先日、10月11日はガレージ123さんの練習会に参加してきました。
9月に予定していた他の練習会への参加が叶わなかったので、だいぶ久しぶりの走行です。
今回の講師は、いつもの蘇武選手に加えて高橋滋選手も参加という、豪華2名体制でした。
高橋滋選手は知る人ぞ知るその道のエキスパートで、GR86のTVCMでも3世代のハチロクで華麗な走りを見せていたあの方です。
たしか新型Z(RZ34)のCMでも乗っておられたような。。。
さて、今回のリアはかなり減っているネオバでした。
走る前の状態はこんな感じで、ネオバらしいパターンが確認できるものの、そのミゾはかなり浅めです。
そのネオバでドライのミニコースを走ると、こんな感じで簡単に滑らせられます。
以前にミゾのほぼ無い71Rを使った際には、リアを滑らせるのにとても苦労したのですが、その時は「ミゾ無しハイグリップは、ミゾ有りローグリップに比べて滑らせる事が難しい」と講師の方に教えられその理由(タイヤ表面の横方向へのたわみの有無等)も含めて納得していましたが、、。
今回のこの感じは、ネオバと71Rの終わり頃の特性の違いなのか、自分の走らせ方が変わったからなのか、、、良く分かりません。
そして、今回は高橋滋選手に乗ってもらったのですが、逆同乗でミニコースを走った際の指摘は「フロントを入れたい時にハンドルで頭を入れるのではなく、アクセルでリアを出すべし」というものでした。
ものすごく心当たりも自覚もあるこの点を、やっぱり指摘されました。
動画でもそんな感じが見えます。
と言う事で、ではお手本走行を、となって高橋選手に乗ってもらったところ「あ、これはクルマだ」と。「ん?クルマがなんですか?」となり・・・。
解説をしてもらうと、アシのセッティングが良くないという事でした。
要約すると、フロントが恐らくトーインなので、あるところからスパッと抜けるような動きになっている。なので、スライド中にハンドルでグリップを探りながら走っている(そういうクセが付いている)のだろう、と言う事でした。
そして高橋選手の次の言葉は何と「トーを調整しましょう」でした。
一瞬、え?となりましたが、「大丈夫、簡単ですよ、ちゃんと元に戻せますし」と言う事で、その場でハンドルをいっぱいに切ってタイヤの裏側に手を入れてモンキーでトー調整のネジをグリっと回して、では、走って確認。という感じになりましたが、ここでお昼休みに。
ランチはいつものカレーをいただきました。
ところで、今まで参加してきた練習会での講師の方が実際に現場で行なうセッティングのアドバイスと実際の変更は、ほぼタイヤの空気圧と減衰だけだったので、まさかのトー調整をその場で、というのにはビックリしました。
で、実際、トーを調整した後に走ってみると、確かにハンドリングが穏やかになり、今までの状態がピーキーだったんだなと思えました。スライド中の安心感が高まり、ハンドルを入れて戻してグリップを探りながら走ると言う事をやらなくても不安なく走らせられました。
ただ「入れて戻して」は自分の運転のクセになってしまっているようなので、もう少しアタマを入れたいと言う時についハンドルを切ってしまいがちです。その場面で後輪の空転量を更に調整してリアを外に出すという方法をカラダが覚えるには、もうちょっと時間が必要かもしれません。
そういえば、以前に蘇武選手が「滋さんから片手でハンドルを操作して走らせる練習をしろと言われた」と言ってた事を思い出しましたが、そのココロはハンドルに頼らずにアクセルでコントロールする事を覚えるためだったそうです。
なーるほど、ですね。
そんなこんなで走り続けてタイヤを確認するとこんな感じになっていました。
久々の走行でけっこう疲れたこともあり、走行時間を1時間残して早退する事としました。
あーつかれた。
おしまい。
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練習会 | クルマ
Posted at
2023/10/13 10:02:17