのホールドは,一見,それほどでもなさそうと見えたのですが,割としっかり支えてくれるので快適でした.私の場合,例によって,座面低めで前,背もたれを起こすというポジションが運転しやすいと感じました.
センターメータも横長で賑やかなので,あまりセンターであることの違和感はありませんでした.以前の型の小さいものは,センターだなぁと感じさせるものだったと思いますが,使いやすくなりました.
リアの視界は独特なので,慣れが必要ですし,リアカメラは付いていなかったのですが,これはあって欲しいかもと思いました.
挙動は穏やか,どっしり,低速時は静かそのものです.段差の大きいところを斜めにゆっくり通過したときは,リア・ハッチのあたりから若干のギシギシ音が聞こえてきました.開口部はセダンをハッチバックにしたような形なので相当に大きいからというのもあるかも知れませんね.
アルミホイルにわずかな段のあるホイルキャップをつけたり,細かいところに砲弾を半割にしたような突起が付いていたりするなど,近年の空力マニアぶりを発揮しているメーカらしい工夫があって面白いものです.
ネットでは,槍玉に挙げられる車ですが,よく言われるペダル位置についてみてみると,スロットルペダルの位置は,足をスッと下すとペダルは母指球あたりになりました.普段乗っている車ですと小指球あたりに来るので,まぁ確かに少し内側だなと感じました.ただ,ブレーキが踏みにくいとは思わなかったので,ペダル配置についての諸説については,普通に乗って何も感じませんでした.というか,普通に乗れましたので.
そして,大分乗った後,戻ってきて自身のG4に乗りました.単純比較など意味はありませんが,それなりの音はしながら,パワーはなく,フルタイム4WDらしい旋回性,それでいて軽快な挙動,重くはないけど手応えのある操舵感など,私はこの武骨で,濃いキャラのMTセダンというのが,求めているものなのだなと再認識しました.
それでも,プリウスの燃費はすごいと感じました.+10km/Lの差は大きいですね.車重は100kgくらい違いますが,よくそんな程度に抑えたなと感じます.それでも挙動は重く感じましたが引き換えに落ち着いた感じは格別でした.
スロットルの感度は低めですが,踏めばG4よりもずっと鋭く加速しますし,新しい装備は満載ですし,いろいろと優れているのですが,何度もシフトレバーを探してしまう私には,装備・制御の充実ぶりは「役不足」といいますか,まさに私が原人なので,まだまだ,GJ3型のG4に乗り続けようと思ったのでした.
新しい装備は面白いですね.
Posted at 2022/04/25 23:27:01 | |
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走ってきた話 | 日記
2021年07月11日
最近,ちょっと狭いけど駐車や右折待ちの隙間があるにも関わらず何故進まないのだ?と感じることがあります.
抜けられるだろうと思っていたら前の車が止まってちょっとだけびっくりしますが,考えたら自動ブレーキの類なのでしょうね.正直なところ,その隙間なら行けるだろうと思いますが,自動またはアラートが出てそれに従って止まってしまう車もいると考えておかないと追突の危険もないとは限らないですね.
まぁ,システムの認識ミスでぶつけるよりは,はるかにマシであることは間違いありませんが.
単純に幅だけでなく,進入角度を考えればより確実に抜けられる場合もあるのですが,運転アシストの類はどこまでの制御を行っているのか車種のよって異なっていることもあり,その挙動が皆目見当がつかないのはやはり難しいと感じます.
自動あるいは自律のシステムって楽であると言われますが,何が起きているのか把握しにくいので難しいと常々感じていましたが,自車ならず他車に搭載されていても難しい面があると感じました.
ステアリングにはホーンボタン以外何もついていない車に乗っている者からするとシンプルに応答し,操作者の意志が分かる方が簡単と感じますが,社会はそうでない方向に向かっているので,アシストシステムの特性を理解しながら動かさないといけなくなったとも感じています.
簡単でいいから制御系の操作状態を示してくれる仕組みが欲しいとも感じます.一部はブレーキランプが点滅するものもありますし,強めのブレーキでハザード点滅するシステムもありますので,これらが全てについていると分かりやすいですかね.
Posted at 2021/07/11 11:45:49 | |
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走ってきた話 | 日記
2021年05月22日
MT以上に,エンジンブレーキ掛けまくるような感じに見えますね.
本当に止まる直前でブレーキが光ります.
そのたびに,お,やはりe-powerか,と感じます.
試しに後続車がいない&前走車のe-powerとの車間を空けた状態で,シフトダウン繰り返してみると,それこそ1速まで落とすようなエンジンブレーキの後でブレーキ踏むような感じと同じような動作でした.(もちろん普段はそんなことをしていません.)
ここまでではないですが,CVTでも車種によっては同様にブレーキを光らせない走りの車もいます.HVでも回生を好んで使う人は,若干ランプの光方が少ない感じがしますね.回生の表示が出るの心地よいというマニアもいるようです.(身近にいます.)
市街地など,前の信号が赤なら迷わずリフト&コーストで流しますが,以前のように通常のATが多いとブレーキランプの光り方が一様でしたが,駆動系が多様になってきたのでそれぞれバラバラになってきたなと感じます.小型のトラックはATが増えたせいか,以前よりブレーキランプは早く光ることも多くなったとも感じますので,ブレーキランプをあてにするような走り方をしてはまずいですが,そもそも自動ブレーキが増えているから関係なくなってくるのかも知れませんね.
うーん,多様性万歳ですかね.
e-powerは出足のデッドタイムもないので本当にキビキビした挙動だなと感じます.アイドリングストップでどうしても出遅れる車が増えている中,際立って見えます.モータ駆動なら,信号を通過できる台数が増えるかも知れませんね.
そう考えると,モータ駆動というのも制御性はいいはずなので,わざわざエンジンで発電するのが無駄なのでは?とも正直思っていたのですが,有効そうですね.しかも4WDもありますし,エンジンの効率がさらに良くなれば魅力的になりそうな気がしてしまいます.
私は3ペダルMT厨ですが,昔々EVバイク(スクーターではない.結局原付スクーターしか発売されなかったのが残念)を試乗したときは,すごくいい,と感じましたし,駆動系としてモータが使われるのは意義があるんじゃないかなとも思っています.
Posted at 2021/05/23 10:27:52 | |
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走ってきた話 | 日記
2020年08月15日
メルセデスベンツの中でも特にW126は大好きだったりして,今でも走っているのも見ると,お!と感じてしまいます.
色も当時の標準ながら,ちょっと個性的な色の車体を見掛けて,年配者だし渋いな,マニアなんだなぁなんて思っていました.
さて,某高速道路,わずかの登りで20km/hも速度低下するは,挙句の果てに渋滞するは,で困ったな,ま仕事片づけたからまぁいいかと思っていたところ,久々に見掛けた路肩走行~登坂車線を走る一台の車.
残念ながら先ほど見たW126でした.そのあと本線に戻るも,前走車に張り付きながらゴリゴリ車線変更していき,何となく20世紀,昭和の昔を見ているような不思議な気分になりました.
まぁ,その日は,追い越し中に前にやや急にちょっと遅い車が入ったなぁ,追いついちゃうからもうちょっとだけ踏んでくれないかな?と思っていたらすぐさまW220が後ろからビタ付けしてくるは,エンブレ+ノーブレーキで入れる左車線に戻ってやり過ごしたら先の車に猛然とプッシュするは,で折角のS klasseの優雅さがなぁ,などと複雑な気分になりました.
昔々,中古で値段も驚くほどこなれたW126の300SEをちょっとだけ検討したこともあり,いろいろ調べてスイッチ一つの修理費にビビッて我に返ったのは良い思い出ですが,この日はよくも悪くも昔の「ベンツ」を感じさせられる日だなと思ってしまいました.
まぁ,でも,大トルクの車にとって,あの流れ(わずかの登りで大きく減速)はストレスなんだろうなぁ,ともちょっとだけ分かる気もしましたね.
Posted at 2020/08/15 20:32:45 | |
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走ってきた話 | 日記
2020年08月13日
暑い暑い.
エアコンなど贅沢だ,なんていうのは昔の話,気温が上がった現在は,エアコンは安全装備ですらあるのではないかと感じています.
ドライバーの人間が倒れたらむしろ人様の迷惑ですらありますから.
とある住宅街で,不自然な停まり方をしている車の近くに警官が何人かいて覗き込んでいました,ちょっと見たところ,運転席でステアリングにもたれかかっている人がいました.
年式的にも古い輸入車(E36)でしたが,Z3に乗っていた身としては,ノロノロ運転ではエアコンが本当に効かないんだよなぁ,かなり年配の人だとするとこの暑さは堪えたかもなぁ,などと思いました.
旧盆期間は,台数の割に流れが悪いと感じることもあり,快走などの状態にはなかなかならないものだと思って,ふと油温計を見てみると,100℃でした.
ついでに水温は91℃,気温34℃,吸気温56℃,ついでに室温は27℃(エアコン設定は26℃)という状態でした.
電磁クラッチ式でうるさいとか酷評を受けるG4のエアコンは,しっかりと冷やしてくれるものの,代償としてオイルといいますか,エンジンルームを見事に温めているのだなぁと感じました.
しかも,MT仕様のボンネットには吸音材もないので日差しに温められた熱も受けるのもありそうで,なかなかに過酷だなぁと思いました.
仕方がないので,スーッと走れるルートに変更したところ,やはり油温は下がっていきます.
ただゆっくり走るのがエコではなく,自動車らしく一定の速度に乗せないと車体に厳しいものだと,当たり前ながら感じました.
Posted at 2020/08/13 21:44:10 | |
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走ってきた話 | 日記